芍薬とカメラ [カメラのこと]
今年も芍薬の季節がやってきた。
芍薬はドイツ語でPfingstroseといい、訳すと「聖霊降臨祭のバラ」という意味である。聖霊降臨祭というのはキリスト教の祝祭の一つで、ものすごく簡単に言えば、復活したキリストが今度は本当に亡くなって、祈りを捧げていた信者の上に天から聖霊が降りてくる日のことだ。復活祭の50日後で、その復活祭は春分の日のあとの最初の満月の日のあとの最初の日曜日だから、つまり毎年日にちが異なるが、だいたい5月中旬から6月中旬までの日曜日である。つまり芍薬はその頃に咲くバラ、ということなのだろう。芍薬はバラ科ではないけど、バラのような大輪の花というイメージなのかな。
聖霊降臨祭の頃に芍薬を咲かせたいと思って置いている芍薬の鉢植えは、毎年肥料をやったりして冬越しして試みていて、今年の春は割と元気な芽を出して緑をふさふさ生やしたけれど、やっぱり花には至らなかった。
葉っぱの大きさや色合いがやっぱり全然違うわねえ。
毎年のことながら、芍薬の赤い色を見たまま写真で表現することは難しい。とっても綺麗に写っているけど、本当はこの色じゃない。RAWで撮影して色々いじってみても、どうもうまくいかない。
そのときの光の具合によってもこんなに違った色に写る。
この赤い色を克服するために写真教室にでも通おうかと思うほどだ。
でも、もしかしたら、そのまま写すことに拘る必要はないのかも知れないな。写真には写真の表現があって、目に見えるものをそのまま写すということとは別の奥深さがあるのだろう。
5月末に北ドイツへ行く前、こんなに綺麗に咲いているのを残していくのが残念だった。
多めに水を遣って比較的涼しいところに置いていったが、帰ってきたらやっぱり花は終わってしまっていた。日曜日に戻ってきて、いつものマルクト市場のある金曜日まで一週間花なしだなあ、と思っていたら、通勤路沿いでワゴン車で野菜を売っているスタンドに芍薬も置かれているのを見つけ、嬉しくなって買ってきた。
さて、同じ花を別のカメラで写してみたのがこちら。
画角が全然違うのでいい比較にはならないが、これは作品を撮るためのカメラではないというのがこの一枚だけでよく分かる。これでも絞り優先モードでF値1.8で撮影したのだ。ISOは90、シャッタースピード1/30秒。F1.8で確かに明るいけど、ボケは全く期待できない。
こちらはどうだろう。これは別のカメラで、絞り優先モードF値5.6の撮影。5.6の割には奥行きが少し感じられる?少なくとも上のF値1.8と大差ないわねえ。まあ、それは、広角レンズだからなんだけど。ISOは800、シャッタースピード1/25秒。
D600と24-70mmレンズを購入して以来、通勤時に持ち歩くコンデジをどうしようかずっと考えてきた。何度も同じことを書くが、うちの中はもちろん、個人的に旅に出たり食事に出かけたり友人を訪ねたり散歩にいったりするとき、めぎはハンドバックをもたずとも常にデジイチ、つまりD600と24-70mmレンズ、さらに70-300mmレンズを持ち歩いている。そういうときは、重さも全く気にならない。しかし、通勤とかマルクト市場での食料品買い出しとなると、そうはいかない。重い荷物を持ちながらも携帯できる、そしてできれば片手で持って撮影できるコンパクトなカメラがどうしても必要だ。
今持っている3年前に買ったお手軽コンデジDSC-HX5(センサーサイズ1/2.4、1020万画素、25-250mm、約200g)で物足りないのは何か・・・絞り優先モードなどがあって、同じくらい望遠もあり、できるだけ軽く(と言ってもめぎの限度は全部で600gくらいまで)、飛ぶ鳥にピントを合わせられるほどAFが早く、液晶モニターでは明るいとき見えにくいのでできればファインダー付きで、多少作品らしい3次元の奥行きのある写りを楽しめるカメラ、というのを探すと、コンデジでは未だほぼ不可能である。センサーサイズが大きくなればなるほど、望遠が少ないか、単焦点になるからだ。でも、いい写りを期待するにはせめてセンサー1インチは欲しい。それならよくみなさまが言及なさるRX-100はどうか、ということになる。確かにとてもいいカメラだと思う。みなさまのブログを見に行っても、その写りは素敵だと思う。しかし、それでもめぎにはやはり望遠が少ない。通勤時に鳥を撮影することが多いめぎとしては、どうしても10倍ズームが欲しい。
そんな矢先、1インチのニコンのミラーレス(ニコンではアドバンストカメラというそうだがここでは簡単にミラーレスと呼ぶこととする)の型落ちのV1がとっても値下がりしているのを見つけた。新製品のV2はまだまだお高いが、V1はコンデジのRX-100よりもずっと安いのだ。同じ1インチだし、画素数は半分だけど1インチに1015万画素はめぎの感覚では十分だと思うし(なにしろD600を買うまでDX1000万画素で撮影していて十分綺麗だったのだから、いや、それどころかうちのドイツ人のDX600万画素カメラでも作品としての写真は美しかったのだから)、なによりAFが超瞬速との売りだから、なかなかいいんじゃないかしら。まずは安いキットを買って、それからお金貯めて新しく出た10倍レンズを買えばいいんじゃない?
