焚き火とバーベキュー [北ドイツの風景]
8月2日はものすごく暑かった・・・夜7時前でも、外は35℃以上、うちの中は30℃以上。冷房もないから逃げ場がない・・・
さて、今日から先週の北ドイツのお話を。そう言えば今年は北ドイツの話ばかりだなあ・・・
うちのドイツ人の子どもがここで一番楽しかったらしいこと・・・それは、焚き火。4泊したうち1泊目は夜に到着、夕飯を食べておしゃべりして就寝。次の日になってから焚き火の準備を始めた。まず、土台を用意。
以前に使っていた場所は植物に近すぎるので今回新しく別の場所にかまどを設置することに。以前の場所には子猫が♪
あまっていた煉瓦を組み合わせてかまどを作っていく。
まずは薪を十分に燃やして・・・
炭火状態になってオーブンみたいに熱くなってから網を上に設置し、バーベキュー。
付け合わせはサラダ。サラダの横にある白いのはジャガイモ用のソース。フレッシュチーズとハーブで作ってある。
ジャガイモは焼き芋に。
めぎは義妹のパートナーさんとビールを飲んだ。他の人たちはプロセコを。あ、うちのドイツ人の子どもはアルコールを全く飲まず、ずっとオレンジジュースの炭酸水割り。
食べ終わってからもう一度焚き火をしていたが、暗くなったので写真を撮っていない。こうして2泊目終了。
次の日のかまど。燃え残りの炭を引き上げてある。横にある木片を・・・
薪にする。
子どもは少しずつ薪を割るのがうまくなってきた。
3泊目のこの日はバーベキューではなくただ焚き火をしただけ。
暗くなってから父と息子はずっと語り合っていた。
その次の日のかまど。
ちなみに薪はこちらに。非常に安いのをもらい受けているようで、薪というより木片、いや木くずといった方が良いかも。
薪割り。
こんな経験を好きなだけさせてもらえて幸せだね。この木は堅いとか、こういう形は割るのは無理だとか、ひたすら経験を重ねて身体で覚えていく。
飛び散る小さな木片に子猫が飛びついてじゃれていた。
この日は点火前の準備もずいぶん手際よくなっていた。
見ての通り、特別な道具もない。段ボールを切ったのを団扇代わりに。
薪はまだ乾いていなくて、焼くとこうして水分を出していた。
4泊目のこの日はまたバーベキュー。タマネギの花の茎の部分をネギ代わりにして焼きジャガイモのソースを作る義妹のパートナーさん。
この日は姪もベルリンから従弟に会いに帰ってきて、支度をほぼ一人で引き受けてくれた。枝豆はめぎのお土産。日本食材店で買った冷凍だけどね。
炭火になったところで・・・
アルミホイルに包んだジャガイモをかまどに投げ入れ、網を載せてバーベキュー。
姪はクスクスのサラダを用意してくれた。
肉の嫌いな義妹のためには、冷凍の白身魚のアルミホイル焼きを用意。
キュウリみたいなのはズッキーニ。
デザートはチョコレートプディングにバニラソース。
こうしておなかいっぱいに満ち足りたところで、うちのドイツ人の子どもはもう一度焚き火の用意。マッチで火をつけずに下に残る炭の熱で点火するか否か・・・
しばらく待ったけどなかなか火はつかなかったので、団扇代わりの段ボールの切れ端で風を送ると・・・
ついた!
勢いよく燃えますねえ。
子どもは自分で薪を運んできて・・・
楽しそうに割っていた。義妹やパートナーさんに、こんなに使っちゃって、真冬に薪が足りなくなるだろうな、この所為で凍えちゃうな、とからかわれながら♪
最後の夜は、真夜中まで焚き火のまわりでみんな輪になって語り合っていた。
北ドイツの話は、ときどき「めぎはいまここ」を織り交ぜながらまだまだ続く。
2013-08-03 02:07
nice!(37)
コメント(13)
真夏のたき火は大変です。
野外で、それも夜35℃以上とはそれも大変です。
by Baldhead1010 (2013-08-03 05:06)
真夏に焚き火の画像群を見て、これほどに安らぐことがあるとは思いませんでした。「マルセルの夏」とか、エットーレ・スコラの「BARに灯ともる頃」とか、場面やBGMが流れるの(現実はそんなに夢語りじゃないよーって)。仔猫も重要な演出効果かも。
たっぷりのミントとレーズンとトマトの汁で湿らせたタブレ、最初は嫌いで最後は大好物でした。でも何度やっても当時のような後味になりません。記憶は美化される。薪の貴公子にとってのジロール、チョコレートはどうなんだろう。
by もんとれ (2013-08-03 05:44)
ジャガイモが黄色い!
日本で食べられるものと少し種類が違うんでしょうね。
おいしそうです。
キャンプファイアみたいで楽しそうですね。
こんな中だと、話も尽きないでしょうね。
by YAP (2013-08-03 06:38)
なんか素敵。焚き火のようにこちらまで心もあったかくなりました。うちの息子にもこんな経験させたい・・。
by rino (2013-08-03 08:46)
暑くなって大変そう。
暑中お見舞い申し上げます。
バーベキュー愉しそうですね。
我が家でもやってみようかなあ、子どもの友達呼んで。
by ナツパパ (2013-08-03 10:10)
お庭でキャンプ良いですねぇ。屋外料理は、こんな風にダイナミックにやるのが王道かと。。外で頂くと美味しさ倍増ですね!
by ぽりぽり (2013-08-03 10:14)
北ドイツでは、エアコンは、普段は、必要ないのですね。日本では、熱中症にかかる恐れがあり、必需品です。ばーべキューは、楽しそうですね。子供が小さいときは、オートキャンプに行って、よく、やりました。
by テリー (2013-08-03 10:19)
薪の火を囲んで毎日楽しそう、私まで楽しい気持ちになりました。
by マリエ (2013-08-03 20:01)
一緒に住んでる父子より、よほど繋がりの深い父子関係かもしれませんね。
夏休みは実家に帰ったら庭でBBQの予定です。アルミホイルに芋・・は
いいですね(^^)うちはサツマイモでやってみようかな♪
by のの (2013-08-03 21:53)
焚き火を囲んで語らう父と子、映画みたいですね~
この夏の出来事でまたすこし大人になったかな?
by miffy (2013-08-03 23:06)
あんなに暑かったのに、翌日には10℃も気温が下がって。
庭でテントを張ったり薪割りして焚火を囲んで話をしたり、
いい体験ですね~。 楽しい夏休み♪
じゃれる子猫もかわいいなぁ。
by Inatimy (2013-08-04 16:56)
ネコちゃん、かわいい…
ところで、ドイツ人さんはいつも裸足なんですか?木片が飛び散るような状態なので危険ではないのですか?それとも、いつも足の裏を鍛えているとか…
by HIROMI (2013-08-04 22:38)
このようなバーベキューは、思い出になりますね。
by たいちさん (2013-08-05 10:55)