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アルトヴィンを抜けて砂利道へ [トルコ北東部]

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今日はまたトルコ旅行記の続きをどうぞ。話は4月中旬のイースター休暇中、トルコ北東部旅行の3日目のこと。

温泉のあるアイデルをあとにしたのは11時ちょっと前。そこからまず黒海を目指し、海岸に出たのが11時半頃。そこから東へ海岸沿いを走り、ホパというグルジア国境の町で右に入り、アルトヴィンを目指す。
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ホパを過ぎてアルトヴィンへの分岐のところまで来たのは12時過ぎだった。
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そこからまた田舎道。牛をよく見かけた。
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右に曲がってから10分ほどのところで写した写真。アルトヴィンまで60キロ。どのくらいかかるかな。
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荷物運びのケーブルを操作するおばあさんと孫のような若い女性。
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トルコには羊がいっぱいいると想像していたのだが、これまで羊は見かけず、牛ばかり。
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だんだんと山の中へ。
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こんな怖そうな吊り橋があったり。
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しばらくすると、こんな大きなダムと発電所が。
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その向こうには広大なダム湖。
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アルトヴィンが見えたのは13時20分頃。約70㎞くらいの道のりに1時間20分かかったということだ。
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アルトヴィンで休もうかという案もあったけど、時間がかかりそうなので先を急ぐことに。アルメニア国境近くのカルスまで行くという案もあったけど、行けるだろうけど次の日にトラブゾンまで戻るのが大変だと考えてやめた。エルズルムに行こうかとも思ったが、これも遠すぎるなあ。とりあえずユスフェリまで頑張りましょ。
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その辺りから次第に山が険しくなった。
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明かりの全くないトンネル。長かった・・・しかし、どこまでもまっすぐだった。軍用のトンネルだったのかな。
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その後、道が・・・
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砂利道に。
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また舗装道路になったりも。
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この辺り、どうやらアウトバーンを新たに建設中のよう。埃まみれになりながら通過。こんなすごい大掛かりな工事、いったいどこから費用が出ているのかしらね。
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時々ちゃんと道案内が。
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こんな調子じゃユスフェリにもいったいいつ着けるかしら・・・
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まわりは砂利がすぐにも崩れてきそうな雰囲気。
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・・・と思ったら、なんと一時停止させられてしまった。
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この時点で2時。おなかすいたなあ・・・いったいどうして一時停止なのかもトルコ語でまるで分からず、どのくらいで通れるようになるかも分からず。うちのドイツ人はこのとき外に出て一服したが、あまりの埃にめぎは外に出ずに車の中から後ろを撮影。すごいところねえ。
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ここで、携帯に着信が入っていることに気がついた。見ると、ドイツからではなくトルコのどこかからだ。えええ、どうして?誰から?と考えていたら、また着信が。意を決して出てみると、アイデルで泊まった宿からの電話。なんと、うちのドイツ人がその宿に忘れ物をしてきたのだとか。ええええ~!

その忘れ物、実はうちのドイツ人が旅の出発時にデュッセルドルフ空港から郵便で出すつもりだったある書類で、それを出し忘れてしまったためそのままトルコまで持ってきたのだが、この前日に温泉の公衆浴場へ行ったときにリュックからいくつか温泉で必要のないものを出し、そのまま置き忘れてしまったらしい。その書類自体はうちにオリジナルのワードのデータがあるのでどうしても必要というわけではないが、クレジットカードの番号やらを控えた紙やパスポートのコピーもそれと一緒だという。マジですか・・・とりあえず、また連絡します、とだけ言って電話を切り、どうするか協議。取りに行く?でも、ここから取りに行く事なんて、もうほとんど不可能じゃない?送ってもらう?でもどうやってその郵送代を払う?破棄してもらう?などと話しているうちに、通行可能になった。2時25分くらい。
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こんなところを時速30キロでがたがた揺られながら進み・・・
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また舗装道路になったり・・・
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また砂利道になったりを繰り返し・・・
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いくつも暗くて長いトンネルを抜け・・・(ここは多少明かりがあったが)
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どこまでも切り立った崖の間を走り・・・
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ようやくエルズルムとユスフェリの分岐を抜け(その写真は撮り忘れ)、ユスフェリ方面へ。
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つづく。

撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)
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コメント 12

YAP

あれ?
忘れ物は断念されましたか?
by YAP (2014-05-28 05:25) 

ナツパパ

おおおっ、すごいところだなあ。
写真で拝見する分には景色に見入ってしまうけれど、
実際に運転していたら大変そう。
それから、山に木が少ない分、険しく感じられますね。
by ナツパパ (2014-05-28 06:08) 

Inatimy

トルコというとイスタンブールのようなイメージしかなかったので
こんなにも険しい山々があるなんて思っても見ませんでした。
乾いた砂利道になった辺りで、私ならもう挫けて戻っていただろうなぁ。
途中にお店もないし・・・・ガソリン残量大丈夫かしら。
これを見るとドイツって道路整備がきちんとされてて走りやすいし、
ものすごく便利な国ですよねぇ・・・としみじみ。
by Inatimy (2014-05-28 06:40) 

Baldhead1010

これだけ牛がいると交通事故に遭うものもたくさんいるでしょうね。
by Baldhead1010 (2014-05-28 07:17) 

ちばおハム

砂砂利のみちですか。
日本でこういう道に会うと妙にドキドキしてしまいます。
続いているのかしら…って思います。
標識があると少し安心しますね。
by ちばおハム (2014-05-28 07:28) 

たいちさん

凄い行程を行かれたのですね。一般旅行では、とうてい体験できませんね。
by たいちさん (2014-05-28 10:31) 

きぃ*

とても険しい景色で、これもまた興味深く
じっくり拝見させていただきました。
ドイツの色彩とはまた違った雰囲気がありますね
by きぃ* (2014-05-28 11:31) 

sheri

舗装されてたり、されてなかったりの道は大変ですね。
以前、アジアのどこかの国でこんなような山あいの場所に道路を作るために働いてる日本人の様子がTVでやっていて、大変そうだなぁと思いました。

材料を持っていって、ラーメンを作ったら従業員みんな喜んでたという話でした。

全く関係ないんですが、昨夜W杯の壮行試合が行われて、内田選手がゴールを決めましたよ。

日本のニュースってネットでもうご存知かな?と思ったけれど、ついつい教えたくなってしまいました。
by sheri (2014-05-28 17:20) 

engrid

辛い道ですね
崖の間を、砂埃とともに、、
忘れ物は、次回かな
by engrid (2014-05-28 17:48) 

mimimomo

旅先での忘れ物は困りますよね(--
by mimimomo (2014-05-29 11:54) 

テリー

大事なものを忘れましたね。
旅行中、あわただしいと、ついうっかりしますね。
by テリー (2014-05-29 22:51) 

もんとれ

電話があるところがトルコだなぁ。40代に入って今までならまずしなかった忘れ物や、部屋を出る直前まで覚えていたことがドア閉めてからハッとして、あれナンダッケ?が激増しました。
by もんとれ (2014-05-30 02:44)