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新型コロナウィルスのこと 2021年 ブログトップ
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6月中旬の状況 [新型コロナウィルスのこと 2021年]

今日から数日は現在のデュッセルドルフのお話を。

これは2021年6月9日、夕方17時過ぎの撮影。
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水曜日の午後は卒業生の授業があった日なので、現在めぎは休みである。まあ休みと言ってもそこに会議が入ったりなんだりしているのだが、授業はない。
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しかし、この日はうちにいた。午後に予約が取れて、めぎは2回目のワクチン接種だったから。終わった~!
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6週間の間が空いているのは、ドイツではバイオンテックは3週間ではなく6週間と決めたから(1回目の接種をまずは増やそうということと、身体への負担を減らそうとのこと)。先週から来週にかけて、めぎの学校の教師たちが相次いで2回目の接種を受けているのだが、めぎより前に接種した人たちが相次いで病欠。つまり、発熱や倦怠感などで休む人が続出し、10名休んだ日も(めぎの学校の教員は70名ぐらいなので、凄い割合だ)。うわ~2回目は結構キツそうだな~と思ったが、接種した日にひたすら養生したおかげか次の日は全く元気に出勤。なんだ全然大丈夫だ~と思っていたら、昼前に37度4分の発熱、節々がいたくなった。いったん帰宅し昼寝して、午後どうしてもしなければならない仕事(追試!)があったので再び出勤、仕事をしていたら夕方には痛みが治まり、熱も引いた。その日の夜は20時半には就寝し、ゆっくりしたおかげか発熱はそれで終わり。3日目は若干手がしびれているような感じがしていたが、大事には至らず。

とまあそんな感じでワクチン2回目の接種が終わった。ドイツで2回目の接種を終えた人は現在約25%で、1回目を終えた人は約50%。凄いね、全人口の半分がもうワクチン接種したなんて。4分の1がもう接種を終えたなんて。一日にどのぐらい接種しているかと言うと、こんなグラフを見つけた。曜日によって140万本ぐらいだったり、40万本にも満たなかったりするようだが、平均するとまさに一日約100万本のようだ。これはこちらから。
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一日の新規感染者数は、一週間でいつも最も多い水曜日や木曜日でも3千人台前半で(一番多い日で3254人)、千人台の日も2回あって(一番少ない日が1117人)、本当に減った感がある。人口10万人当たりの7日間の感染者数も18.3になった!20を下回る日が来るなんて…これはこちらから。
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デュッセルドルフはまだ20以上だけど。しかしこんなに青い地図の日が来るなんてね…これはこちらから。
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と書いていたら、次の日(6月12日)には20以下になった。この数値、日本で言えば今の東京と同じぐらいで、北海道より低い(その情報はこちらの「直近1週間の人口10万人あたりの感染者数」から)。
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35以下の数値ですっかり安定しているということで、今年は6月末の卒業式及び祝賀会はちゃんとできるというし、店舗や公共交通機関の中、中央駅の中などはマスク着用義務だけど、外の通りの多くは義務が外れた。義務であればみんな着用するが、義務でなくなればもう誰もしないのがドイツ。店に入るときだけ、バスに乗るときだけ、学校の中にいるときだけマスク着用。そう、学校は今も尚、校内中全てマスク着用義務。それも、FPP2マスクかサージカルマスク着用義務で、布マスクは禁止。マスクを外して水を飲んだりお弁当を食べたりするときは教室内や職員室はダメで、校庭や中庭に出て食べるという決まり。さらに週に2回コロナ検査もしているわけで、ドアと窓全開で風通しよく授業をしていて、たぶんドイツで最も厳しく対策をしているという感じ。

