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明るくなった寒くなった [小さな出来事]

3月の最終週、夏時間に入ったドイツは、仕事帰りが明るくなった。これは19時少し前の撮影で、まだ光が差し込んでいるのが見えるかな。今の日没は20時ごろ。
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先日咲き始めた桜はもう散り始めていた。
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綺麗だったな~
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白い桜はもう葉桜に。
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日本は今春休み中だけど、こちらはまだ。今年のイースターは4月中旬なので、イースター休暇まではあと1週間。どこか行きたくなる写真だわね。
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さて、3月末はこんな格好で歩く人もいたほどだったのに…
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4月に入った途端、急に気温が下がり、マイナスに。
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雪が降っているの、分かるかな…
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この日は真冬の格好で仕事に行った。ちなみにうちのドイツ人は毛糸の帽子を被って買い物に行った。そのぐらい寒いのだ。
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ところで、この写真は18時15分頃。雪が降っているほど雲が立ち込めているのだが、こんなに明るい。撮っていると手が悴む寒さだったが、夏時間になったことを実感。
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夏時間って、「夏」という言葉が使われているけど、暑い夏とは全く関係がない。緯度の高いヨーロッパでは、春分の頃から急速に明るい時間が長くなるので、それとほぼ同時に夏時間にして、仕事の後に明るい時間を家族や友達とゆっくり楽しめるように、例えばレストランの明るい外のテラス席でビールやワインを飲みながら語らえるように、自宅の庭やバルコニーで庭仕事したり本を読んだりなど明るい時間を有意義にかつのんびり過ごせるようにしているのだ。もちろんいろんな意味付けがあって、エネルギー節約の有無とかなんとかあれこれ議論されてるけど、結局のところ庶民の興味は、仕事後の明るい時間をどう楽しむかだ。仕事は少なくともドイツの場合(そしてキリスト教圏のヨーロッパの場合)、楽しみとかやりがいとかではなく義務の範疇にあるので、その時間が暗いかどうかはどちらかと言うとどうでもよくて、だから起きるときに暗いかどうかとか、始業時にまだ暗いかどうかなどはあまり議論にならない。だからドイツなど、会社や役所は朝7時から仕事している(ちなみに4月2日のデュッセルドルフの日の出は7時7分である)。学校も朝8時から授業が始まるから、教師も生徒もまだ暗いうちに起きなければならない。しかし、仕事や勉強という義務を終えた後に明るい時間があると、それだけで癒されるのだ。たとえこのように凍えるように寒くても。だから、秋分を終えた後も10月末のギリギリまで夏時間のままにして、太陽の光を浴びておくのだろう。

最後に話は飛ぶが、マルクト市場で写したガチョウの卵。昨日の雁の卵と同じ大きさ。鶏ほどの大きさではないが、大きなジャガイモやサツマイモに劣らない大きさ。
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こういう日々の写真を、やっぱりもう少しセンサーの大きなカメラを持ち歩いて写した方が楽しいかな、と思ったりもする。それも、夏時間効果のような気がする。明るくなると、色々と意欲が増すのだ…人間って、やっぱり動物だよな…あ、めぎだけかしら…
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