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おやつはバナナ [2022-23年年末年始 ボルネオ]

今日は2022年末のボルネオのお話を。

そうそう、先日の飛蚊症についてのコメントによると、ほとんどの方が「実は私も…」というお話で、ひょっとして日本人ってヨーロッパより飛蚊症にかかる確率が高いのかしら?だって、こちらではほとんどそういう話を聞かないものだから…うちのドイツ人にも、最初「何それ?」と言われたし。それとも、ヨーロッパって暗い時期が長いから、めぎみたいにみんな気がついていないのかしらね…

ここはめぎがかつてダイビングのCライセンスを取ったスクール。
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ダイビングをする人たちやライセンスを取ろうとしている人たちは、今みんな海に行っている。めぎたちはここにダイビングの申込みをしてお金も払って来たものの、ダイビングを断って思い出のここでのんびりゆっくりさせてもらっている。

で、めぎたち専属のインストラクターさんは向こうで誰かと電話中だし、ここの責任者らしき人もスマホをいじってのんびりしていた。
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この辺りに住んでいるらしい猫さんたちもお昼寝中。
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ドイツで見かける猫たちより細身だし、薄汚れているように見える。ここの人たちに可愛がられているようではあったが、所詮野性の猫で、餌なども少ないし風雨の中で暮らしているからだろう。
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ダイビングの人たちが一瞬帰ってきたのだが、一休みしてすぐにまた出かけて行った…めぎはもうそんなの担げないなぁ…
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もう12時半なのになぁ…お昼も食べずにすごいなあ。
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残っためぎたちにバナナがおやつとしてふるまわれた。これが、もうこの後は普通のバナナは食べられない!と思うほど甘くておいしかった。
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↑これ、数個残してあったのだが、ふと見るとアリさんでいっぱいだった!それは写していない…

この後めぎは桟橋の島への上陸のところに行ってみた。ここに誰かいた試しはなかったが。
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上にお値段表があった。ここはガヤ島という離島なのだが、国立公園なので入島料というか、管理費を払わなければならない。外国人とマレーシア人とで、かなり料金に差がある。ダイビング料金も外国人は倍以上だ。ちなみに現在、1ユーロ=5RM(リンギット)ぐらいなので、換算すると入島には4ユーロほど、ダイビングには10ユーロほど、と全然たいした金額ではないのだが。
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めぎたち専属のインストラクターさんの話によると、ボルネオのマレーシア領では一人暮らしに最低でも月1000リンギットが必要だという。約200ユーロ、約3万円だ。そんな額で生活できちゃうのね、と思うことも可能だが、彼の説明を聞きながら、ああなるほど、ここの1000リンギットの価値ってドイツの1000ユーロとほぼ同じなのね、と分かった。なにしろドイツでは2023年現在、学生ビザを申請するのに一か月あたり934ユーロが必要とされているからだ。インストラクターさんは結婚してて子供もいるのでそれでは全く足りず、最低でも1400リンギット、できれば2000リンギット必要、と言っていた。ちなみにドイツの公務員の最も等級の低い給料は、月2095ユーロである(税込み)。従って、為替レートで換算するとずいぶん物価が低いけど、暮らしの中での1リンギットの価値はめぎにとっての1ユーロと同じなのだな、と理解できる。

…とすると、料金表の入島料20リンギットとか、ダイビングの50リンギットとか、結構なお値段なのね、と分かる。実際にはここに来るにはスクールに申し込まないと船が無いので、もっとかかる。ここのスクールの料金は、めぎたち2人分の行き帰りの船とお昼の食事とダイビング3回と専属インストラクターで783リンギット(約157ユーロ、つまり一人分78ユーロほど)だったのだが、めぎたちには問題なく払える783リンギット、普通にボルネオで暮らしている庶民には大変な高額だ。でも、ここで働いているインストラクターさんの様子を見ていると、なんというか、ストレスフリーでとっても自然で、彼らには常にこの海が日常的にあるのよね…こう考えていると、お金の価値っていったい…と考えてしまった。
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