熱帯植物を望遠で [2015-16年年末年始 ペナン島]
現在、年末年始のペナン島の話を連載中。
昨日ご紹介したスパイスガーデンには、D600と24-70mmレンズの他に、V3にアダプターでフルサイズ用の70-300mmをつけて2台体制で。重いけど、やっぱり換算810mmの世界で撮ってみたかったからね。だってバナナが・・・
こんな風に撮れたり・・・
こんな風に撮れたり・・・
こんな風に撮れたりするんだもの。
あの名前の分からないオレンジ色の実も、ここまで大きく写せるんだもの。
その所為で見えてくるものもあるし・・・ほら、トーチジンジャーの上に・・・
ね♪
これはナツメグの実。
ウォーター・リリーはこのお方の名前ではなくて・・・
こちらね。
こちらは終わっちゃってて残念。
こうして写していると、もっと良い望遠が欲しくなっちゃうな。F2.8は流石に無理でもF4通しとかの望遠。夢だなあ。
そこまでじゃなくても、同じ70-300mmでもV3用のなら軽くて手ぶれももっと防げるし、ピントももっと合わせやすいんだろうなあとか・・・
フルサイズ用の80-400mmとか200-500mmとかをちゃんとフルサイズカメラにつけて使ったら、もっと世界が違うのかなあとか・・・
でもフルサイズ用のレンズはやっぱりフルサイズにつけたいから、そうするともう1台FXカメラかせめてDXカメラが必要で、すると重すぎてさすがに2台体制は難しいよなあとか・・・
ドイツだったらそれでも担いでいくかも知れないけど、暑い熱帯地方は体力的に心許ないかなとか。
そうは言っても、このV3と70-300mmの写り、悪くなかった。後ろの玉ボケも綺麗だったし。こうしてパラパラにすると画質が落ちちゃうのが残念だけど、枚数が多いからね。
暑い中歩くのも悪くなかった。ペナン島は30℃以上になるのは午後の一時なので、そんなに辛くない。多少発汗するのも新陳代謝がよくなるように感じ、気持ちよかった。昨日も書いたように、11時には切り上げて、帰りのバスのクーラーにホッとしたけれど。
最後に、お土産ショップ。いろんな種類のスパイスが売っている。たしか、うちのドイツ人がここでクローブを買おうとし、めぎが頼んでシナモンの皮を追加してもらった。クローブは使うから、シナモンは、ここのは今普通に知られているクルクルッと巻いた形のシナモンじゃなくて、もっと原始的な皮の形のだったから。この写真のみD600に24-70mmレンズで。
撮影: Nikon 1 V3 + FT1 + 70-300mm(F4.5-5.6)、D600 + 24-70mm(F2.8)
現地の市場 [2015-16年年末年始 ペナン島]
現在、年末年始のペナン島の話を連載中。
滞在10泊11日中4回出かけたうちの最後の1回は、ホテルから現地のバスで4~5つめのところ。
町外れというか、観光地っぽくもなくて、この島の普通の生活の雰囲気が垣間見えるところ。
そこに、こんな殺風景な建物の市場がある。
4年前にここに来たときは、午前中しか開かれない市場がもう店終いしたところだった。それで、今回は午前中のうちに訪ねてみたのだった。
マレー系の人がほとんど。中華系の人はここにはほとんど来ないようね。
売っていた野菜。知らない野菜もいっぱい。
魚も色々。
ここで捌いて売っていた。
果物。
そして、干物、乾物。
めぎたちはここのあちこちのスタンドで少しずつ、おやつのバナナと、お土産に小さな魚やイカなどの干物を購入した。安いのか高いのか全く分からないが、全部で20リンギットくらい(約5ユーロ、約600円)払った。
市場の隣は食堂だった。
お店の看板の下に小さな炊事場があって、こんな風にその場で調理していた。
こんな風に手で食事している人が大半だった。
中にはスプーンなどを使っている人も。
このおじいさんたちに同席してもいいかと聞くと、嬉しそうに親しげにどうぞどうぞ、どこから来たの、と話しかけられた・・・と言ってもうちのドイツ人にだけど。ペナン島でもボルネオでも、めぎの経験では、めぎがうちのドイツ人と一緒にいるときにはマレーシアの人は決して誰もめぎには話しかけない。
あとで、うちのドイツ人と、この男性たちは何才ぐらいだろうか、という話になった。もしかしたらうちのドイツ人と同じくらいか、若かったりして・・・おじいさん、と書いたけど、60才前後じゃないかしら。うーむ・・・
めぎたちも何か飲んでみることにした。Teaと言ったら・・・
これが出された。2リンギットくらい(約50セント、約60円)だったと思う。あま~~い!
