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カウベルの音を聞きながら [2022年夏 ガルミッシュ]

今日は2022年夏のガルミッシュ・パルテンキルヒェンのお話を。

ここはガルミッシュ・パルテンキルヒェンの墓地。
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場所はこちら。



めぎたちは、リヒャルト・シュトラウスのお墓の前にいる。
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お墓の裏側からカウベルのような音がカランカランと聞こえてきた。おお、これは、リヒャルト・シュトラウスが作曲したアルプス交響曲のカウベルか?と思って向こう側を覗いてみたら、ヤギがいた。立派な角だな~パラパラで。
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そろそろお墓をお暇することにしよう。
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公園のような墓地。歩いていても、薄気味悪さなどは感じない。
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立派な飾りだな~ちょっとザルツブルクを思い出す。
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ここにはこういう納骨堂もあった。
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高い山に囲まれた小さな村ガルミッシュ・パルテンキルヒェン。そこを愛したリヒャルト・シュトラウス。日々、こういうカウベルの音を聞いて過ごしていたんだね。
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めぎは「サロメ」とか「エレクトラ」とか「薔薇の騎士」とかの彼のオペラが好きなのだけど、たぶん一般的に最も有名なのは、「2001年宇宙の旅」の冒頭の音楽だろうと思う。「ツァラトゥストラはかく語りき」という曲だ。その冒頭の部分のみのビデオがあったので貼り付けておく。



お墓を見ると、本当に不思議な気分になる。みんな、今のめぎのように、かつては生きていたのだものね。でも、ここに葬られ、いつしか記憶からも忘れられていくのだ。
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こうやってお墓がある人たちは、亡くなった人が自分で十数年分のお金を払っていった場合以外は子孫がまだお墓を管理している(つまり使用料を払っている)という証拠だから、完全に忘れられてはいない人たちなのだけど、いつかは代替わりして、管理する人がいなくなれば別の人のお墓にもなりうるわけで、なんとも儚いものだわね。
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これでこの旅の目的をすべて終え、めぎたちは夏の終わりを感じながらここを後にした。
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Baldhead1010

日本のお墓はあの墓石や卒塔婆がちょっと怖いですね。
by Baldhead1010 (2023-04-19 03:42) 

(。・_・。)2k

そっか そう考えるとお墓もせいぜい100年かそこらしか
ない物なんですね 形は残ったとしても廃れていくんですね

by (。・_・。)2k (2023-04-19 03:45) 

おと

この曲、知っている〜!!て、嬉しくなりました^ ^
ガルミッシュパルテンキルヒェン、冬山ではない景色をたくさん見せていただいて、また違うイメージを持つことができました♪
by おと (2023-04-19 05:55) 

mm

西洋のお墓は本当に明るいですね。我が家のお墓がある所も「芝生墓地」と言う一角があって、そこはこんな風に寝かした石か西洋風の石が並んだ墓地です。
桜の時期は墓地と言えどもお花見客が一杯^^ 案外明るい墓地です。
by mm (2023-04-19 06:26) 

YAP

お墓は私も自分の親のことでずいぶん考えさせられました。
ヨーロッパも先進国は日本ほどではないとしても高齢者率が増えるでしょうから、お墓の維持は課題になるんでしょうね。
by YAP (2023-04-19 08:20) 

Inatimy

TVのCMで聞いたことがある曲だ^^。
「ツァラトゥストラはかく語りき」のニーチェの本は見たことがあるけれど、
この曲がそういうタイトルだったとは。
by Inatimy (2023-04-19 19:24) 

nachic

お墓は子孫がいないと管理していけないですもんね。
親戚のお墓が山の急斜面にあったりして、子孫も高齢になると来られないところでした。自分は樹木葬とか海葬とかで良いなと思います。
by nachic (2023-04-19 21:37) 

engrid

そうだったわと、映像も思い出しました、お墓、悩ましき問題になりつつあるのではないかしら、墓じまいの話題もありますしね
by engrid (2023-04-19 21:47) 

テリー

お墓を維持するのは、大変ですね。
我が家も現在どうするか検討中です。
by テリー (2023-04-19 22:42)