オランダ クローラー・ミュラー国立美術館 [旅行]
本日はアンダルシア紀行をお休みし、オランダ日帰り旅行のご紹介。
moblogでも載せたが、今回の日帰り旅行は、数日後に日本へ帰国する友人とのお別れイヴェントとして、彼女がぜひ見たいと言うゴッホの「桃の木」を見に行ったもの。
デュッセルドルフからICEで北西へ一時間、アムステルダムまでのちょうど半分くらいの距離のところにアーネムという町がある。そこからバスに乗り換えて約30分弱で、その美術館のあるオッテルローという小さな町の中心街の到着。
これがそのバス停。え？中心街？
このバス停からまっすぐ前を見ると・・・
え？ほんとにここ？
2分ほど歩くと教会が。たしかにここは町の中心である。
メインストリートにはこのような住宅が並び・・・
ゆっくりと15分ほど歩くとクローラー・ミュラー国立美術館の入口に到達。そこにはこんな駐輪場が！
実はここは、デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園の入口。クローラー・ミュラー国立美術館はその国立公園内にある。約3キロほどの道のりを、この無料貸し自転車でサイクリング。こちらはもうすぐ帰国の友人。私より一回り以上も歳若い彼女は、娘のように可愛かった。実際、うちのドイツ人は彼女のご両親と同い年。あと数日後に迫った別れは我々にとって本当に淋しいものである。
この自転車、ヨーロッパ人サイズなので、私には高すぎる。車輪はそれほど大きくないのだが、サドルの位置がすごく高いのである。一番下におろしても私には足が地面に届かない（爆笑）。足がペダルにつくだけでは心もとなく、地面につかないと怖くて乗れない私は、やむなく子供用自転車を使用・・・屈辱。この小さい方が私が乗った自転車。
自転車に乗っているときの景色。
ようやく美術館に到着。
中はガラガラ。ここはゴッホの絵の部屋。
そこには例えばこんな絵が並ぶ。
お目当ての「桃の木」。ちょっと暗く写ってしまって残念。
細部も撮影。
以上、お気づきのように、この美術館はゴッホの素晴らしいコレクションが並んでいるのに、ほぼ触れるほど近づける。空いているから好きな絵の前に一時間立っていようと平気だ。素晴らしい環境。
5時間近くをここで過ごしたのだが、途中カフェテリアで美味しい昼食。これはスモーク・ターキー。カモミール茶とあわせて10ユーロ程度。
外にも野外彫刻美術館があるのだが、本日はとても寒かった（5度くらい）ので室内のみ堪能。
この一年半は、彼女のおかげでとても楽しい日々だった。日本へ帰ってからの彼女の成功を祈るとともに、この一年半の親交に心から感謝。
♪ おまけ１ ♪
オランダの電話とポスト。オランダのポストは赤である。ドイツのは黄色だったことを思い出していただけるだろうか。ちなみにドイツの公衆電話は・・・多分銀色だと思うが、イマイチ定かではない。
♪ おまけ２ ♪
アーネムの駅には、本屋や花屋、パン屋などと並んでこんなお店が！
スーパー「の」寿司なのか、スーパー「な」寿司なのか。
中は素晴らしい品揃え。
それにしてもこのポスター、すごい・・・
めぎさん、この美術館はすご～いですよぉ。一昨年、東京であったゴッホ展に来た絵はすべてこの美術館からでしたぁ～。印象的な「夜のカフェテラス」と「糸杉と星の見える道」は特にお気に入りです。日本でも話題になりました。ぽりぽりBlogでも記事にしたぐらいです！ いいなぁ～～。家内も喜んでいますよぉ。たぶん、もう二度と日本には来ないような気がします。
美術館のカフェの一皿も芸術的ですね。それに「スーパー寿司」には笑いました。これも美味しそう。。
by ぽりぽり (2007-03-21 13:28)
すべてのお写真に、感動ですｗ
最後はご馳走様ですｗ
by (2007-03-21 16:57)
ここの美術館にはゴッホの部屋なんてあるんですね、
ゴッホの絵を見るのは良いですね、
アップした４枚の右「夜のカフエテラスス」は２年前
東京で「ゴッホ展」を見たときチラシの写真に使われて
いました、（東京国立近代美術館で）
「桃の木」綺麗ですね、この画がお目当てだったんですね、
