タイルの街 [ポルトガル北部]
現在、3月下旬のポルトの話を連載中。今日は無難な観光写真からタイルのお話を。
ポルトの街で最初に目についたのは、綺麗な青いタイルで装飾された教会の壁。この写真では見えにくいが、夜の闇の中で青いタイルがぼうっと美しく光っていたのだった。
後日昼間に写したその教会。
こちらの教会なら、その夜の青い色合いが多少見えるかしら。三脚を使ってシャッター速度を下げて写したら、もっと綺麗に青色が写ったのかも知れない。
ここでは教会に青いタイルを貼るんだな、という印象を抱いて一夜明けてみたら、ホテル近くの普通の建物にも青いタイルが貼られていることに気がついた。
こういうなんてことのない普通の店の建物にも。
その中に時折教会があって、それはそれは青く美しく見えるのだった。
あ、鳥さんが。眺め、いいだろうな。
石がむき出しになっている面積が多い教会もあったけど・・・
総タイル張りの、しかも絵が描かれている豪華な教会が多い。
しかし、めぎの目を最も惹いたのは、普通の家の壁のタイル。
どこもかしこもタイル張り。部分的のもあるけど・・・
一面タイル張りも多い。
そして、一つとして同じ模様はない。
タイル張りって、意外と素敵ねぇ。
よくよく近づいて見てみると、実はあちこち結構欠けている。
古くなると新しく張り替えたりもしているのかも知れない。その場合は同じ模様のを特注するのかしらね。
この手のポルトガルのタイルはアズレージョというらしいが、そのアズレージョで有名なのがポルト駅。左に見えている教会の外壁がやっぱりタイル張りなのに対し、駅の外壁はただの石造り。しかし・・・
中に入るとタイルの豪華な絵が一面に。
なかなか精巧な出来。
駅の奥には・・・
プラットフォーム。ちょっと話は逸れるが、ここから電車に乗って、スペインを横切りフランスを横切りスイスを通ってドイツへ抜ければ、デュッセルドルフに帰れる。そう考えると、地続きのヨーロッパってすごいな。
たぶんポルト駅のタイルは観光名所の一つなのだと思うが、めぎはそこではあまり気合いを入れて撮らなかった。というのは、その前にもう何枚も何枚もタイルを撮っていて、すっかり満腹だったから。めぎが殊の外感動して撮ったタイル装飾の一つはこちら。何の建物なのか分からないが、素晴らしいタイル。
それからこちらの教会も。この、他よりも濃いブルーが際立っていた。
でも、やっぱり一番心に残ったのは、普通の建物のそれぞれ異なるタイルかな。独創的で、個性的で、どれも惹き付けられた。
撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)/ 20mm(F1.8)、Nikon 1 V3 + 30-110mm(F3.8-5.6)
ギマランイス [ポルトガル北部]
今日から思い切って1年半前の旅行記の続きを始めようと思う。2016年春のポルトガル北部の話だ。当時ポートワインのこととポルトの街の写真を中心に旅行記を書き、その他の街のことにはほぼ手付かずのまま放置に至った。1年半経った今ちょっと見返してみるととっても懐かしく、外国旅行の楽しさが蘇ってきたので、最近の写真撮影修行のことなどを忘れて旅行気分でご紹介しようと思う。
ポルトガルでは最初にポルトに2泊して、その後レンタカーで北部の主にドウロ河畔を東へ縦断し、スペインとの国境辺りをちょっと北上し、今度は行きと別のルートで西へ縦断して大西洋岸に出て、そこから海沿いを南下してポルトに戻り、再びポルトに1泊して旅を終えた。ポルトから2度目のポルトまでの間に4泊したのだが、今日から始める話はその1泊目の街のこと。その町の名前はギマランイス。
↑こんな写真で始めるのは、ここがめぎたちにとってとっても思い出深い場所だから。この街に到着したときに偶然入ったこのカフェのこのナタというケーキのようなお菓子がものすごく美味しくて、めぎたちは出発前にもホテルでの朝食後再びここへ向かい、わざわざここでお茶をしたのだった。
このナタは一つ60セント(約70円)。ポルトガル北部ではどこにでもあって、どこでもだいたいその値段だったが、とにかくたったの70円位のお菓子でこんなに幸せになれる国って、なんて素敵なのかしら・・・とめぎはホントこの時ポルトガルにすっかり恋をしてしまったのだった。
どんな味のどんなお菓子かと問われると、そうだなあ、カスタードクリーム入りのシュークリームとバニラプディングを足して2で割ったような感じかな。
他にも似たようなのが色々ある。どれも美味しかったけど、やっぱりナタが最高。
ここには現地の人達しかいなくて、ここの日常の様子が垣間見られて楽しかった。ポルトガル語ってスペイン語と似ているけど、スペイン語よりずっと物静かで響きがソフトな感じ。
さて、ギマランイスをちょっとお散歩いたしましょ。
つづく
撮影: D600 + 20mm(F1.8)
