SSブログ

2021年の誕生日 その2 食事編 [食べ物・飲み物]

いくつになっても誕生日をしっかりお祝いするドイツに住んで、実は今回20回目の誕生日。今日は誕生祝の食事のお話を。話のテーマは3つ。食べたものと、店の対応と、コロナ。店の対応に関しては緑にしてある。

今年の誕生日の食事は、未だコロナだけど、ワクチン接種完了証明をチェックする店ということで以前も何度か行ったことのあるこちらのビストロレストランに行くことに。実はここでも予約していた席に別の人が座ってて別の席に通されたというハプニングがあったのだが、まあ席が無かったわけではないから良しとする。(先日の話のつけ足しになるが、めぎ家は店にもちろんクレームをつけている。が、それで席が戻ってくるわけではないし、店側が全く悪びれずにいるところが昔とすっかり変わったと思う。予約を受けた人とこの日この時間にいる人との連絡が全く行き届いていなくて、でもそれはこの店に限らず最近どこもそうで、つまりみんなその日の自分の仕事を適当にこなせばいいという感じなのだ。ヨーロッパでは、それ相応のサービスを受けたければもっと高級な店に行けということでもあるのだろう。のっけからネガティブな話になってしまったが、しかしここは手ごろな値段で新鮮で美味しい魚介が食べられるので、決して悪くはない。)

さて、みんなワクチン接種完了証明書を見せて席に通されているわけだが、満席すし詰め状態で、コロナが結構気になる…が、来たからにはそのことはもう忘れて食事を楽しむことにしよう。まずはキールメゾン(キールロワイヤルみたいな飲み物だけどシャンパンではなくクレモンをカシスリキュールではなくPommeauで割ったもの)で乾杯し…
20211105_173055_001.JPG


それからお目当ての牡蠣の盛り合わせ。これ、4種類の牡蠣が乗っている。
20211105_174351_001_01.JPG


こんな風にテーブルセッティング。皿の下に置かれた複数の種類のパンもそれぞれ美味しかった。
20211105_174358_001.JPG


上の1皿目の4種類の中からこれが美味しいというのを1つ選んで6つ(一人3つずつ)もう一度。めぎたちが選んだのはブロンというヨーロッパの牡蠣。殻が丸く浅く、身は日本のと比べるとずっと小ぶりだが、これが最も繊細で上品で濃厚で美味しいのだ。
20211105_180035_001.JPG


この日のワインはこちら、プルミエクリュ。最近クリュづいているめぎ家。でも、2015年物とメニューに載っていたのを頼んだのに、今この写真を見ると2019年のシールが…むむむむ…
20211105_180840_001.JPG


なんだかもうちょっと食べたいねということで、もう一皿ブロンを6つ。
20211105_181147_001.JPG


ちょっと違うものをと次に選んだのが、焼き帆立て貝のサラダと(さっとフランベした感じの帆立て貝が3つと野菜いっぱい)…
20211105_183028_001.JPG


鮭のキャビア、つまり、いくら。ちょっと手巻きずしをしたくなるわねえ。サラダといくらは二人で取り分けて食べた。
20211105_183031_001.JPG


で、最後にどうする?何食べる?と議論した結果、もう一回ブロン行っちゃえ!ということで、本日4皿目の牡蠣。6つと慎ましいことはせず、12個にして一人6つ。でも、パンはもう持ってきてくれなかった…忘れちゃったらしい。なんか、ここのウェイターの働きぶり、気は良いんだけど適当なんだよなあ…満席で忙しいのかもしれないが。
20211105_185121_001.JPG


こうして牡蠣オトナ食いを堪能しためぎたちのお勘定はこちら。ブロンは1つ当たり4ユーロ。ブロンだけで96ユーロ。最初の牡蠣4種8個盛りが28.5ユーロ。ワインは1本46ユーロ(これはメニューに載っている2015年物のお値段。飲んだ瓶を2019年物だと確認しなかっためぎ家の所為だけど、最近老眼でこういう暗い照明の店ではあまりよく見えないし、これって詐欺だわよね…いや、詐欺というより、やっぱりこれも世代の差というか、世の中が変わったというか、適当でいい加減だということかな。もしめぎたちが気が付けば、あ、ホントっすね~と悪びれずに訂正したのではないかと思う。そして、めぎたちは昔良き時代の感覚で、店を信頼する傾向があり過ぎるのだろうと思う(だって、ここはドイツで、イタリアじゃないんだし)。たぶん20ユーロぐらい余計に払ったわけだけど、でもまあめぎ家は20ユーロに困っているわけではないし、食事も飲み物も美味しかったからまあ良しとしている。そもそもこういうビストロではプルミエクリュなんて頼むんじゃなくて、ハウスワインで十分なのだ。まあ勉強代ってことで。でもみなさま、もしドイツを旅するのなら、またはこのお店に行くのなら、どうぞご注意を)。その他もろもろで213ユーロ。チップも込みで日本円で3万円ちょっと。
20211105_190454_001.JPG