でも、新しい後継機V2が気になる・・・持ちやすそうなグリップだなあ。300g近い10倍レンズをつけたら、V2の方が安定感があって、V1より片手で使いやすそう。V1って、実際のところ性能はV2よりどれほど劣るんだろう・・・つまり、写りはどれほど違うのだろう?我慢してお金貯めてV2を買う方がいいんだろうか。それとも、グリップやフラッシュの有無などの違いだけで(いや、画素数も違うけど)、できあがる写真はあまり変わらないのだろうか?
そんな問いを、うちのドイツ人に頼んでニコンのカメラに詳しい知り合いに聞いてもらった。すると、その問いへの返事はなかったのだが、お試しどうぞ、とブツがやってきた!
ミラーレスのV2とコンデジのP330。レンズ以外、ほぼ同じような大きさ。
ニコンのカメラだと、コンセプトがどれも同じなので、めぎにはとっても使いやすい。メニュー画面の構成もほぼ同じなので、設定が何も考えずにでき、非常に楽なのだ。その点、今までのコンデジは3年間も日々通勤に携帯して使ったのに、どうもそのコンセプトに馴染めなかった。メニュー画面の構成を見れば、そのメーカーのコンセプトや思想が分かるが、これは人それぞれの好みや慣れなのだろう。そうそう、つけている紐はめぎのもの。
ちなみに今まで使っていたコンデジと今回お借りしたニコンのコンデジの大きさはこんな感じ。ニコンの方がちょっと大きめだが、重さは同じくらい。
有り難く2台もカメラをお借りしたので、(ほぼ)同じ時間に同じものを写して比べてみることにしよう。とは言え、下のように画角やF値が全く違うので、あまり細かいことは考えず、同じところに座って似たようなアングルで撮った写真を並べて、印象を見比べる、という程度のことをしてみようと思う。
1.D600:フルサイズセンサー、24-70mmレンズ、F値2.8、2400万画素
2.V2:1インチセンサー、6.7~13(換算18~35mm)の広角レンズ、F値3.5-5.6、1425万画素
3.P330:1/1.7センサー、換算24-120mmレンズ、F値1.8~5.6、1219万画素
4.DSC-HX5:1/2.4センサー、換算25-250mmレンズ、F値3.5-5.5、1020万画素
1,D600
2.V2
3.P330
以上の3枚を横に並べてみる。1.D600、2.V2、3.P330。
ホワイトバランスを揃えるのを忘れてた・・・
ちなみに上のをD600と40mmマクロレンズでも撮影してみた。というのは、P330はマクロ撮影できるから。
1.D600と40mmマクロレンズ
3.P330のマクロ撮影
P330は暗いところの撮影に強いとの謳い文句だったので、それも試してみた。
2.V2(絞り優先オート、ISO2200、F値3.5)、3.P330(絞り優先オート、ISO400、F値1.8)、4.DSC-HX5(オート、ISO1600、F値3.5)
2.V2、3.P330
暗いところの撮影は、もう一度F値を同じにするかISOを同じにするかして試してみよう。
明るくなってからもう一度。全体写真はどれも手前の真ん中からちょっと左側の蕾にピントを合わせている。
1.D600、2.V2
3.P330、4.DSC-HX5
1.D600、2.V2
3.P330、4.DSC-HX5
最後にマクロ比べ。
1.D600、3.P330
うーん・・・
どのカメラもそれぞれに素晴らしい性能なのだな、と感じる。特に、P330のマクロはすごいなあ。解像度はもっと大型のカメラに決して引けをとらない。しかし、なんというか、雰囲気や質感を撮るには、センサーの大きさがものをいうように感じる。そしてきっと、レンズの大きさも。自分が写真に何を求めているか、どんな風に撮りたいか、撮ったあとどんな写真を見たいか、そこが決め手なんだろうな・・・
最後に、D600の撮像範囲をDXにして(めぎはここを敢えて手動に設定している・・・40mmマクロレンズを40mmで使いたいので)、60mmで撮影したマクロ写真。何を撮っているのか分からない写真だけど、この質感は、やっぱりフルサイズだわね。
