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第一アドヴェント [プチ教養]

2007年12月2日(日)は第一アドヴェント。つまり、クリスマス前の4週間のアドヴェント期間中の第一日曜日。

アドヴェント期間中は、蝋燭が4本立ったアドヴェントクランツというリースを飾り、日曜日ごとに火を灯していく。

この蝋燭は実は去年の使い回し。去年はクリスマス前に日本へ旅立ったため、4本目の蝋燭に火を灯すことができなかった。そのアドヴェントクランツを捨てるのが忍びなくて、ずっととってあった。

このまま使おうかな、などとも思ったけれど、やっぱりもみの木は新しくしようと考え直し、蝋燭無しのリースを買ってきて付け替えた。

なかなか立派になったでしょ。

アドヴェント期間には、教会でバッハのWeihnachtsoratorium(クリスマス・オラトリオ)が演奏される。本当は12月25日、26日、27日、31日、1月1日、そして1月6日に一曲ずつ演奏するためにバッハが作曲したものであるが、それには拘らずに何曲がまとめてアドヴェント期間中から1月6日にかけてあちこちで演奏されるのだ。今日はデュッセルドルフのSt. Adolfus教会というところで1~3曲目と6曲目が演奏された。

教会の中・・・


小さいコンパクトカメラの望遠で写したため、非常に写りが悪い・・・ボケボケだけど、雰囲気をどうぞ。

教会でも大きなリースに1本だけ蝋燭を灯していた。

オラトリオはオケの生演奏にコーラスとソプラノ・アルト・テノール・バスのソリストの歌が入る。教会の造りの所為で、音が空から降ってくる感じだ。本当に、キリストが天からやってきた、という感覚を抱かせる効果がある。ヨーロッパのクラシック音楽と宗教とは密接な関係があると感じる。

師走をお互いに身体に気をつけて乗り切りましょう!


nice!(56)  コメント(33) 

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コメント 33

Ballacki

おはようございます^^
そうですよね~!4本火を灯すことができなかったら私も捨てないですね!もったいないですね^^
私、ドイツにいて教会でパイプオルガンの音色もWeihnachtsoratoriumも聞いたことがなかったです・・・-_-本当、こちらももったいなかったです!
by Ballacki (2007-12-03 07:11) 

どらっち

ユダヤ教もクゥワンザも、ろうそくを灯していきますよね。
リースにキャンドル、すてきだなー。
by どらっち (2007-12-03 08:30) 

素敵なリースですね、やはり本場のクリスマスという感じです。
日本は、キラキラ、ケーキやプレゼントが前面に出てます(^_^)
by (2007-12-03 08:46) 

rino

立派にリメイクされましたね。
ドイツの家の中は本当に蝋燭が似合います。
これからクリスマスのお話楽しみにしています。
by rino (2007-12-03 09:03) 

きぃ*

おごそかな雰囲気にうっとりです。
by きぃ* (2007-12-03 09:05) 

いさ

炎ってみているだけで気持ちが落ち着きます。(大きな炎は逆に恐怖ですが)
私も付けそびれた蝋燭は捨てられないなぁ~。
今年のリメイクにnice!です^^
by いさ (2007-12-03 09:12) 

Ducca

いいですね。クリスマスって感じがいっぱい。
隣どうしの国でも違うんですね。
なにせオランダは12月5日のセントニコラウスデーが大事。
クリスマスはそんなにいろいろしないみたいです。
今年はケルンのクリスマスマーケットに行きたいなと。
by Ducca (2007-12-03 10:14) 

MOCOMOCO

アドベントクランツ、素敵~♪
私も作ろうと思っていたんですが、先週末はなにやらバタバタ忙しく
間に合いませんでした。リースだけはこれから作ろうっと^^;
1週ごとに蝋燭に灯りをともして、クリスマスまでの4週間を過ごすって
素敵ですね^^
by MOCOMOCO (2007-12-03 10:16) 

laf

クリスマスツリーよりも、すごく良い。
20年ぐらい前に知っていれば、娘と一緒に楽しんだのに。
残念。
by laf (2007-12-03 10:59) 

noie

キャンドルの最後のお写真が素敵ですね。ヨーロッパの香りが
届きました。日本でもクリスマスのためのコンサート(教会では
ありませんが)が多々ありますが、今年はいけそうにありません。
バッハのオラトリオのCDを探して、家で聴きま~す。
教会のコンサートは、雰囲気があって素敵ですね。
by noie (2007-12-03 11:08) 

いとお

素敵ですねぇ~
というか、アドヴェントとか、
まったく知らなかった私でした(^^;
勉強させていただき、感謝ですm(_ _)m
by いとお (2007-12-03 11:14) 

たいちさん

アドヴェントクランツという素晴らしい風習があるのですね。我が家でも妻がクリスマスと正月には、リースを作り、ドアーに掛けていますね。
by たいちさん (2007-12-03 12:42) 

ひろころ

アドヴェントクランツですか.初めて知りました~
ヨーロッパの風習は一つ一つがとても新鮮です☆
教会,とっても幻想的ですね~ こんなところでバッハのオルガンを聴けるなんて
贅沢な時間だと思います(^-^)
by ひろころ (2007-12-03 12:52) 

ゆっきぃ

オシャレー(^^)♡
教会のはさすがに大きいですね!
パイプオルガンの音、大好きです♪♪
by ゆっきぃ (2007-12-03 13:12) 

