1月初旬の風物詩 [文化の違い]
同じような写真が続いてしまうので、そして暗い話題が続くと書いているめぎも気が滅入るので、今日はちょっと気分転換にスマホで撮った最近の写真をどうぞ。
冷え込んで快晴のデュッセルドルフ。
1月2週目、所用があっていつも金曜日にマルクト市場が開かれている広場を横切ったのだが、今週はもうツリーが片付けられてあった。
1月6日にはまだあったのだが。
そのときに、この生木のツリーがどうやって立てられているのか写しておいたのだが…
そこは2週目にはちゃんと塞がれてあった。
近くには役目を終えたツリーたちが山と積まれていた。これらはこの近所の家々から出された植物ゴミで、広場のツリーではない。数日内に市の委託業者に収拾され、堆肥になる。
堆肥になると思うからまあ救われるが、ツリー用に栽培されているとはいえ、可愛そうね。切り花と同じだと思えばそうなんだけど、何しろこう大きいからね。ちょっと綺麗な光に照らされているツリーを見て、何となく心が救われた。
これがドイツで毎年1月初旬に見られる風景。ああクリスマス終わったなあ（もうたくさん！）…という気分になる風物詩である。クリスマスというのは家族の集まる温かいイベントであると同時に、絵に描いたような幸せを求めるがゆえに起こるストレスで（つまり描いたようには当然ならなくて不満が溜まり、何かの拍子に爆発しケンカをし）みんなが疲れ果てる時間でもあるのだ。ケンカまで辿り着かなくても、クリスマスだからと我慢してなんとかやり過ごす場合もある。だから、正直なところ終わって清々した気分になる人も多い。
二人の子供を博士様に育て上げたある友人夫婦は、このクリスマス、素敵なセカンドハウスに家族全員を招き、2人目の孫の生まれた娘夫婦と、医者の息子に囲まれて絵に描いたような幸せなクリスマスを過ごすはずだったが、実際は1人目の孫が2人目に焼きもちを焼いて騒いでイライラし、娘夫婦はそれをどうすることもできずにまたは何もせずにいてさらにイライラし、スペイン人の義理の息子は友人がわざわざ彼のために用意したスペイン料理にも何の反応も示さずただ黙々と食べて美味しかったとも何も言わずに席を立ち、実の息子は5年ほど一緒に住んでいた彼女と破局したところで、結局ものすごく不愉快な雰囲気となり、滞在予定を数日切り上げて「あなたたちはこのセカンドハウスにこのままいていいわよ」と言い残し、家に帰ったそうだ。ああクリスマスって…期待が大きい分、現実が辛い。日本のお正月ってどうかしら。一年の始まりだからと文句があっても黙っているような気がする…
冷え込んで快晴のデュッセルドルフ。
1月2週目、所用があっていつも金曜日にマルクト市場が開かれている広場を横切ったのだが、今週はもうツリーが片付けられてあった。
1月6日にはまだあったのだが。
そのときに、この生木のツリーがどうやって立てられているのか写しておいたのだが…
そこは2週目にはちゃんと塞がれてあった。
近くには役目を終えたツリーたちが山と積まれていた。これらはこの近所の家々から出された植物ゴミで、広場のツリーではない。数日内に市の委託業者に収拾され、堆肥になる。
堆肥になると思うからまあ救われるが、ツリー用に栽培されているとはいえ、可愛そうね。切り花と同じだと思えばそうなんだけど、何しろこう大きいからね。ちょっと綺麗な光に照らされているツリーを見て、何となく心が救われた。
これがドイツで毎年1月初旬に見られる風景。ああクリスマス終わったなあ（もうたくさん！）…という気分になる風物詩である。クリスマスというのは家族の集まる温かいイベントであると同時に、絵に描いたような幸せを求めるがゆえに起こるストレスで（つまり描いたようには当然ならなくて不満が溜まり、何かの拍子に爆発しケンカをし）みんなが疲れ果てる時間でもあるのだ。ケンカまで辿り着かなくても、クリスマスだからと我慢してなんとかやり過ごす場合もある。だから、正直なところ終わって清々した気分になる人も多い。
二人の子供を博士様に育て上げたある友人夫婦は、このクリスマス、素敵なセカンドハウスに家族全員を招き、2人目の孫の生まれた娘夫婦と、医者の息子に囲まれて絵に描いたような幸せなクリスマスを過ごすはずだったが、実際は1人目の孫が2人目に焼きもちを焼いて騒いでイライラし、娘夫婦はそれをどうすることもできずにまたは何もせずにいてさらにイライラし、スペイン人の義理の息子は友人がわざわざ彼のために用意したスペイン料理にも何の反応も示さずただ黙々と食べて美味しかったとも何も言わずに席を立ち、実の息子は5年ほど一緒に住んでいた彼女と破局したところで、結局ものすごく不愉快な雰囲気となり、滞在予定を数日切り上げて「あなたたちはこのセカンドハウスにこのままいていいわよ」と言い残し、家に帰ったそうだ。ああクリスマスって…期待が大きい分、現実が辛い。日本のお正月ってどうかしら。一年の始まりだからと文句があっても黙っているような気がする…
2024-01-14 02:00
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コメント(8)
雰囲気の悪い集まり、皆さんの顔の表情を思い浮かべています。
by Baldhead1010 (2024-01-14 06:04)
こっちでは料理のメニューを何にするかもストレスの一因らしく。
前菜、メイン、デザートのコースが伝統的だけど、家族親戚子供、皆が好むものって
難しいですよね。しかも、ちょっと着飾っての食事だから、その服選びもあるようで。
日本のお正月だと、お年玉の金額とかも大変そう・・・。
by Inatimy (2024-01-14 06:11)
やはりねぇ～和気藹々とはいかないものですねぇ～
日本のお正月も、案外似たようなものかなぁ～
実家には「父親」と言う家長が居て、誰も文句言わず粛々とすべてが運んだけれど、今の家族関係はねぇ～
来年はお正月は何処へも行かず、多分夫の兄や義姉を招待することになるわたくし（ー。ー
by mm (2024-01-14 06:24)
こんな風にツリーを立てるための穴が路面に用意されているんですね。
今まで気づいたことなかったなあ。
日本のお正月は、ヨーロッパのクリスマスほどの縛り感とか義務感はない気がするので、もうちょっとドライに楽しんでいる人が多いのではないでしょうか。
少なくとも我が家はそうかなあ。
by YAP (2024-01-14 06:54)
年に何日かだけ使う専用の穴があるんですね
日本にはそういうのって無いもんなぁ
by (。・_・。)２ｋ (2024-01-14 20:51)
最後のお話、笑ってはいけませんが、よくありそうで、ちょっと笑ってしまいました。親族であってもお互いの距離が大事ですね＾＾でも、しっかりぶつかり合うきっかけになって良いこともあるのかしら。相手への期待が大きいとよけいに大変そうです。うちは、特にごちそうも作らず、お互い自由にドライに過ごしたので平和でした。
by おと (2024-01-14 20:56)
なるほどなあ
まあ、期待が大きいと裏切られることもありますよね。
by 八犬伝 (2024-01-14 21:09)
折角、集まってストレスがたまるのは、いやですね。
by テリー (2024-01-14 23:50)