夜道再び [ウィーンとブルゲンラント 2017年秋]
現在、10月末の秋旅の話を連載中。
エステルハーズィをハシゴして、いい気分で宿に戻るめぎたち。美味しかったね~楽しかったね~と上機嫌。ちょっと夜道をキョロキョロしながら宿へ歩く。これ、何の教会かな、と思って近寄ってみたら、なんと消防署だった。もともとはユダヤ人の肉屋さんで、中世から近世にかけては市民階級の武器や防具など倉庫だったみたい。
こんなところを抜けて・・・
またレッシング像のあるユダヤ人広場へ。
ここには殺されたユダヤ人を弔う記念碑もある。
これを撮ったのは夜の8時ちょっと過ぎで、ほんの近くのグラーベンとかにはわんさかと人がいるのにここは誰も居なくてシーンとしているので、今もユダヤ人が連れ去られて誰もいないかのような、そんなちょっと不気味な変な気分になる。
その一角でに、真っ赤なマントを羽織った人を中心に何かのイベントで集っているお店があった。外にはいないけど、ちゃんと人がいるのよね。覗いたところ、アーティストの集いみたいな独特の雰囲気だった。
調べてみたけど、なぜレッシングがこの広場に設置されたかは結局不明。もともとは別のところにあったのを1981年にここへ移したらしい。
普段夜に出歩くことが殆ど無いので、こうして夜道を撮ることができるのは貴重な経験。今のカメラって、手持ちでこんなにきれいに撮れるようになったのよね。
撮影: D600 + 20mm(F1.8)
エステルハーズィをハシゴして、いい気分で宿に戻るめぎたち。美味しかったね~楽しかったね~と上機嫌。ちょっと夜道をキョロキョロしながら宿へ歩く。これ、何の教会かな、と思って近寄ってみたら、なんと消防署だった。もともとはユダヤ人の肉屋さんで、中世から近世にかけては市民階級の武器や防具など倉庫だったみたい。
こんなところを抜けて・・・
またレッシング像のあるユダヤ人広場へ。
ここには殺されたユダヤ人を弔う記念碑もある。
これを撮ったのは夜の8時ちょっと過ぎで、ほんの近くのグラーベンとかにはわんさかと人がいるのにここは誰も居なくてシーンとしているので、今もユダヤ人が連れ去られて誰もいないかのような、そんなちょっと不気味な変な気分になる。
その一角でに、真っ赤なマントを羽織った人を中心に何かのイベントで集っているお店があった。外にはいないけど、ちゃんと人がいるのよね。覗いたところ、アーティストの集いみたいな独特の雰囲気だった。
調べてみたけど、なぜレッシングがこの広場に設置されたかは結局不明。もともとは別のところにあったのを1981年にここへ移したらしい。
普段夜に出歩くことが殆ど無いので、こうして夜道を撮ることができるのは貴重な経験。今のカメラって、手持ちでこんなにきれいに撮れるようになったのよね。
撮影: D600 + 20mm(F1.8)
ウィーン3日目 [ウィーンとブルゲンラント 2017年秋]
現在、10月末の秋旅の話を連載中。
今日からウィーン3日目に。まずは宿の近くのパン屋さんで朝食を。
それからグラーベンを通り、有名なペスト記念柱を記念撮影している中国人のグループを見かける。
今やどこもかしこもだけど、本当に中国人観光客が多い。もともと中国の人口はものすごく多いわけで、みなさんお金持ちになって世界中を旅するようになって、もう彼らを見かけない場所はないという感じ。国の勢いというのはまさにこのこと。
このグラーベンとケルントナー通りのぶつかるところの住所はシュトック・イム・アイゼン広場という。そのシュトック・イム・アイゼン(鉄の中の切り株)が角に飾られている。トウヒの切り株に釘が打ち込まれたもので、中世の頃からあったらしい。病の治癒への感謝を込めた奉納だったとか、錠前屋や鍛冶屋が仕事を永遠化するために釘を打ったとか、盗みを働いた人が道に迷って罪を後悔して木に釘を打ったとか、悪魔との契約とか、いろんな謂れや伝説があるようだ。
さて、めぎたちはそこから散歩を続けて、ミノリーテン教会というところへやってきた。ブルク劇場のすぐ裏にある教会だ。ここ、入ったことないね、入ってみようか・・・
