興聖寺 [2009年10月日本の旅]
昨日の山道を10分くらい登ると宇治が上から見渡せたのだが、それほど感動する景色ではなく。そのままずっと山を歩いて20分くらいだったかしら。
こんな立派なお寺が見えてきた。
お墓もぎっしりいっぱい。
中に入ると、本当に立派。隅々に手入れが行き届いている。
昨日と一昨日にご紹介した用心棒さんのいる神様の屋根とのなんという違いかしら。あまりにも立派すぎて恐いほど。
あれがめぎが抜けてきた山ね。
ちょっと地図で見てみましょ。1~2回「+」をクリックしていただくと、宇治上神社の裏から山道がくねくね登っているのが見えてくる。山を右下へ抜けると興聖寺。山を抜けなくても下の舗装された道をまっすぐ行けばすぐなのだけど、めぎはこの辺りの山を散策したかったの・・・
宇治上神社の奥から山にかけての物の怪の世界から、何もかも救われて美しく新しく輝いている極楽浄土へ辿り着いたという感じかしら。でも、めぎはどうもこの清潔すぎる極楽浄土にしっくりと馴染めなかったわ。
苔が光でちらちらと。
苔の中に生えてきた植物。作られた秩序を打ち破る生命力って素敵。
石のみならず苔の配置や太陽の光の当たる位置まで計算尽くされている。
ここに眠る方々は、大切に管理されているんでしょうねえ。
生と死と、いつも隣り合わせ。実ったり赤くなったりするのは死に近づいているということでもあるのですよね・・・めぎの人生も時間的にはそろそろ実りの秋のはず。おいしい実になればいいのだけど、物の怪好きなめぎだから酸っぱかったり渋かったりするかも。でも、それならそれで、干して太陽さんのお力を借りることにいたしましょ。
全てを見守る屋根瓦。
この紅葉が真っ赤に染まったら、美しいでしょうね。
♪ 今日のアドヴェントカレンダー ♪
今日はちょっと華麗な演技をどうぞ♪
天ヶ瀬ダム [2009年10月日本の旅]
現在、10月中旬の日本の旅の話を継続中。宇治の山道をうろうろしているところ。
めぎの健脚はまだまだこれから。朝一で鳳凰堂見て、その後宇治上神社の裏から山を越えて興聖寺へ抜けてくると、そこは宇治川沿い。そこから上流へ、30分くらい歩いたかしら。
↑こんなに何度も注意されると、かえって意識しなくなりそうな気がするんだけど、どうでしょう?
途中、こんな橋があって・・・
だんだん源氏物語の宇治のイメージらしく。
人もほとんどいなくなり、鳥さんたちがいっぱい。
しかし、さらに進むとそこはダム。
ダムの入り口は川の反対側。右側へ渡って、またのぼり。
のぼってきました~!
入り口で見学者名簿に名前や住所を書いて入場。興聖寺からここまで、全部で1時間くらいだったかな。
場所はこちら。ダムの向こうはぼんやりとしか写ってませんねえ。興聖寺からここまで、こうして見ると結構あるなあ。
ダムの上から向こう側を見ると、こんな形の池が広がっている。
ダムを渡った先には森林公園とやらがあって、そこからダムを見下ろせるみたい。
よーし、それじゃ登らなきゃ!
またもや登ること10分くらい。なかなか急だし結構この頃にはバテてきてたんだけど、しっかり整備された階段だからまあなんとか。ここまで来て上から見下ろさずに帰る事なんてできませんわ!でも、おにぎり一つでも仕入れてくるんだったなあ、とちょっと後悔。コンビニ天国の日本でも、こういうところには何もない。お茶を十分に持っていたのが救いだった。
ようやく見下ろせました~♪
あそこ、降りていってみたーい!と思ったけど、通行止めになっていた。
森林公園には興味なかったのでこれで引き返し、このアーチの上を渡って入り口へ。
帰りは反対側を歩くことにいたしましょ。健脚めぎもこの頃には結構おなかが空いて足がかなり疲れてましたわ・・・その話はまた明日。
♪ 今日のアドヴェントカレンダー ♪
本日はクリスマスの3週間前の日曜日=第2アドヴェント。2本目の蝋燭に火を灯す。それに加え、12月6日は聖ニコラウスの日。ドイツでは本来、聖ニコラウスがサンタクロース。だから、12月5日の夜にブーツや靴下を枕元に置いておく。一年間おりこうさんだった子どものブーツ(または靴下)へは、聖ニコラウスがお菓子を届けてくれる。
そんなわけで、今日はみなさんへも聖ニコラウスからお菓子のプレゼント♪上から落ちてくるクッキーやケーキをブーツでキャッチしてくださいね~!レベル1では上から落ちてくるクッキーを60秒間にいくつ拾えるかだけ。ひたすら拾えば得点になります。レベル2は、ケーキをキャッチしたらクッキー5個分にカウントされますが、落とした分はポイント惹かれます。林檎をキャッチしたら10秒ゲームがのびます。なかなか難しいですよ。頑張ってくださいね~!
天ヶ瀬橋 [2009年10月日本の旅]
昨日の日曜日、うちのドイツ人が日本語検定4級を受けてきた。そこで聞いてきた話によると、デュッセルドルフが日本語検定を初めて実施したのが今から25年前、ヨーロッパ初の会場だったそうだ。最初の受験者数は74名だったとか。今はベルリンやシュトゥットガルトでも受験できるし、ヨーロッパだけでも20カ国以上(約40会場)で受けられるのだとか。今日のデュッセルでの受験者数は約570名。日本語勉強している人、いっぱいいるんですねえ。
現在10月中旬の日本の話を連載中。現在宇治を徘徊中。
昨日のダムをあとにして宇治川沿いに宇治の町へ戻っていくと、河畔には釣り人たちがたくさん。
こんなに釣りをしている人を見たの、久しぶり。というのも、ドイツは釣りをするには国家資格をとらなきゃならなくて、気軽に釣りに行くというわけにはいかないのだ。
将棋している人もいるし。
釣りしながら暮らしてるんじゃないかしら、と思うくらい。
ダムへ向かう途中でさらっと流したこの吊り橋。
なかなか趣ありますねえ。
この橋が、めぎが愛読している能のマンガに出てくるの。あ、これだ~ほんとだ~♪と一人で嬉しくなっためぎ。
橋さん、さようなら。
上流の方はそれなりに流れが速いところもあって、源氏物語の宇治十帖の世界をちょっと感じることができた。
♪ 今日のアドヴェントカレンダー ♪
仲がいいと、時々こういうこともありますわね。そうすることで、お互いがわかり合って(混ざり合って)いくような気がしますね。