本当は是非是非何か食べてみたかったのだけど、朝食後すぐにここに来たためおなかがいっぱいだった。それで、持ち帰りで何か買ってみることにした。
で、このおばさんのところで・・・(おばさんなどと書いたけど、たぶんこの女性はめぎよりずっと若いと思う)
これを持ち帰りに。
この市場はとても印象に残った。うちのドイツ人にとってはここが今回の滞在の思い出No.1だったそう。そうね、インパクトあったわねえ・・・それに、現地の人たちとふれあえて、とっても楽しかったのよね。ホテルでここへの行き方を尋ねたときには、反対側の方向へ行ったところの大きな市場の方を薦められたのだけど、めぎたちはこの素朴な現地の市場がとても気に入った。いつかまたペナン島に行く機会があったら、うちのドイツ人は毎日ここで朝食を食べたいとまで言っている。
ここで食事していた人たちは、毎朝ここで食事しているのかしら。よく来るのかしら。それとも特別な外食だったのかしら。そんなことを聞いてみたかったな・・・
そして昼過ぎ、ホテルの部屋で戦利品で昼食に。
あのおばさんの作ったこのビーフンと目玉焼き、美味しかった♪
撮影: Nikon 1 V3 + 18.5mm(F1.8)
浜辺の猫たち [2015-16年年末年始 ペナン島]
現在、年末年始のペナン島の話を連載中。
10泊11日の滞在中、ほぼ毎朝、朝食をゆっくり楽しんだ後、浜辺でマリンスポーツの準備の様子を眺めていた。
こんなので人力で毎朝ジェットスキーやボートなどを次々と海に運んでいく。
めぎたちがいたのはホテルのすぐ前にあるこの海の家のようなところで、朝は座っていても何も言われず、準備する人々の様子を眺めていた・・・同時に、猫ちゃんも。
ここには20匹くらいの猫が飼われていた。夜は後ろに見える檻の中に入っていて、朝になると順次出してもらっているようだった。ちゃんと餌ももらっていた。通りで綺麗な毛並みよね。
ここにはワンちゃんもいて、美味しそうなお肉をもらっていた。
それを見据えている猫ちゃんと・・・
カラスたち。
ワンちゃんの食事が終わると、カラスたちがよってきた。
そして猫ちゃんの目をかすめて奪っていった。
すると猫ちゃんは牙を剥きだして・・・
飛びかかっていった・・・カラスも逃げ足ならぬ逃げ羽早かったけど。
猫ちゃん同士が一触即発の時もあれば・・・
檻に入れられている猫たちを気にしつつ優雅にのんびりお食事の時もあるし・・・
一人(一匹)黄昏れていることも。
どの猫たちも可愛かったなあ・・・
媚びず逃げず。
こうして猫たちを眺めているうちにいつの間にか準備は終わり・・・
一日が始まっているのだった。
そして、日暮れと共に店終い。
ここではこの日常が繰り返されているのよね。めぎが生業として授業をしたり準備したり採点したり成績付けたり生徒たちのあれこれに心を悩ませているのと同じように、彼らはこれを生業として、繰り返し繰り返しこの毎日を繰り返し、猫たちも繰り返し繰り返しこんな毎日を送っているのだ・・・昨日も今日も明日も。
ここにいたときは、自分自身の日常は遙か彼方の非日常に思えたけどね。
撮影: Nikon 1 V3 + 18.5mm(F1.8)