めぎはかつて何度もウィーンを訪れて全部で3ヶ月位滞在したことがあって、その頃にウィーンの有名観光地は全て制覇し、その幾つかは何度も足を運んだことがある。うちのドイツ人も若い頃訪れていて、主な観光は終わっている。今回の滞在では、久々にウィーンの空気を吸いに行こう、というスタンスで、オペラとコンサートを予約した以外は特に予定を立てていなかった。この日一応目的地を定め、二人共まだ見たことのないある場所へ向かっていたのだが、そこまではブラブラと散歩しながらふと目についたもののところで止まるという感じ。
中に入ると、特に素晴らしいとか素敵といった印象はない。
ここで有名なのは、ダ・ヴィンチの「最期の晩餐」の複製モザイクがあること。
このモザイクはナポレオンが発注したらしいが、出来上がったのはナポレオンが失脚した後で、オーストリア皇帝フランツ一世に買い取られてパリではなくウィーンにやってきたのだとか。
それにしてもこのキリストの最後の食事って、なんて貧しく不味そうなんでしょ・・・使徒たちもいかにも悪者って感じ。
さて、この教会自体はずっとずっと古い。ミノリーテンというのはフランシスコ修道会から枝分かれした宗派で、アッシジのフランシスコ修道会の発足が1209年なのだが、ミノリーテンは1228年に既にウィーンにやってきている。ここに教会を建て始めたのは1275年とのこと。教会の中には聖フランシスコの古い肖像画が飾られていた。
窓ガラスの映り込みと一緒にパチリ。望遠ズーム、楽しいな♪
この旅行では望遠ズームを1インチカメラで済ましたのだが、あとで見ると望遠の写真が結構楽しくて、フルサイズ用のいい望遠ズームレンズがちょっと欲しくなっているところ。
撮影: D600 + 20mm(F1.8), Nikon 1 V3 + 30-110mm(F3.8-5.6)
今日からウィーン3日目に。まずは宿の近くのパン屋さんで朝食を。
それからグラーベンを通り、有名なペスト記念柱を記念撮影している中国人のグループを見かける。
今やどこもかしこもだけど、本当に中国人観光客が多い。もともと中国の人口はものすごく多いわけで、みなさんお金持ちになって世界中を旅するようになって、もう彼らを見かけない場所はないという感じ。国の勢いというのはまさにこのこと。
このグラーベンとケルントナー通りのぶつかるところの住所はシュトック・イム・アイゼン広場という。そのシュトック・イム・アイゼン(鉄の中の切り株)が角に飾られている。トウヒの切り株に釘が打ち込まれたもので、中世の頃からあったらしい。病の治癒への感謝を込めた奉納だったとか、錠前屋や鍛冶屋が仕事を永遠化するために釘を打ったとか、盗みを働いた人が道に迷って罪を後悔して木に釘を打ったとか、悪魔との契約とか、いろんな謂れや伝説があるようだ。
さて、めぎたちはそこから散歩を続けて、ミノリーテン教会というところへやってきた。ブルク劇場のすぐ裏にある教会だ。ここ、入ったことないね、入ってみようか・・・
めぎはかつて何度もウィーンを訪れて全部で3ヶ月位滞在したことがあって、その頃にウィーンの有名観光地は全て制覇し、その幾つかは何度も足を運んだことがある。うちのドイツ人も若い頃訪れていて、主な観光は終わっている。今回の滞在では、久々にウィーンの空気を吸いに行こう、というスタンスで、オペラとコンサートを予約した以外は特に予定を立てていなかった。この日一応目的地を定め、二人共まだ見たことのないある場所へ向かっていたのだが、そこまではブラブラと散歩しながらふと目についたもののところで止まるという感じ。
中に入ると、特に素晴らしいとか素敵といった印象はない。
ここで有名なのは、ダ・ヴィンチの「最期の晩餐」の複製モザイクがあること。
このモザイクはナポレオンが発注したらしいが、出来上がったのはナポレオンが失脚した後で、オーストリア皇帝フランツ一世に買い取られてパリではなくウィーンにやってきたのだとか。
それにしてもこのキリストの最後の食事って、なんて貧しく不味そうなんでしょ・・・使徒たちもいかにも悪者って感じ。
さて、この教会自体はずっとずっと古い。ミノリーテンというのはフランシスコ修道会から枝分かれした宗派で、アッシジのフランシスコ修道会の発足が1209年なのだが、ミノリーテンは1228年に既にウィーンにやってきている。ここに教会を建て始めたのは1275年とのこと。教会の中には聖フランシスコの古い肖像画が飾られていた。
窓ガラスの映り込みと一緒にパチリ。望遠ズーム、楽しいな♪
