SSブログ

6月のめぎ家の食事 [食べ物・飲み物]

早くも6月最終日。今日はめぎ家の6月の食卓風景から。

まずはスパゲティ。
a1.jpg


トマトの美味しい季節になって、トマトだけのスパゲティを作ってくれる日も多いのだけど、久々にミートソースにしようと思ったのだとか。夕食作ってもらえる幸せと、光いっぱいの時間に食べる幸せ。

一年で最も明るい季節なのに6月はちょっと寒くなって、冬のような煮込みが多かった。これは豚肉の塊の煮込み。
a2.jpg


薄く切って、茹でたジャガイモと。
a3.jpg


白アスパラは毎週末のお楽しみ。
a4.jpg


そしてまた寒い日が続いて、スープが美味しかった。これは牛の骨で出汁をとったスープ。
a5.jpg


そしてW杯が始まった。始まった頃から既に、ドイツ今回ダメかも・・・とうちのドイツ人と話していた。どうもチームが仕上がっていないような、ヨギのアイディアが枯渇しているような、もしかするとヨギ君臨が長すぎて空回りしているような、嫌な雰囲気だったのだ。さらに、トルコ系のドイツ選手が、ドイツでは独裁政権と悪名高いトルコ大統領と親しくしている様子がメディアに出て、世論に思いっきり叩かれ、その選手を含むチームを応援するという雰囲気がドイツ国内にも欠けていて、本当に嫌なムードだった。
a6.jpg


それでもグループリーグはなんだかんだ言いつつ突破するでしょう、ともやっぱりどこかで思っていたのだけど。どの選手もヨーロッパの名だたるチームでレギュラーをしている人たちだし、ドイツはグループリーグを突破しなかったことは史上なかったので。まさかの最下位で、ヨギはW杯優勝監督という素晴らしい名声とともに、ドイツ史上初めてグループリーグを突破できなかった監督、という汚名も背負ってしまったわね。
a7.jpg


引き際って大事だわねえ・・・連続優勝とか、ヨーロッパ選手権での優勝とか、まだ成し遂げていない夢があったとは言え、やっぱりW杯優勝で引退しておけばよかったのにねえ・・・欲はエネルギーになることもあるけれど、悪い意味でのパワーになってしまった感じがするなあ。なんとなく、今は誰もヨギに逆らえないという感じがするのだもの。W杯優勝監督に誰も逆らえなくなったのは当然なんだろうけれど。選手の選抜でもえええ!???ということがあったのだけど、でも今までヨギの采配で間違ったことはなかったからまあ多分大丈夫、お手並み拝見・・・というのがW杯直前のメディアの書き方だったのだ。グループリーグ敗退でそれもオシマイね。

めぎがサッカーを真剣に見るようになったのは2004年頃から。ドイツでW杯があった2006年にはヨギはアシスタントで、その後監督に就任し、つまりめぎのサッカー観戦人生はヨギとともにあった。ドイツはいつも強くて、それはヨギの采配に寄るもので、見るのはとても楽しかった。それがこんな不名誉な、多分ドイツ監督として最悪の事態が起こるところを見ることになろうとは。

さてさて・・・次は、めぎが料理を請け負って明太子スパゲティを作った日。明太子は冬に北海道から送ってもらったのの冷凍の残りで、海苔は日本食材店で買ったもの。なぜめぎが料理したかと言えば、男のロマン・白夜フィヨルド海釣りツアー(そういう名前のツアー参加ではなく、友人たちとの個人旅行だけど)に出かける前のうちのドイツ人が、休みに入る前に仕事を終わらせるためモーレツに忙しかったのだ。一週間仕事をしないとなると、その前に片付けることがいっぱいあったのだろう。
a8.jpg


それでも夜にはサッカーを見た。火が通りやすいように細めのを買おう、と選んだグリーンアスパラは、やっぱりベーコン巻きにはならなかった。ベーコン巻きは撮影を忘れたけどこの次の日にサヤインゲンで作ってあった。うちのドイツ人的にとって巻くという行為は複数のものをまとめるという感じで、サヤインゲンも10本くらいをベーコンで束ねてあったのだが、アスパラは切りたくないし、この長いのをベーコンでまとめるという発想にはならなかったようだ。めぎはシンプルにおひたしにもしてみたかったが、まあいいや。
a9.jpg


