バルコニーでの食事：ドイツ再発見：SSブログ

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バルコニーでの食事　[小さな出来事] [編集]

今日の話は昨日の続き。この週末にハンブルクから義父の奥さんが遊びに来たときのこと。

奥さんが到着したのはお昼過ぎ。すぐにバルコニーに座って昼食を。お出ししたのは塩を振った二十日大根と、ブルスケッタ。焼いたパンにニンニクをすり込んで上にトマトサラダを載せるのだが、トマトを載せたあとで撮ればよかったわね・・・

さらに鶏の唐揚げもあったのだけど、話し相手をしているうちに撮り忘れ。

奥さんは無類の話し好きで話は途切れることがない。あっという間に夕刻になり（明るいけどもう6時過ぎ）、この日はオペラに行くので軽く夕飯を。白アスパラのスープと、プルーンのベーコン巻き。

めぎ家からオペラ座までは、のんびり散歩しながら歩いても30分くらい。でも、奥さんは喘息と足が痛いのとでその30分が歩けない。ライン河畔をお散歩しながら行くのにちょうどよい季候だったのだけど、タクシーで。タクシーを降りるとこんなところ。

開演前、ちょこっとオペラ座の裏にある公園へ。

あら、これはめぎ家の近くでは見かけないガチョウさんだわね～

こちらにも雛たちが。

ここでしばし景色を楽しんでから会場へ。

オペラ座の中は撮影していない。雰囲気はこんなところ。（写真はオペラ座のホームページから）

見たオペラは、ベンジャミン・ブリテンの「ねじの回転」。話はあちこちどうしてそうなるのかよく分からないままという感じなのだが、準主役の少年の演技と声が素晴らしかった。（写真はオペラ座のホームページから）

ずっとオペラ座で仕事をしてきた奥さんは、自分が歌ったことのないオペラを仕事をしたことがないオペラ座で見てみたいというのでこれを選んだのだが、一幕目を見てお気に召さず（彼女は現代音楽が嫌いなのだ）、うちのドイツ人と先に帰宅。めぎのみ残って最後まで見た。少年がどんな風に最後まで演じるのかが見たかったから。もうあと数ヶ月で終わってしまうボーイソプラノの声。なんて美しく、なんて儚いのだろう。

うちに戻ると10時半頃で、奥さんとうちのドイツ人はそろそろ暗くなったバルコニーで蝋燭を灯して赤ワインを開けておしゃべりしていた。その写真は無し。これは次の日の撮影。

ガーベラが美しく開いていた。

2日目はお昼にレストランへ行ったのだが、その話はまた明日。昼から飲んでいい気分で戻ってきためぎたちはお昼寝し、これは夕刻の撮影。

清楚なお花から・・・

賑やかなお花まで、バルコニーは色とりどり。

お昼にあんなに食べたのに、もうおなかが空くなんてね～と言いながら、夕飯の準備。

この日の夕飯は、奥さんのリクエストでグリル。一人になってできなくなったのがテラスでのグリル。一年前に義父と一緒にめぎ家を訪ねたときに食べた、ショウガ醤油で味付けした手羽先をぜひもう一度、と。奥さんは醤油を料理に使うことが全くなく、とてもエキゾチックに感じるのだとか。その他にラム肉も用意。

奥さんは魚アレルギーなので、鰹や昆布や煮干しなどで取った出汁は使えない。だから日本食を作るにしても非常に限られるのだが、ショウガとニンニクとごま油と醤油だけで味付けた手羽先はばくばく食べられた。

ほぼ一日中バルコニーに座って食べておしゃべりするだけの2泊3日。でも、おしゃべり好きの奥さんは大満足・・・うちのドイツ人は最後には結構疲れていたかな・・・あまり歩けない人だから外に連れ出すわけにも行かなくて、お天気がよくて暖かくてバルコニーを使えたのは非常によかった。ずっとうちの中だったら煮詰まっちゃっただろう・・・