ポルトガルでは最初にポルトに2泊して、その後レンタカーで北部の主にドウロ河畔を東へ縦断し、スペインとの国境辺りをちょっと北上し、今度は行きと別のルートで西へ縦断して大西洋岸に出て、そこから海沿いを南下してポルトに戻り、再びポルトに1泊して旅を終えた。ポルトから2度目のポルトまでの間に4泊したのだが、今日から始める話はその1泊目の街のこと。その町の名前はギマランイス。
↑こんな写真で始めるのは、ここがめぎたちにとってとっても思い出深い場所だから。この街に到着したときに偶然入ったこのカフェのこのナタというケーキのようなお菓子がものすごく美味しくて、めぎたちは出発前にもホテルでの朝食後再びここへ向かい、わざわざここでお茶をしたのだった。
このナタは一つ60セント(約70円)。ポルトガル北部ではどこにでもあって、どこでもだいたいその値段だったが、とにかくたったの70円位のお菓子でこんなに幸せになれる国って、なんて素敵なのかしら・・・とめぎはホントこの時ポルトガルにすっかり恋をしてしまったのだった。
どんな味のどんなお菓子かと問われると、そうだなあ、カスタードクリーム入りのシュークリームとバニラプディングを足して2で割ったような感じかな。
他にも似たようなのが色々ある。どれも美味しかったけど、やっぱりナタが最高。
ここには現地の人達しかいなくて、ここの日常の様子が垣間見られて楽しかった。ポルトガル語ってスペイン語と似ているけど、スペイン語よりずっと物静かで響きがソフトな感じ。
さて、ギマランイスをちょっとお散歩いたしましょ。
つづく
撮影: D600 + 20mm(F1.8)
ちょっと衝撃的な光景 [ポルトガル北部]
現在、2016年春のポルトガル北部ギマランイスの話を連載中。
ギマランイスで旧市街を散歩するために駐車したのは、旧市街のちょっと外のショッピングストリート。駐車したところの前にはこんな建物があって、ちょっと見えにくいが壁にタイルが貼ってあって、素敵だなあと思って撮影。
・・・と、すぐ近くの車から降りてきた人たちが何やら白い服に赤いマントを羽織った。それを見てうちのドイツ人が、めぎめぎ~あそこ!写真!と言うのでわけも分からず適当に撮ったらピントがずれちゃったのだが・・・
うちのドイツ人が写真を撮れ撮れと促すわけが次の瞬間にわかった。
おおお~開かれたぶーちゃん・・・いっぱい吊り下がってる!
彼らはこんなふうに担いで道路を渡り・・・
肉屋さんに入っていった・・・あのタイルの建物は肉屋さんだったのね。
ドイツでも然るべき時間帯に然るべき場所できっとこの様子が見られるのだろう・・・しかし、こんな町中でこんな風に運ばれるぶーちゃんにお目にかかるとは。ドイツでも大きな塊肉はいつも目にしているし、ヒヅメ付きの足も見ているし、かつてスペインだったかフランスだったかで、肉屋さんの中にぶら下がって捌かれている途中のギュウさんは見たことがあったのだけど、公道をこんな風に担いで店の正面から運び入れるとはねえ。
付け足しだが、この近くにスーパーがあって、そこでめぎ家は自宅用土産を購入。それはバカラオ(塩漬け干し鱈)。これ、こんなふうに並んでて、選んだのをこんな風に切ってビニールに入れてくれた。
ポルトガル、豪快だわ・・・
撮影: D600 + 20mm(F1.8)
ギマランイスで旧市街を散歩するために駐車したのは、旧市街のちょっと外のショッピングストリート。駐車したところの前にはこんな建物があって、ちょっと見えにくいが壁にタイルが貼ってあって、素敵だなあと思って撮影。
・・・と、すぐ近くの車から降りてきた人たちが何やら白い服に赤いマントを羽織った。それを見てうちのドイツ人が、めぎめぎ~あそこ!写真!と言うのでわけも分からず適当に撮ったらピントがずれちゃったのだが・・・
うちのドイツ人が写真を撮れ撮れと促すわけが次の瞬間にわかった。
おおお~開かれたぶーちゃん・・・いっぱい吊り下がってる!
彼らはこんなふうに担いで道路を渡り・・・
肉屋さんに入っていった・・・あのタイルの建物は肉屋さんだったのね。
ドイツでも然るべき時間帯に然るべき場所できっとこの様子が見られるのだろう・・・しかし、こんな町中でこんな風に運ばれるぶーちゃんにお目にかかるとは。ドイツでも大きな塊肉はいつも目にしているし、ヒヅメ付きの足も見ているし、かつてスペインだったかフランスだったかで、肉屋さんの中にぶら下がって捌かれている途中のギュウさんは見たことがあったのだけど、公道をこんな風に担いで店の正面から運び入れるとはねえ。
付け足しだが、この近くにスーパーがあって、そこでめぎ家は自宅用土産を購入。それはバカラオ(塩漬け干し鱈)。これ、こんなふうに並んでて、選んだのをこんな風に切ってビニールに入れてくれた。
ポルトガル、豪快だわ・・・
撮影: D600 + 20mm(F1.8)