ベルリヒンゲン家が建てた部分 [ドイツ南西の旅]
現在10月末の古城ホテルの話を連載中。昨日から古城ホテルの廃墟部分を見学中。
いよいよ中心部に入ってきた。
ここはこの古城を16世紀に治めたベルリヒンゲン家が建てた部分。
↑それにしてもこの入り口の彫刻は何を模倣した様式なのかしらねえ・・・
おお!ここには屋根が!16世紀って新しいのねえ。壊れずに残っていられるんですものね。
ここには何やら不思議な部屋もあった・・・
ちょ、ちょっと、不気味・・・
こちらの礼拝堂はベルリヒンゲン家よりも前の時代、15世紀後半に建てられたものらしい。
それではいよいよ塔に上ることにいたしましょ。ちなみに塔もベルリヒンゲン家の時代に建てられたらしい。右端に写っているのがその塔の入り口。
中は螺旋階段。掘られている印は石屋さんの印?それとも??
一階分くらい上がると、大きな部屋があった。この辺りは14世紀に建てられた部分らしい。壊れた古いワイン樽が無造作に置かれていた。
そこから外を眺めた景色。小さな塔が素敵ね。
入り口からずいぶん上ってきたなあ・・・
階段には時々窓があって・・・
屋根のない城の造りがよく見えた。
ああ、塔はまだまだ高いわね・・・
この急な螺旋階段を、母は難なく上っていった。とっても元気で、有り難いことにしばらくは何の心配も要らない感じ。めぎの方がぜいぜいはあはあ。これはいかん。運動せねば。
階段途中にもこのフィギュア・・・ベルリヒンゲンさん、どういう趣味をしていたのかしら・・・
つづく。
♪ 12月5日のアドヴェントカレンダー ♪
5日目はクッキーの型だった。これはマウスの友達のエンテ(鴨)。
こちらはスーパーで売られていた大人のアドヴェントカレンダー♪
塔からの眺め [ドイツ南西の旅]
現在10月末の古城ホテルの話を連載中。今、塔の上まで螺旋階段を一生懸命上っているところ。
途中の窓からこんな景色や・・・
こんな景色に感嘆の声を上げながら・・・
最後はこんな急で簡単な梯子のような木造のちょっと朽ちたような階段を上って・・・
到着!
そこから下を眺めたら・・・
おお~~@@!!
なんて素敵!!
あそこは昨日の夕方に散歩した辺り。
まだちょっと霞んでいるドイツの田舎。
別の方向には素晴らしい紅葉の山。
うっわー幻想的♪
こちらの方角には・・・
町が!
いつの間にか霧がこんなに晴れたのね。
これぞ上った甲斐があるというもの・・・しばし堪能して、急な階段をそろりそろりと下りたのだった。
途中にこんな空間があって・・・
うちのドイツ人が妹に、昔の貴族の女性はこうして窓辺に座って刺繍をしてたんだよ、その当時の女性は白い布を頭にかぶっていたんだよ、と教えたらしい。
そして妹はそれを再現♪
そんな思い出の古城。そろそろお暇いたしましょ。
古城の話は明日が最終回。
♪ 12月6日のアドヴェントカレンダー ♪
12月6日はドイツでは聖ニコラウスの日で、本当は聖ニコラウスがブーツにチョコレートをいっぱい入れていってくれたはずなんだけど、めぎ家はブーツを出し忘れちゃったので、もらえなかったの・・・
でも、アドヴェントカレンダーにはちょっと素敵なものが。
めぎ家、冬の寒さの中も、仲良く暮らしております♪
兵どもが夢の跡 [ドイツ南西の旅]
現在10月末の古城ホテルの話を連載中。今日が最終回。
塔を出て、もと来た部屋を通って入り口の方へ戻ると、こんな表示があった。
樹齢500年のイチイの木ですって・・・あのゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンも見た木なんですって・・・それは見ておかなきゃ!
というわけで、その方向へ。表示の下から外に出ると、こんな景色。
城の外壁に沿って進む。
すると、それらしい木が見えてきた。
下へ向かって伸びているという感じ。
500年も生きている木を、16世紀にはゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンが眺め、今東洋から来ためぎたちも眺めている・・・ゲッツさんはそのとき、まさか21世紀に東洋人がこんなところへ観光に来るとは思っていなかっただろうな・・・当たり前だけど。今から500年後、この木は、この城は、世界は、どうなっているのかしら。
戻る途中では・・・
カリンの木を見つけた。
そういえば今年はカリンを買うのを忘れたなあ。
その後、こんな鬱蒼としたところを通っていたら・・・
小さな塔があったのでちょっと入ってみた。
その塔の床にはこんな穴があって・・・
中を見るための電気のスイッチもある。
中は牢屋。
そして・・・!!!!!
ほんもの?ほんものっぽいよね??
そんな、なかなかスリリングな古城ホテルのお話はそろそろお仕舞い。
まさに人の世は諸行無常。まさに兵どもが夢の跡。それでも生きている間は一生懸命なのよね。
この古城ホテルBurg Hornbergはこちら。HPはこちら。
♪ 12月7日のアドヴェントカレンダー ♪
7日目は笛だった。