この旅行では望遠ズームを1インチカメラで済ましたのだが、あとで見ると望遠の写真が結構楽しくて、フルサイズ用のいい望遠ズームレンズがちょっと欲しくなっているところ。
撮影: D600 + 20mm(F1.8), Nikon 1 V3 + 30-110mm(F3.8-5.6)
無名の教会で [ウィーンとブルゲンラント 2017年秋]
現在、10月末の秋旅の話を連載中。
ここはウィーンに数ある教会の中で観光客的には無名のミノリーテン教会の中。場所はブルク劇場の裏辺り。
この古い台が印象的であれこれ試行錯誤したのだが、なんだかイマイチ。後ろも変に切れてるし。教会って、他にも観光客がいるし、祈っている人もいるし、長居していっぱい撮るのも悪いような気がしてちょっと躊躇しちゃったりして、せっかく撮ったのに結局中途半端になりやすいのがめぎの目下の課題。
うちのドイツ人は、もっと厚かましくなって撮っても問題ないっていうんだけどね・・・
次は、気軽にV3の望遠で撮ったあれこれ。
V3はミラーレスで音も消せるから祈っている人の邪魔にもならない。
人々の顔が随分リアルだなあ・・・本当にいた人たちなのかな。
数は少ないがステンドグラスもあって、綺麗だった。
↑上のステンドグラスはあの高いところ、パイプオルガンの後ろにある。この位置から望遠で上のような写真が撮れるというのは、単純に楽しいわね。
最近ずっと広角や標準画角の単焦点一本で歩きまわっているので、久々に持ち出した望遠ズームが新鮮で楽しい。フルサイズカメラに望遠ズームをつけて撮ってみればよかったな。でも、散歩の途中でレンズ付け替えるのって、なかなかね・・・だから軽い1インチのセットを望遠専用サブ機として持ち歩いたのだ。それに、仮に70-300mmの望遠ズームをフルサイズカメラにつけて撮ったとして、上の望遠写真よりいいのが撮れたという保証はどこにもない。ブログ用にサイズ小さくして載せる分には1インチセットの画像でも何ら遜色ないしね。
外へ出ると、ちょうど観光馬車がたくさんやってきた。これは1インチカメラと望遠で。うーん、縦で撮ればよかったな・・・
これはフルサイズカメラと広角で。
なんかヘタッピーで、レンズについて悩んでいる場合か?と自己嫌悪する今日この頃。
撮影: D600 + 20mm(F1.8), Nikon 1 V3 + 30-110mm(F3.8-5.6)
ここはウィーンに数ある教会の中で観光客的には無名のミノリーテン教会の中。場所はブルク劇場の裏辺り。
この古い台が印象的であれこれ試行錯誤したのだが、なんだかイマイチ。後ろも変に切れてるし。教会って、他にも観光客がいるし、祈っている人もいるし、長居していっぱい撮るのも悪いような気がしてちょっと躊躇しちゃったりして、せっかく撮ったのに結局中途半端になりやすいのがめぎの目下の課題。
うちのドイツ人は、もっと厚かましくなって撮っても問題ないっていうんだけどね・・・
次は、気軽にV3の望遠で撮ったあれこれ。
V3はミラーレスで音も消せるから祈っている人の邪魔にもならない。
人々の顔が随分リアルだなあ・・・本当にいた人たちなのかな。
数は少ないがステンドグラスもあって、綺麗だった。
↑上のステンドグラスはあの高いところ、パイプオルガンの後ろにある。この位置から望遠で上のような写真が撮れるというのは、単純に楽しいわね。
最近ずっと広角や標準画角の単焦点一本で歩きまわっているので、久々に持ち出した望遠ズームが新鮮で楽しい。フルサイズカメラに望遠ズームをつけて撮ってみればよかったな。でも、散歩の途中でレンズ付け替えるのって、なかなかね・・・だから軽い1インチのセットを望遠専用サブ機として持ち歩いたのだ。それに、仮に70-300mmの望遠ズームをフルサイズカメラにつけて撮ったとして、上の望遠写真よりいいのが撮れたという保証はどこにもない。ブログ用にサイズ小さくして載せる分には1インチセットの画像でも何ら遜色ないしね。
外へ出ると、ちょうど観光馬車がたくさんやってきた。これは1インチカメラと望遠で。うーん、縦で撮ればよかったな・・・
これはフルサイズカメラと広角で。
なんかヘタッピーで、レンズについて悩んでいる場合か?と自己嫌悪する今日この頃。
撮影: D600 + 20mm(F1.8), Nikon 1 V3 + 30-110mm(F3.8-5.6)