今振り返っても、色々あったにしては美味しくて楽しく大満足の食事だったのだが、同時に、これだからコロナの感染者が増えるのよね~と実感する夜でもあった。満席すし詰めにプラスチックの仕切りも無ければ隣のテーブルとの距離も以前通り。それに、ぶっちゃけ、めぎたちだって食事に出かけたぐらいだから、世の中皆じゃんじゃんレストランに出かけているのだ。ワクチン接種完了証明をチェックされているとはいえ、この状況では感染せずに済んだのはただの幸運というしかない。しかし言い方を変えれば、ちゃんと最低限のチェックをすれば、これだけの人がいてもほぼ無事に誰も感染せずに経済が回っていくということである。恐れていてはいつまでもどこにも行けないし、でもすっかりOKという訳でもない困った状況。あとは、個人個人がどう判断し、どう行動するかによるのだろう。
nice!(30)  コメント(10) 

nice! 30

コメント 10

Baldhead1010

生牡蠣を食べたいけど、うちはカカがダメなので食卓に上がることはないです。
予約席に座れない・・・外国でのいろんなover-bookingは日常茶飯事のことでしょうか。
by Baldhead1010 (2021-11-16 03:04) 

(。・_・。)2k

牡蠣 大量に食べたんですね
てか 牡蠣ってそんなに種類があるとは思わなかったなぁ
食べ比べができるって 良いですね
美味しいの見つけたら 俺だったら 何個食べるかなぁ

by (。・_・。)2k (2021-11-16 05:54) 

mm

凄い量の牡蠣を召しあがったのですねぇ~ 我が家は生ガキはダメだし、息子がいない時に(息子は牡蠣を食べない)フライのような料理だったら夫が食べるので何とか口にできます。
だんだん人間の質が変わってきているのかな・・・ドイツでそんないい加減って考えられないです。まさにイタリア的?^^
でも日本も随分変わりました。 年配のパートの方の方が店の対応は良い感じがします。若い正社員よりね。
by mm (2021-11-16 06:17) 

Inatimy

牡蠣祭りですね^^。 かなりの数を召し上がって。 お誕生日の宴にぴったりな。
生の牡蠣、我が家ふたりは苦手で、食べるなら焼き牡蠣とか牡蠣フライかなぁ。
接客については逆にオランダは昔に比べだいぶ対応が良くなったかな。
欧州で最悪とも言われてた時期もあったので・・・。
by Inatimy (2021-11-16 06:52) 

YAP

ドイツで20回目の節目の誕生日だったんですね。
最後の一文、ほんとにその通り、個人の判断、行動だと思います。
それぞれの判断を尊重すべきで、自粛警察とか半ワクチン活動とか、そういう周りにおかしな強制力を発揮しようとする連中がいなくなればと思います。
by YAP (2021-11-16 07:52) 

stellaria

たっぷりした牡蠣の大人食い、美味しそうです〜。
お店の対応についてはすごく考えさせられました。予約したのにその席がなくなっていたら予約の意味がないですね。効率よくお客を詰め込んで、とにかく売り上げが上がればいいという感覚もあるのではないかと思いました。コロナの影響もあるのでしょうか。
日本だったらこういうお店はどうなるのかな?口コミサイトに色々書かれて衰退しちゃうのかな、そうでもないのかな、とあれこれ考えてしまいます。
by stellaria (2021-11-16 14:58) 

miffy

牡蠣の食べ比べ良いな~
by miffy (2021-11-16 21:32) 

nachic

暗い中、勘定書が読みにくくなって、、というのはわかります。と言っても、書いてある通りのものが出てくると信頼しているのにね。でも写真撮ってなかっったら、気づけなかったですね(´•̥ω•̥`)
牡蠣、美味しそうです。

by nachic (2021-11-16 23:55) 

テリー

生牡蠣、大好きです。
213ユーロ、チップをいれて、3万円ちょっと、少し高いけど、十分楽しまれたから、よかったですね。
by テリー (2021-11-17 10:24) 

angie17

豪勢な牡蠣の食べ方ですね~~~。
なんか、清々しいです(笑)
by angie17 (2021-11-17 16:43)