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2020年夏 ザルツブルク ブログトップ
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もう一つのオペラへ [2020年夏 ザルツブルク]

現在、2020年夏のザルツブルク音楽祭の話を連載中。

2日目の16時半過ぎ、今年のもう一つのオペラに出かけた。
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身分証明書とチケットに印刷された名前をチェックして、バーコードでQRコードを読み取り、入場させる。ちなみに体温をチェックするようなものはなかった。
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中に入ると、いつもは行ったり来たりできるこの空間が移動できないように仕切られていた。
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階段を上ってめぎの席のある階へ。上の方なのでそんなにゴージャスな格好の人はいない。あら、この家族、子どもたちは普通のマスクだけど、親の方は透明なマスク。あれ、息がしやすそうだけど、どうかなあ。
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マスク外して記念撮影している人もいた。
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あら、ずい分コスプレっぽい雰囲気の人がいるわねえ。髪が紫色で。ああいうオペラファンもいるのね。
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さて、コロナ体制のいいところは(などと言うと大いに語弊があるが)、席が一つ空きになること。おかげで肘がぶつからないし、前もよく見える。前の人の頭が邪魔にならないのって気持ちいいわよねえ。
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今後このままこの一つ空きが定着しないかなあ。その分チケットが高くなってもいいから。こういうオペラ座や劇場だけでなく、飛行機なんかもそうだったらいいわねえ。
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コジ・ファン・トゥッテを見る [2020年夏 ザルツブルク]

現在、2020年夏のザルツブルク音楽祭の話を連載中。

2日目のもう一つのオペラは、モーツァルトのコジ・ファン・トゥッテ。
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本当は休憩入れて3時間ぐらいかかるオペラなのだが、例によってコロナ対策で休憩なしなので、あちこちカットして短く編集し直しての2時間。舞台はずいぶんシンプルだが、演技はなかなかの充実ぶりで、声も素晴らしく、2時間あっという間でとても楽しめた。
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モーツァルトの貴重なオペラを2時間に縮めたと聞くと眉をひそめる向きもありそうだが、モーツァルトが生きていた時代にもその催しと舞台に合わせて縮めたバージョンで上演されたことが多々あったそうで、実はそんなに特別なことではないらしい。最近はオリジナルに拘って全てノーカットで上演するのが流行っているが、その時と場所に合わせてカットするという英断もあっていいものなのだろう。
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指揮がJoana Mallwitzという女性で、女性指揮者がザルツブルク音楽祭でオペラの指揮をするのは初めてのことなのだとか。しかし女か男かなんてことは関係なく、非常に好感の持てる演奏だった。
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全曲の映像が消えてしまったので、英語で紹介されているのを。



部分だが英語の字幕のを。右側がめぎの好きなマリアンヌ・クレヴァッサ(メゾソプラノ)。



初日の「エレクトラ」(残酷な悲劇に後期ロマン派のリヒャルト・シュトラウスの音楽)とは全く異なる「コジ・ファン・トゥッテ」(喜劇に古典的なモーツァルトの音楽)は楽しく耳にも心地よく、大好きなメゾのマリアンヌ・クレヴァッサの声が期待以上の素晴らしさだったのに加え、ソプラノも素晴らしかったしバリトンも素晴らしい声と演技の上に男前で、ああもう一度見たい!と思うほどだった。
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このプルミエはドイツでも同時に放送され、うちのドイツ人の亡くなった父親の奥さんが同じのを同時に見たと言い、あとでめぎと長電話をした。ソプラノ歌手だった奥さんの眼鏡にもかなって、どの歌手も非常にいい声だったらしい。生で見ためぎはとても羨ましがられた。うん、ホント、前の日の「エレクトラ」と言い、この日の「コジ・ファン・トゥッテ」と言い、両方とも期待以上の出来で、頑張って行って良かったわ。
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公演後 [2020年夏 ザルツブルク]

現在、2020年夏のザルツブルク音楽祭の話を連載中。

2日目のプルミエが終わって外に出ると、ゴージャスな人たちがいた。
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車がお出迎えの人たちもいるけれど…
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また、反対方向へ向かう人たちも多いけど…(真ん中の男性、日本人っぽい…まあ、中国人か韓国人かも知れないけれど、つまり東アジア人。ヨーロッパに住んでいる人なのかな。)
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こっちへ向かう人たちはなんだか豪華。
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その先には有名なレストランがあって、プルミエ後はそこに音楽関係者や有名人たちが集うのだ。みなさま、行ってらっしゃいませ…
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いいなあやっぱり連れがいる人は。別にその有名なレストランに行きたいわけじゃないが、オペラのあとってホント、色々おしゃべりしたくなるのだ。まあ仕方がないのだが。

めぎはこのまま宿に戻った。
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