そして、明日から出かけるという日、最後の白アスパラスープ。
a10.jpg


その後ノルウェーの北極圏に出かけていった。白夜だが毎日5~10℃のフリース着用の世界で、ただただ釣り三昧で過ごしたらしい。どこを観光するわけでもなく、もともとそこは特に観光することもない人里離れたド田舎で、ただフィヨルドに囲まれて一週間ずっと毎日毎日ボートで海釣り。めぎは学校さえ休みならフィヨルド&海釣り撮影に行ってみたかったのだけど、ハンブルクの友人の奥さんの方はキッパリと嫌だと言って留守番したとか。そのおかげで男たちだけのツアーが実現し、それはそれでよかったらしい(なんか臭そう・・・)。キッチン付きの宿で夜は釣った魚をみんなで料理して食べる、ということで、うちのドイツ人はお米や日本の酢やワサビやガリやノリを用意していって、寿司パーティーもしたとか。100kgもの魚を釣った日もあって、大いに楽しんだ様子。そこにいる間にドイツ戦が2回あったのだが、みんなでテレビ観戦し、1回は残り1分のところで首がつながって大騒ぎ、もう1回はキムチに負けたとお通夜のように意気消沈したとか。

そんな間、めぎはなんと体調を崩し、熱が出て仕事を休んだりもしたのだが(疲れがどっと出たかな~でも、熱でその疲れが本当に外に出ていったという感じですっかり疲れが吹き飛んだ・・・めぎって本当にわかりやすい身体だわ)、そんなわけであまり食欲もないし作る元気もなかったので、基本的にご飯を炊いて日本食料品店で買った納豆を食べるとか(うちのドイツ人が納豆嫌いなのでこのときとばかり♪)、一人しゃぶしゃぶをするとか(うちのドイツ人はすき焼きは好きだけどあっさりとしたしゃぶしゃぶはあまり好まない)、日本食材店で買った日本のうどんや冷やし中華などを食べていた。が、一度だけドイツ食を用意、一人で最後の白アスパラを楽しんだ。茹でた新ジャガが美味しかった。
a11.jpg


白アスパラの季節はおしまい。また来年までさようなら。

撮影: D600 + Voigtländer Ultron 40mm(F2)/ 70-200mm(F4)
nice!(30)  コメント(6) 

nice! 30

コメント 6

Baldhead1010

我が家はカカが作る人、私、食べる専門の人。です^^

○○三昧の旅をしてみたいです。
by Baldhead1010 (2018-06-30 04:14) 

Inatimy

具沢山のスープ、なんて美味しそうなんでしょ^^。釣った魚で寿司パーティも楽しそう。
ひとりの時に体調崩すと、なんだか心細いですよね。
横になりながらも、何か食べなきゃと、自分で用意しないといけないし・・・。
暑い日が続きそうですが、無理なさいませんように。
by Inatimy (2018-06-30 06:23) 

YAP

サッカーは残念でしたね。
たしかに引き際は大事。
選手であれば、泥臭くいつまでも努力する姿を見せるという選択もあるけど(キング・カズのように)、監督は潔さが重要ですね。

白アスパラの季節はもう終わりなんですね。
by YAP (2018-06-30 07:14) 

(。・_・。)2k

なんだか 毎日がレストランで食べるような
食事なんですね〜

by (。・_・。)2k (2018-06-30 10:42) 

mimimomo

男ばっかり! それは良いかも。わたくし基本的に女ばっかりの旅行は好まないです。男の人の方があっさりしていて料理も大胆な料理が出てきそうで羨ましいわ^^ こまごま考えないね~♪それ好き。
あーホワイトアスパラを存分に頂いてみたいわ。
by mimimomo (2018-06-30 12:26) 

engrid

白アスパラの旬、美味しい時期だけいただく
いつも美味しそう、スープがとてもいいな、、
熱と一緒に、体の毒素も吹き飛んだのかな
でも、お一人のときはこころぼそいな
釣りを大いに楽しんで、男同士の旅も違った楽しみでしょうね
by engrid (2018-07-01 00:33)