さて、20を下回ってすっかり緩和緩和の華やいだ雰囲気で人々が待ってましたとテラス席でお茶したり夜に人々が集まってパーティーをしたりして(だから金曜日の夜は近所が煩く、夜中の2時にも通りを歩く酔っぱらった人々の声が響いて)浮かれている感じのドイツなのだが、気になるのはイギリスの不穏な動き…5月30日にはドイツより色が薄かったのに…
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今やまた真っ赤になってる!デルタ(インド変異種)、恐ろしや…これはこちらから。
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ということは、夏以降にドイツもイギリスのようにまた状況が悪化するのか、アストラゼネカがデルタに効かないから増えるのか、バイオンテックもダメか、これは時を経てみないと何ともわからない。でもやっぱり、きっと、あと1~2年はコロナコロナが続くのかもしれないな。9月ごろから医療従事者や高齢者の3回目の、つまり次のワクチン接種が始まるという話だし。ということは、めぎはちょうど年末年始の頃だなあ。

そうそう、ワクチン、EUが1億回分日本にオリンピックが開催できるように送ったということで、その分ドイツでは1回目の接種のペースが落ちている。つまり、日本の皆様には全員が今すぐに1回目の接種ができる分、EUはお送りしたのである。それ、今どこにあるのかしらね。

それからワクチン接種をしていればEU内の旅行がすっかり緩和され、危険地域に行く&そこから帰る以外はPCRテストとか14日間とか7日間とかの隔離などをしなくてもよくなった。その接種証明として上から3枚目の写真の黄色い冊子の接種パスが使えるのだが、もちろんデジタルも急ピッチで開発され、スマホでQRコードを見せるというのがつい先日から導入された。しかしその手続き、接種証明書を持って薬局に行けば無料でできるという触れ込みなのだが、確かに一見無料なのだが、税金からか健康保険料からか薬局に一件当たり18ユーロ支払われるそうで、つまり薬局はウハウハである。そういうことも辛らつに報道されるのがドイツなのだが、多くのドイツ人はそれでもスマホの証明を手に入れようとするのだろう。うちのドイツ人は黄色い接種パスでやり過ごすというが、めぎはどうしようかなあ…

さて、これは6月9日20時過ぎの撮影。ホップ、ずい分伸びた。
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日没は21時50分頃だが、太陽が向かいの建物の影に入るのがだいたいこの頃。太陽の最後の光。
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20時半ごろ、めぎ家バルコニーには日が差さなくなる。あ、再び飛行船がやってきた。
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誰が乗っているのかな~ちょっと魔女の宅急便を思い出す。
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さて、今週はうちのドイツ人の2回目の接種である。彼はアストラゼネカなので、12週間の間隔を空けてあるのだ。副作用はあるかしらね…まあ多少の発熱があれば、ホントに効いているんだなあと感じることができるわね。でも、しんどくないに越したことはないわね。
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夏休み始まる [新型コロナウィルスのこと 2021年]

これは今年度最終日、夏休みの前の日の撮影。サクランボの季節になった。オレンジ色のはアプリコット。ここから3枚はAPS-CのZ50に16-50mmのキットレンズで。
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↑このサクランボ、日本でアメリカンチェリーという名で売られているのに似ているが、別にアメリカのものではなく、ドイツでサクランボと言えば昔々からこの色でこの大きさ。甘くてとても美味しい。

八百屋コーナーでも夏を感じる。これはグリーンピースで、左にはソラマメ。
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7月最初の金曜日のマルクト市場は、いつもよりちょっと人が少なめだったように思う。夏休みが始まるので、休暇に出かけるから買い物は要らない人が多かったのかな。
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昨日も書いたが、金曜日の午後からアウトバーンは300㎞の渋滞。飛行場もものすごく混んでチェックインカウンターで長い待ち行列ができたらしい…というのは、コロナ検査の結果とか、ワクチン接種済みの証明とか、そういうのをいちいちチェックしているので、いつもよりも時間がかかるらしいのだ。そこに旅行客がわんさかと押し寄せたものだから凄い待ち行列になり、飛行機に間に合わないかもとイライラする人も多く、トルコの格安系を利用する人が係員に暴力をふるったとかで警察まで出動する騒ぎになったとか。その格安航空会社、人員不足でフライトを相次いで欠航としてしまったらしいから、暴動の理由は長い行列だけには無いようだけど…