これからしばらくお借りしたカメラを色々使ってみるつもり。今まで使ったことのなかった広角レンズをお借りできたのも魅力。いつも快くお貸しくださる知り合いに、心から感謝。
6月上旬のライン川の水量(&カメラ比較) [カメラのこと]
本当は今日は5月の夕食をまとめようと思っていたのだけど、タイムリーな話題を先に。ある日のめぎの一日の通勤風景から。
この日は朝10時半から授業なので、9時45分頃うちを出た。まずは大学へ。バス停はこんなところ。
今日の写真は基本的にV2での撮影。
要所要所で比較のためにP330でも撮影。
色合いが全く異なるが、どちらもホワイトバランスはオートにしている。
大学に到着。6月に入って突然夏になり、みんな真夏の恰好。学生が立ち止まってなにやら撮影している。それは・・・
こちら。
お借りしたV2のレンズは広角なので、これ以上寄ることができない。これはトリミング。うーん、やっぱり望遠側ズームが必要よね。
同じ場所でP330で撮ったもの。こちらは換算120mmまでズームできるので、解像度もよろしくくっきり。
なかなかいいんだけど、色合いがなあ・・・ホワイトバランスをオートにせずにこまめに設定した方がいいかな。でも、コンデジなら、オートで簡単に済ませたいよなあ。
ここには白鳥さんたちも。P330で。
V2で。
あ、向こうに・・・P330で。
雁の親子が♪
やっぱり5倍ズームじゃ足りないなあ。これはトリミング。
V2の広角レンズではこれが寄れる限度。これをトリミングしてもつぶれてしまってどうしようもない。
ちなみに今持っているコンデジで5月8日に写した雁の雛たち。
5月23日。
やっぱり10倍ズームは必需品だなあ。
日にちも天気も違うけど、色合いを比べてみよう。まず、今持っているお手軽コンデジ。
上で既に出した画像だけど、P330。
これまた上で出した画像だけど、V2。
さてさて、そろそろ今日の本題に・・・(前置きが長すぎたわね♪)
大学での仕事を終えたのが2時過ぎ。その後、3時半からの高校での授業のために急いで移動。移動中にライン河をバスで渡る。いつもバスの車窓からラインを見下ろし、写したいなあと思う瞬間があるのだが、これまでのコンデジではAFが遅くて使える写真にならなかった。V2はふれこみ通り、その点見事に素晴らしい。
中欧で、ドイツでも東部で洪水が起こって大変な被害が出ているが、ライン河はどの程度の水量だろうか・・・トリミングすると、河畔まであと少し。下の芝生の部分が水没し、上のプロムナードに達するのにまだずいぶん余裕がある。
反対側は・・・
結構水没している。水の中から白と緑のフラグが立っているところが河岸。その辺りは元々よく水没しているのだが、右の奥の木もかなり水没していることから、その深さが分かる。
散歩道のギリギリのところまで水が来てるわね。
しかし、河畔はまだかなり余裕がある。いつだったか、この緑の部分が全て水没したこともある。ここは急カーブになっていることもあって、デュッセルドルフはずいぶん余裕を持って町作りをしているようだ。
さて、高校での授業を終えて、これは5時過ぎの職員室。誰もいない。
3時過ぎに授業をするのはめぎくらいしかいない。めぎの授業には別の高校からの生徒も受け入れているので、他の学校の授業が終わったあとに授業をしているのだ。クラブ活動も4時には終わっている。たいていの先生方は朝8時から2時くらいまでの間に2~4時間くらい授業をし、授業が終わったら帰宅する。自分の受け持つ授業のない日は学校に来ない。というのは、ドイツの教職員には担当授業と試験と会議と週に一時間の代講(病欠教師の代講)と週に一時間の個人面談時間以外に学校にいる義務がないからである。だから、多くの先生方は採点なども自宅に持ち帰っている。一人一人のコンピューターもないので、ここで作業できることは限られており、誰もが自宅でプリント作成や授業準備をしている。