くっさん。

いろいろな風習があって、興味深いです。
日本では、だんだんと古い風習がなくなっていますが、
それぞれに意味があったのでしょうね。
by くっさん。 (2007-12-03 13:43) 

nao

ステンドグラスの青が綺麗・・・雰囲気、伝わってきました。
by nao (2007-12-03 15:31) 

教会のリースは巨大ですね。
アドヴェントの期間に教会に行って演奏を聴いてみたいです。
ヨーロッパのクラシック音楽と宗教、興味津々です。
by (2007-12-03 16:16) 

たろちぅ

うんうん。立派になった。ステキだなあ。
キャンドルナイトにも使えそう。
ドイツにも冬至もキャンドルナイトはあるかなあ?
by たろちぅ (2007-12-03 17:12) 

ぽりぽり

これが、ドイツのクリスマス・マンツなのですねぇ~。何か優雅です!!
我が家も今年はツリーをやめてリースにしようかなぁ!
by ぽりぽり (2007-12-03 20:25) 

ふくちょ〜

知らなかったです・・・。
こちらはナンチャってクリスマス、子供達が玩具の広告見ながらニヤニヤしております・・・。
by ふくちょ〜 (2007-12-03 21:04) 

マダム・リー

わ~ぁ、いいな、いいな。
バッハのオラトリオを生で教会で・・・本場ですもんね。
とっても素敵なリースです。
蠟燭をちゃんと捨てずに使う精神も素敵っ。
by マダム・リー (2007-12-03 22:43) 

えらん

いよいよクリスマスのカウントダウンが始まった!!という感じですね。
教会の音楽が天から降りてくる感じ、とてもよくわかります。
(私も一回だけ、ウィーンで聴くことができて感激しました)
宗教なしに音楽って語れないんだなあ~と思いましたよ。
by えらん (2007-12-03 22:49) 

ada

素敵なローソクですね。教会の音楽は石造りの壁にあたって素敵な響きを出すのでしょうね。
by ada (2007-12-03 23:08) 

manamana

クリスマスの本場は、ひと味違いますね。
大きくて奇麗なロウソクですね。
by manamana (2007-12-03 23:18) 

Inatimy

アドヴェントクランツ、すぐお隣の国なのに、ないんですよね、なかなか。  
by Inatimy (2007-12-04 01:15) 

Baldhead1010

きれいなキャンドルには火を点けるのがもったいなくなりますね^^
by Baldhead1010 (2007-12-04 06:12) 

キャンドル・・・内側が白くて、外側は赤いのですか?
溶けていくとどんな感じなのでしょう?
色はまざらないのでしょうか?
松ぼっくりの色が、とてもきれいですね。
これからの季節って感じがしますね。
。。.:♪*:・'(*⌒―⌒*)))
by (2007-12-04 06:25) 

めぎ

>みなさま
アドヴェントの話にコメントとniceをありがとうございました。
蝋燭に一本ずつ火を灯していくというのは、なんとも厳粛で、でもあたたかな儀式で、私はとても気に入っています。薄暗い12月の夕方に蝋燭の火を見ていると、とても静かな気持ちになります。
蝋燭の外側の赤と内側の白が混ざるようには見えませんでしたが、次回もう少し気をつけて見てみますね。
クリスマスといえば日本では12月24日だけが重要ですけど、ドイツではクリスマスは12月25日から1月6日までです。12月24日は聖夜で、午後からお休みになりますが祝日ではありません。25日と26日が祝日です。それからもクリスマス期間は続き、1月6日に三人の賢者がやってきてようやくおしまいです。その1月6日がクリスマスの中で最も重要な日だという国もあります。クリスマスツリーは1月6日を過ぎてから初めて片付けます。
クリスマスはキリストの誕生を祝うことがメインイベントなので、サンタクロースは本来ドイツには存在しません。今はアメリカナイズされてきて、24日の晩にプレゼント交換しますが、サンタがプレゼントを持ってくる、というイメージはドイツでは比較的新しいようです。
伝統的には、12月6日の聖ニコラウスがサンタのような役割を果たしていて、夜寝ている間にブーツの中にお菓子を入れていきます。お菓子だけでなくちょっとしたプレゼントも置いていってくれるようです。ブーツは本当に使っている靴を使う人が多く、そのために靴磨きをするそうです。
by めぎ (2007-12-04 09:22) 

ake_i

とても素晴らしいお写真と記事に思わずうっとりしました。
コメントされている方も多く、もうコメントの言葉がありません^^;
そちらへ飛んで行きたいです( ^^) _U~~
by ake_i (2007-12-04 14:37) 

宗教とクリスマスがしっかりとリンクしていますね。
日本のクリスマスは・・・我が家は、家族でケーキを食べる日です(~_~;)
by (2007-12-04 20:16) 

めぎ

>みなさま
アドヴェントの飾りはとっても綺麗ですね。蝋燭を一本でも飾ってみれば、日本でも同じような雰囲気を楽しめるのですけど、本物のモミの枝の香りは格別です。
家族でケーキを食べるという団らんも素敵ですね。
by めぎ (2007-12-05 06:48) 

とよっち

こうして徐々に盛り上がってゆくのですね。
by とよっち (2007-12-06 21:05) 

めぎ

>とよっちさま
そうなんです。もういくつねると~♪と同じですね。
by めぎ (2007-12-15 08:26) 

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