何と言うか、みんな長い長い長いロックダウンで我慢の糸が切れたというか、すぐに暴動につながることが多くなったように思う。嫌な風潮よね。ワクチン接種が完了した人はEU内どこでも行けるようになった、緩和で休暇に行けるようになった、と思った途端にイギリスはデルタで七日間指数(人口10万人当たりの7日間の新規感染者)230を超える状況になってしまったし、ポルトガルはワクチン完了してても隔離をしなければならないことになってしまったし、どこかに行く計画をしててもいつコロッと話が変わるか分からないので外国に行くのはやめとこう、というドイツ人が多く、それでドイツ国内はどこも混み混み。宿泊も高いようだし。でも、どこにも行かないことにももう疲れ切ったというか。だから切れやすい人が多くなったのだろうと思う。ホント困ったわねぇ…

めぎたちは夏休み第一日目(と言っても夏休みなのはめぎだけでうちのドイツ人は来週も再来週もずっと仕事だけど)、朝一でホームセンターへ。店内はマスク着用義務で、こんな風にディスタンス。ここからはスマホのXperia 5iiで撮影。
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それからパン屋やスーパーなどで買い物。この通りは5月ぐらいまでマスク着用義務だったが、緩和されて通りを歩く分にはマスクしなくてもよくなった。店の中は全て着用義務。つまり、マスクしていないと店に入れない。
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それも、不織布マスクかFFP2マスクが義務で、今やドイツ人も多くがこの分厚いマスクをしている。めぎもこのマスクしか使用していない。どうせしなきゃならないのなら、できるだけ危険を避けられるFFP2マスクよね、と思うのもあるが、学校から支給されたのがすべてFFP2マスクだったから。日本ではN95というんだったかな?
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昨日のコメントにあったご質問だが、ドイツで新規感染者数と呼んでいるのは、医者や検査場がロベルト・コッホ研究所にPCR検査で陽性になった人の数を報告した合算である。それには無症状の人も含まれる。ドイツではどこかに行ったり入ったりするのに検査の陰性証明が必要なことが多いし、学校でも週に2回検査していたので、無症状でも見つかることが多々ある。手軽に自分でできる検査キットも今やドラッグストアやスーパーに山と積まれて売ってるし、それで陽性になったらたいていPCR検査を受けに行くので、無症状で気が付かなかった例ももちろんあると思うが、少なくともドイツでは新規感染者数は実態に合っていると概ね考えられている。
これは金曜日に写したうちの紫陽花。ここからはZ50にフォクトレンダーの35mmF2.5をつけて、35㎜換算約50㎜で撮影。
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死者数は、去年の場合、例年よりちょうどコロナ死者数の分多かった。ドイツでもコロナ禍の初め頃はみんなのマスク着用とか手洗いとかのコロナ対応のおかげでインフルエンザでの死者数が減ったので、例年より死者の少ない月もあった。でも、新規感染者数が毎日2万人とか3万人とか続き、死者数が毎日数百人から千人を超えていた時期、つまり昨年秋から今年の春にかけては、例年の平均を大きく上回っていた。そしてその数が圧倒的に多いので、総じて言えば去年は例年よりコロナ死亡者数の分だけ死亡者が多いという結果になった。今年はまだ分からない。
これは植えた覚えのない植物なのだけど、なんなのかな…?
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余談だが、横浜に住んでいるめぎの叔母の一人がコロナに感染し、呼吸困難&脳出血&脳血栓を起こして入院中だという連絡が昨日入った。叔母は70代で、ワクチン接種予定日の2日前に39度の発熱で発症したようだ。叔父は濃厚接触者として自宅隔離中。どこでどう感染したかは全く分からないとのこと。みなさま、どうぞお気をつけて…