そのコンピューター代や作業スペースなどにかかる費用は、確定申告で必要経費として計上できる。そのような勤務体系なので、めぎの学校の職員室はこのようなテーブルが並んでいて、一人一人の机がない。学校によっては一人一人の机があるそうだが、めぎの学校はその昔改築したときに職員会議でこのような職員室にすることを決めたのだとか。たぶん限られたスペースに全員の机を置くのが難しかったからなのだろう。それでも置くことは可能だと思うのだが、ドイツ人の美的感覚・・・ある程度のスペースの余裕のある部屋作り・・・に合わないのだろうな。毎日来る訳じゃないし、教職員全員80人分もの一人一人のスペースを作るのは勿体ない、それよりはスペースにゆとりを、とのことなのだろう。なにはともあれ、たいていの日は、職員室をあとにするのは、いや、学校をあとにするのはめぎが最後で、点検して鍵を閉めに来る管理人さんとすっかり仲良しだ。校長も普通めぎより3時間は前に学校をあとにしている。もちろん会議や行事で先生方がたくさん残っている日もあるが。
さてさて・・・また帰りのライン河。と言ってもこれは同じ日ではなく、次の日なのだが。上の写真の日はあまりにも疲れたので帰りに写真を撮る元気がなく、その次の日に。ラインの反対側が見える席に座って撮影。こちら側は緑の部分に浸水してるわねえ。
下の白い点々は羊さんたち。この日はここで草刈り中。数日後はまた別のところへ。
木々も水没している。ここに生えている木はしょっちゅう水没する場所柄、そういうところに好んで生える特別な種類の木だそうで、こうして水没した所為で枯れたり腐ったりすることはない。
走っているバスの中からこんなにピントのあった写真が撮れる。V2、いいわあ~~♪
ここは・・・
ヨットハーバーへの入り口。
以上、話があちこち逸れたが、めぎの通勤風景とライン河の水量について。デュッセルドルフのライン河に関してはこのくらいの水量増加はまだまだ想定内。しかし、いつ想定外のことが起こることか・・・まあその場合も、めぎ家は4階だから地下室以外は被害を受けないだろう。こちらの洪水はひたひたひたひた・・・とゆっくりやってくるので、いざというときは地下室の大事なものを屋根裏の納戸へ移す時間も十分に(一日以上!)あるらしい。ドイツ東部の洪水に見舞われた地域も、避難する時間が十分にあって人的被害はないようだが、ただ、水が引くのもものすごくゆっくりなので、避難先で過ごす時間はかなり長い。大変なことだよなあ・・・
めぎ家の6月中旬の食事とカメラ [カメラのこと]
これからしばらくはめぎの日常の話題をどうぞ。
日常といえば、この時期はバルコニーライフ。疲れて帰宅して、バルコニーに座ってぼーっとするのがどれほどの癒しになっていることか・・・6月は11時近くまで明るいし、6月半ばは30℃を超す暑さとなり、8時頃でも昼のように明るくて27℃と過ごしやすく、バルコニーで夕飯を食べられる日が多かった。(しかし昨日も書いたように最後の一週間は最高が15~17℃になってしまった・・・これは本当に精神上キツイ。)
その間しばらく食事のお伴に常に同席したのがこのカメラたち。
↑D40xでの撮影。D600に手持ちのソニーのコンデジ、知り合いにお借りしたニコンのミラーレスV2とコンデジP330が並ぶ。
この日の夕食はタイのチリソースに漬けた鶏肉を焼きながら・・・
シンプルにトマトとキュウリの前菜。アルミホイルにはオーブンで焼いたジャガイモ。
ジャガイモはクレーム・フレイシュというのをつけて食べる。
さて、焼き上がった鶏肉さんを各カメラで撮り比べ♪ 細かい数値などは考えず、できるだけ自然に近い色合いになるようにホワイトバランスを決め、F値をできるだけ下げ、基本的にズームをせず同じ座った位置から寄れるギリギリで撮る。すると、概ね次のようになった。
①D600と24-70mmレンズ:ホワイトバランスは晴天、F値2.8
②V2と6.7-13mmレンズ(換算18-35mm):ホワイトバランスはオート、F値3.5
