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散歩の終了とその後 [2023年夏 ザルツブルク]

今日は今年(2023年)夏のザルツブルクのお話を。滞在4日目、おとさんがいらっしゃる3日前のこと。

朝の山の上の散歩とノンベルク修道院でのひとときを終えて、長い坂道と階段を下界へ下る。
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下のここにはいつもロマの人がいる。かつて「ジプシー」と呼ばれていた人たちだ。持っている紙には、自分は3人子供がいて2回も手術をして、薬を買うお金がない、というようなことが書かれている。ちょうどこの通りの建物からワンちゃん2匹を連れて出てきてめぎとすれ違った人が、その人にお金をあげるところを目撃。すかさず撮った。それがいいことかどうかわからないけど、いつもここを通るたびにここにいるんだよなぁ、その事を伝える写真を撮りたいなあと思っていたので。
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他にもロマの人がいるポイントがいくつかあるのだが、まだうまく撮れたことがない。いっそのことお金を渡して撮らせてもらおうかと思ったりもするが、それもまだ実行したことがない。ただ、こうやって地元の人が散歩に行くときにあらかじめ用意してあげたりしているんだなということが初めて分かり、観光客目当てばかりではないのだと知った。そう言えばめぎのうちの近くのスーパーの前にもよくロマの男性がいて、2ユーロぐらいで情報誌のようなものを売っているのだが、うちのドイツ人はその情報誌を買わずにスーパーから出てきたところでお釣りの小銭(せいぜい1ユーロぐらいまで)をそのままその人たちにあげたり、ペットボトルや瓶のデポジットの紙(スーパーの入り口のところにペットボトルを入れるとその本数分のデポジットが印刷された紙が出てきて、それをレジで換金するシステムなのだ)をあげたりしている。それと似たような感じなのね。

話は逸れるが、最近はスーパーでもパン屋など小売店でも銀行カードで支払うことも多くなったのでお釣りをもらうことがなくなりつつあるが、そのうちに世の中が現金を使わなくなったら、こういう物乞いの人たちはどうなるのかな…まあきっと彼らもこうして物乞いをしていてもスマホは持っているんじゃないかなと思うのだが、世の中のインフラは今後どう変わっていくのかしらね。

これは、その通りのある建物の入り口の辺り。
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めぎはその昔ここで外国人向けのドイツ語のサマースクールに参加したことがある。今はもうここにスクールは無いようだが、懐かしいな。
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そして、上から見えていたこの看板のところまで戻ってきた。
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場所はこちら。



ここは、音楽祭の演目がスクリーンで上演され、無料で見られるところ。看板にはその演目が書かれている。毎晩、その年の音楽祭のライブ上演だったり、昔の映像の再上演だったり。こうして見ると、めぎはこのほぼ全てを生で見たことがある。ずいぶん長年ここに通い続けているってことね…このお二人は何を見るのかな。
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サマースクールに通った頃、休み時間によくここに座って持参したサンドイッチなどを食べた。懐かしいな。
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そして、今はびっしりと野外劇用の座席が置かれている大聖堂前を通り…
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そこに入ってきた観光客のグループと馬車をパチリと写し…
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振り返って大聖堂も写し…(このときはフルサイズで24㎜からのズームレンズをつけていたので、大聖堂と広場をこうして移すことができた。でも、夏はこうして座席が入っちゃうのよね。)
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しばらく歩いて音楽祭の祝祭劇場前に出て…
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右に曲がって宿の方へと戻った。これはザルツブルクの塩のお店。
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ここ。



宿に戻ったのは12時半頃。それからお昼を食べてゆっくりとその日の演目の予習をしたようだ。そして18時過ぎにスマホで外を撮っている。いい天気になったんだな。
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そして公演を見に行って…
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この日はフェルゼンライトシューレでモーツァルトのレクイエム。その曲と公演のお話はザルツブルクでリアルタイムに書いたこちら
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21時過ぎに戻ってきて、夜の食事。↑上のリンク先を読んだところ、土砂降りにあって濡れて戻ってきたらしい。そんなこと、もうすっかり忘れてたな…
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これで滞在4日目のお話はおしまい。
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