うちに篭っていれば一番安全なのだろうが、いつまでもいつまでも外に出かけずにいると精神的に参ってしまうし、せっかく頑張ってここまできたのに、サッカーのヨーロッパ選手権の所為で新規感染者数が増え、その所為でまた国境閉鎖とか14日間の隔離とかが導入されると、本当に腹立たしい。そのイライラでパニックやら暴力やらが起きるのは御免だし、ホントもっとなんとかならないのかなあと思う。
ここからはフルサイズのZ6に久々にZマウントの50mmF1.8をつけて撮影してみた。このレンズ、Zレンズの中ではかなりお安めなんだけど、結構いい写りするのでめぎのお気に入り。これはF4で。
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デルタ変異種の割合はつい3週間ほど前は陽性者の3%ほどだったのが今は50%以上になったというし、なんだか見通しの暗い状況なのだが、下がり続けた七日間指数が今日には4.9と、昨年の7月30日以来の低い数値となり、死者数も16人と圧倒的に減り、ワクチンの効果は出ていると思う。このまま死者や重症化する人が減り、そこそこ通常の生活をしていてもOKになればと願っている。
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コロナのことばかり考えていては気が滅入るので、気を取り直してせっかくの休みを満喫しないとね。
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夏休み一週目終了 [新型コロナウィルスのこと 2021年]

今日はザルツブルクの話の中休みとしてデュッセルドルフの今のお話を。

なんだかあっという間に夏休みの一週目が過ぎていった。
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バルコニーでのんびりしようと思っていたけど、雨が多くて、結局部屋の中で来年度の授業準備などしながら過ごしていることが多かった。
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でも、こんなバルコニーの花たちの美しさに癒されていた。雨ですっかり倒れてしまったけど、このめちゃめちゃ感も美しく感じて。
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この実は熟れたところでうちのドイツ人が摘み取り、夕食後にデザートとして食べた。ちっちゃくて、お店で売っているのほど甘くはないが、こういうのを食べるときって幸せよね。
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7月一週目が終わったところのドイツのコロナの状況は、一日の新規感染者数が212から985の間を推移してて、一週間ずっと千人に満たずにいる。でも、七日間指数(人口10万人当たりの7日間の感染者)は4.9から5.8に上がった。デルタ変異種は今や60%を占めている。死者は一日に1~69人の間を推移。ワクチン接種は、1回目の人が約58%、完了した人が約42%。

七日間指数が10を割って十分安定しているということで、7月9日からさらに緩和が進み、日常生活における接触制限は全て廃止され、マスク着用義務は公共交通機関、学校内、商店内のみ。50人以上のパーティーなどは、陰性証明必要とのこと。5日以上連続で休暇を取った人は、休暇後の初出勤日に陰性証明の提出が義務(ワクチン接種完了者は免除)。この週末、デュッセルドルフでも夜のクラブ(バー兼ダンスホールのようなところ)が16か月ぶりに(!)オープンし、いつもより人数を減らし、陰性証明またはワクチン接種証明をチェックして客を入れ、チェック済みということで店内マスク着用義務が解かれたとのこと。

たぶん今後は、七日間指数がある程度低い間はこのコロナ検査の陰性証明とワクチン接種済み証明とで、そんな証明チェックをやれない公共交通機関と商店内はマスク着用義務とディスタンス継続で経済を回していく世の中になるのだろうと思う。こうしてドイツは緩和が進んでいるわけだが、しかしその一方で、お隣オランダが七日間指数128ぐらいになり、再び色々制限されたという。イギリスは、七日間指数が308を超えているのに緩和が進んでいる。ロンドンでは日曜日にユーロのサッカーの決勝が6万人もの有観客で予定されてるし、まあイギリスはもうEUじゃないからどんどん独自の路線を突っ走るのも当然と言えば当然だが、国によってこうまで違うともう何が何やら。ドイツもまだ5.8とは言え七日間指数はじわじわと上がり調子だし、このまま10以下で推移してくれればいいのだけどな…

この通せんぼするようになったグラジオラスは、この後切ってテーブルに一輪挿しにした。
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この夏は、暑すぎもせず、寒すぎもせず、過ごしやすい。
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次の一週間は、めぎはとある研修に参加。オンラインだけどね。自宅に居ながらにして研修に参加できるようになったのって、めぎ的には凄く良いことだと思う。集まって同業の人と親交を深めるのもいいけど、自宅に居ながらにして勉強できるのはやっぱり楽で、参加しやすいわよね。
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明日からまた2017年ザルツブルクの話の続きの予定。
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