③P330(換算24-120mm):ホワイトバランスはオートまたは晴天、F値1.8
④ソニーDSC-HX5(換算25-250mm):ホワイトバランスはオート、F値オートで3.5~
① ②
③ ④
① ②
③ ④
① ②
③ ④
ここからは別の日の撮影。D600での写真は既に一度お見せしたもの。
① ②
③ ④
① ②
③ ④
① ②
③ ④
① ②
③ ④
フルサイズに大口径レンズを使い始めて最も困ったのは、大きさでも重さでもなく、その写りが自分の標準になってしまってそれ以外の写りに満足できなくなってしまったことだ。手持ちのソニーのコンデジの写りがどうものっぺりしていて気に入らない。しかし、こう比べてみると、白アスパラのクリームスープやアウスレーゼのワインの色合いなど、実はそんな悪くもないわねえ。オートで撮ったのにこれだけ撮れるなんて・・・D600と比べればその差は明らかだが、少なくとも同じようなセンサーサイズのコンデジとは見劣りしないように感じる。マクロの寄れ具合はP330に大きく負けるが、そしてボケ具合も大いに負けるが、めぎの場合コンデジでマクロ撮影することは稀なので、忙しい移動中に鞄からパッと出してオートで簡単にそこそこの色合いが撮れるというのはかなり有り難い。つまりは、コンデジ選びも何を求めるかによるのよね。
サラダのトッピングは以前ご紹介した鰹の塩焼きの残り。ここから数枚はD600での撮影。
ジャガイモの消費量が分かるでしょ。
白いのはクヴァルクというフレッシュチーズ、ピンク色のはルバーブのコンポート。
さて、また撮り比べ。急性扁桃腺炎でお酒の飲めなかった日々・・・外は27℃で、なんでこんな暖かい気持ちの良い季節に風邪を引くのか・・・と恨めしかったときのこと。これは生ミントティー。
撮り比べから④のソニーのコンデジを外した。①フルサイズD600、②ミラーレスV2、③コンデジP330での撮影。
① ② ③
① ② ③
この日はとっても美味しかったのだけど、喉の通りにくい食事だった・・・めぎの好きなパンを買ってきてくれていたのだけど、喉が痛くて飲み込めないという事情をうちのドイツ人はあまり理解できなかったらしい。そういう風邪を引いたことが彼は一度もなく、想像ができなかったようだ。風邪だからと喉の通りやすい食事を作ってもらったという経験も全くなく、作った経験もない訳だ。人間、経験がなければ想像力は養われないということなのね。
豚のヒレ肉をたたいて伸ばし、パルメザンチーズとセージを巻いてちょっと酸っぱめのコンソメスープで煮た料理。これも、味は美味しいのだが、豚肉がパサパサしてなかなか喉を通らず。5ミリくらいずつ切って食べた。
① ② ③
次の日の飲み物はコーラにレモン汁を入れたもの。これが痛い喉になかなか良い。サラダのトッピングは鰯の缶詰。この日は①のD600での撮影はせず、②のV2と③のP330のみ。
② ③
この日は喉を通りやすいようにとスープを作ってくれた。生姜の味も利いていて美味しかった。でも、胡椒がちょっと利きすぎてて、それがきつかったな・・・
② ③
もう一食、室内での撮影を。カブの漬け物とカブの葉のナムルを作ったのはめぎ。
② ③
撮り比べて感じたこと・・・センサーが小さい場合のF値はあまり当てにならないわねえ。だって、②はF値3.5なのにこんなに明るく、③は1.8なのに②より暗いわよね・・・でも、③でF値が大きかったら、もっと暗くなるのかな。それから、センサーが大きいと、写真が3次元になるというか、奥行きが出やすいわね。②はボケがないのに奥行きを感じるもの。それは、解像度とか画素数とかよりも写真としては(めぎ的に)重要なことかも知れないな・・・それにしても②のカメラ、1インチのセンサーなんて他社のミラーレスより小さくてどうなのかな、と思っていたけど、コンデジとはやっぱり全然違うわねえ。センサーが小さい分カメラもレンズも小さくて済んで、できるだけコンパクトで良い写りを、と思ったらお勧めかも。
つづく。