美味しそうな料理が１０ユーロとは安いですね。
美しい女性が大きなお寿司をくわえている写真
インパクトがありますね。
by wakatate (2007-03-21 17:34)
日帰りでオランダなんて、やっぱりヨーロッパはひとつなんですね。
ゴッホがこれだけ揃っているのはすごいですね。
自転車が子供サイズ、笑ってしまいました。私はだれよりも背が低いので、気持ちがよくわかります。
by ada (2007-03-21 18:59)
＞ぽりぽりさま
東京でゴッホ展があったのですね。それはきっとすごく混んでいたことでしょう！こんなガラガラでゆっくり絵を見られる環境は本当にありがたいです。この美術館は、アムステルダムのゴッホ美術館と並んで、ゴッホでは相当有名らしいです。このコレクションと建物は、クローラーさんという夫妻が国に寄贈したものだそうで、ヨーロッパのお金持ちのスケールの違いも思い知らされます・・・ゴッホの絵87枚を寄贈しちゃうんですからねえ・・・
by めぎ (2007-03-21 19:14)
＞HAZUMIさま
日本の美味しいお寿司から見ても、ご馳走様って感じでした？
by めぎ (2007-03-21 19:15)
＞wakatateさま
大きな二部屋にびっしりゴッホがありました。他の部屋にも時々ありました。その他にもモンドリアンやピカソ、ルノアール、ミレーなど。ヨーロッパの美術館は常設が素晴らしいですね。
by めぎ (2007-03-21 19:17)
行ってみたいですね。
すべての写真を見ながらうらやましく思いました。
「スーパー寿司」面白いです！
by のび太 (2007-03-21 19:18)
＞adaさま
外国に日帰りできるのは本当にすごいことですよね。通貨も統合されましたから、両替の必要も無いですし。でも、言葉はがらっと変わるんですよね～電車では、オランダ語、ドイツ語、英語の三ヶ国語でアナウンスされてましたよ。
adaさまも背が小さいのですか。子ども用の自転車、いつか一緒に乗りましょう！
by めぎ (2007-03-21 19:20)
＞のび太さま
駅のImbissとしては、すごく立派だと思いませんか？しかも日本食があるなんて。日本人のこれだけ多いデュッセルドルフの大きな中央駅にもお寿司はありませんよ。空港には最近できましたけど。駅でおにぎりでも売ってくれれば、かなり売れると思うんですけどねえ。
by めぎ (2007-03-21 19:22)
＞八王子のおじさま
いつもナイスありがとうございます！
by めぎ (2007-03-21 19:22)
絵と正面から向き合える美術館もビューティフルですが
この寿司ポスターもすごい
オージーもダイスキ まきまき寿司
立ってても簡単に口に運べるフィンガーフードなので
何かあるとすぐに 「作ってきて～」と所望されます
日本でもこんなに巻いたことないのに そんなに簡単じゃないっての……
by (2007-03-21 19:32)
＞momoiropelicanさま
お寿司まきまき、ご自分でなさっているとは素晴らしいですね～私は、いつも手巻き寿司にして自分でやってもらいまーす。
この駅のお寿司コーナー、かなりきちんとしてました。ゴッホ見にくる日本人向けなのかしら・・？でも、時期はずれなのか日本人なんて見かけませんでしたが。
by めぎ (2007-03-21 19:36)
こんなに有名な絵が並ばずに、何時間でも好きなだけ見ていられるなんて羨ましい話ですね～。
東京で有名な美術展などあろうものならじっくり見ていられませんしね。
というか、そもそも田舎からなかなか出て行けないものですが、
ドイツからオランダまで行くことを考えればそれもありなんだなぁ。
今度は上野の美術館にでも行こうかしら。
ランチのプレートは色も鮮やかで美味しそう♡
美しいものを観て美味しいものを食べる。
ご友人とのお別れの小旅行とはいえ、素敵な一日でしたね＾＾
私もきっと子供用自転車です。
めぎちゃまより確実に背は低いと思いますから。
by ゆゆ (2007-03-21 20:01)
