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2022年イースター [小さな出来事]

2022年は4月17日がイースター。
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どうして毎年日付が変わるかと言えば、春分の日の後の最初の満月の後の最初の日曜日がイースターだと決まっているから。今年の春分の日の後の満月はかなり遅くて4月16日だったので、4月も中旬を過ぎてやっとイースター。お花は数年前に卒業生がプレゼントしてくれたもの。今年も再びこんなに花を咲かせてくれた。
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留守中にいつものようにイースターに義母から何かが届いていた。「祝福された復活祭を!」と書かれている。それをめぎたちのために心から望んでいる(wünscht)のはHahaなのだが(義母が「母」という日本語を覚えていつもそうサインしてくる…ついでに言うと彼女が覚えた日本語はこんにちはでもありがとうでもなく唯一このHahaのみ)、祝福してくれるのは神様のはずで…というのは、磔刑に遭ったキリストが復活したという話を信じているのがキリスト教で、その神様はその復活を祝福しているはずなのだ…だけど神様、今年はその祝福はいいからあっちを解決してほしいな…いや、結局は神頼みじゃダメってことかな。
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ちなみにこの「祝福された」という意味のgesegnet(ゲゼークネット)と似たような発音の言葉を使って、うちのドイツ人がよくふざけてGesägte Osternと言う。義妹からもその言葉でイースターの挨拶のメールが送られてきた。このgesägt(ゲゼークト)は、のこぎりで切った、という意味。今年はなんだか笑えないわ…語尾のeは、そのあと複数名詞が来るという意味。イースターはOstern(オースターン)といい、祝いの言葉では複数扱いをする。

今年のイースターの贈り物はパズルだった。
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夕食にはラム肉が用意されるようだが、お昼のめぎ家はいつもの日曜日のブランチ。
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その前にいつもの日曜日の散歩。
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焦土と化して生き埋めになったり、その辺に知人の死体が転がっていたり、いつロケット弾が飛んでくるかと怯えて暮らしたり、家族を逃がして自分は兵として残ったり、海に沈んだり…コロナに代わって今はそんなニュースばかりだが、今のところ自分の生活に大きな影響はないわけで、いつものように暮らしている。
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いつかそんな当たり前の生活が脅かされる日が来るのかもしれないが、そうなったらどうせもう何もできないので、その前にこうしてこの生活を愛でておこうというような気もしている。自分の責任を果たし、仕事を全うし、その上で自分の好きなものを心置きなく愛でておこうと。
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あ、もう新しい実の準備が。
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八重桜はもう盛りを過ぎようとしていた。一週間留守にして見逃したなと思うのは、この桜の見頃。
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