桃の花、嬉しいです。寿司は漢字が間違っていないだけマシかと。かの国のハンバーガーなるものをかぶりつくブロンドぷりぷりモデルちゃんと同じ観点のアピールなのかな。・・哀しくも２７インチで両足ベタな娘より。
by もん (2007-03-21 21:03)
のんびりとした感じのする素敵な町ですね。
美術館も大きな公園の中で
静かに建っている感じでしょうか。
ゴッホの絵とか、ゆっくり見られるなんて素敵なところですね(^^)
by いとお (2007-03-21 21:08)
こんにちは！！
きれいな景色に、美味しそうな食べ物！！
それに素晴らしい作品凄いですね～
私はゴッホとか有名な画家の作品ではないですが、絵を買いました～
今度、ブログにＵＰしたいと思います
by yoocomint (2007-03-21 21:44)
感無量！
素晴らしいですね。
お友達も『桃の木』と対面できて良かったのでは☆
by きょうパパ (2007-03-21 22:53)
＞ゆゆちゃん
他県に行くのと同じくらいの感じですねえ、たしかに。でも、言葉通じなくなっちゃうのは面白いですね。
でも、外国まで行くのは、お仕事以外は普通はまとまった休暇のときくらいだと思います。休暇は外国で過ごすドイツ人、すごく多いですよ。
by めぎ (2007-03-22 03:16)
＞もんとれさま
便利ですねえ。私はこちらで自転車買うのも大変ですよ。それより、七分丈のパンツがちょうどいいという悲しさ・・・
by めぎ (2007-03-22 03:17)
＞いとおさま
国立公園の自然の中にある美術館、とてもゆったりした気分になれますね。寒いと荒涼とした感じもしますけどね。
by めぎ (2007-03-22 03:18)
＞yoocomintさま
わぁ、どんな絵かしら♪ UP楽しみにしてまーす！
うちでは、絵のポスター貼ってます・・・
by めぎ (2007-03-22 03:19)
＞きょうパパ様
私の方が、「桃の木」という絵を知ることができて、とても嬉しかったです。彼女の思い出と一緒にずっと忘れないことでしょう。
by めぎ (2007-03-22 03:20)
ゴッホの美術館はいいですね！
海外の美術館へ行くとレストランもショップも充実しているので、
寄るのが楽しみです。
自転車のタンデムはありませんでしたか（＾＾）？
by くっさん。 (2007-03-22 12:34)
おー、ゴッホやー。
原画を近くで見るって最高ですよねえ。
海外の美術館は油絵の具の厚みが分かるくらい原画に寄れるのに
日本の美術展は絵との距離が遠すぎと思います。
by (2007-03-22 15:27)
ゆっくり美術鑑賞が出来る
何とも贅沢な環境ですね。
「の」と「な」では、大きく違いますが・・・
この陳列の仕方は 「の」的ですね。
by とよっち (2007-03-22 19:03)
絵本の1ページのような風景！
ゆったりとして、おおらかな美術館、理想ですね。
のんびり絵をみたい。
日本はどっと人が詰め掛けて、絵を見る前に疲れちゃいます。
by (2007-03-23 00:55)
なんて贅沢な写真たちなんでしょう。
旅してる気分になりました。
by misaboo (2007-03-24 15:11)
＞くっさん。さま
残念ながらタンデムは無かったんですよ～子供を乗せるベビーシート付の自転車はあったんですけど（がっくり）。
by めぎ (2007-03-24 21:39)
＞くろたさま
日本では本当に絵に親しむことがちょっと難しいですね。
絵の具の厚みまで見えると、印象が全然違いますよね。
by めぎ (2007-03-24 21:41)
＞とよっちさま
この陳列でも、海外で見ると「な」な印象なんですよ～
by めぎ (2007-03-24 21:43)
＞香草様
海外の常設展を見にいらっしゃると、たいていのところでゆっくりと見ることができますよ。パリのルーヴルも、モナリザ以外は結構ゆったりしてます。
by めぎ (2007-03-24 21:44)
＞misabooさま
写真の数で攻めてみました。いっぱいあって雰囲気が伝わりましたかね。
by めぎ (2007-03-24 21:45)