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アイデルのホテルの朝食と朝の景色 [トルコ北東部]

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現在、4月中旬のイースター休暇中のトルコ北東部旅行記を連載中。

朝起きると素晴らしい天気だった。
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今回の旅では天候に恵まれ、非常にラッキー。
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ここのモスクはこの日に限ってなのかどうしてなのかはナゾだが早朝の轟き(祈りがスピーカーで大音響で響くこと)が無く、ぐっすり眠ることができた。
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が、かなり早朝から部屋のすぐ下で改築?建て増し?工事が行われ、トントンドンドンと煩かった。
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一泊二人で120トルコリラ(約40ユーロ、つまり一人当たり20ユーロ=約2800円)は朝食付き。会場は階段を一番下まで下りたところ。谷底にあるなかなか広々とした空間で、ガラス張りで明るかった。この会場でめぎたちの他に食事をしていたのは2組のみ、トルコ人と思われる家族連れ。綺麗な赤い布を頭に被った若い女性がいて、とっても素敵だったのだけど、写真は撮れず。そうそう、朝食会場にはV1を持っていったので、ここからしばらくV1での撮影。
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朝食はトラブゾンのホテルとほぼ同じ、数種類のチーズ(羊のチーズも)とトマトとキュウリとゆで卵とオリーブとあの美味しいパンとチャイとコーヒー。その他にジャムや蜂蜜も。
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窓の外を見ると・・・
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黒猫がいた。
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外を綺麗に写したいと思って、D600を取ってきた。ここからまたD600での撮影。取りに行っている間に黒猫はどこかへ行ってしまい、代わりに白猫ちゃんがお出迎え。
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トリミング。
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昔はこの土台の上に家があったのかしらね。
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なかなか素朴な橋だわね。
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そこに流れ落ちる滝は・・・
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こんなところから落ちてくる。
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橋の上を歩いてみたり・・・
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橋から見下ろしてみたり・・・
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また昔の階段の上に新たな階段を作ったらしいところを見つけたり。
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このホテル、朝食も悪くないし、部屋のベッドも狭いけど悪くないし、バスルーム付きだし、清潔だし、明るいし、温泉の公衆浴場がすぐ近くで便利だし、悪くない。でもこんな田舎で120リラ(約40ユーロ)は高すぎるよなあ・・・トラブゾンのあのホテルが150リラ(約50ユーロ)だったことを思えば、それより安くもあるのだが、ここと比べるとトラブゾンはものすごい都会である訳で、あの便利な立地で冷蔵庫付きで150リラは妥当な値段だったと思う。アイデルはやっぱり温泉地価格なんだろうな。
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特筆すべきはネットのこと。トラブゾンのホテルのWi-Fiはメールの送受信もできたしso-netのブログも読めたしググることもできたのだが、このアイデルのホテルではホテルのWi-Fiにつないでも外の(外国の?)ネットを見ることができなかったし、メールの送受信もできなかった。これが例のトルコのネット遮断によるものなのか、このホテルのネット事情なのか、たまたまこの日調子が悪かったのか、全く定かじゃないが(なにしろこのホテルは英語のできるスタッフも非常に限られていて、できる人も片言程度でそんな難しい話はできないのだ)、とにかくここでのネット接続は無理だった。それで思い切ってドイツの携帯電話会社の外国ローミングをものは試しで利用してみたのだが・・・それは予め調べて知っていたことだけど、トルコはこんなにヨーロッパに近く、ドイツとも密接な関係があるのに、安いEU内のデータパックサービスは適用外で、日本と同じワールドパックが適用されるので・・・つまり、一日当たり11ユーロ以上もするのだった。それもたったの6MBまで。ちなみにEU内なら一日2ユーロもせず、50MBまでOKである。やっぱりトルコはアジアなんだなあ・・・と思い知らされた。

そんなこんなで、トルコの田舎で旅費を安くあげようと思っていた思惑はことごとく外れ、アイデルではホテルも温泉も食事もネット代もことごとく高くつくという結果になった。まあ高いと行ってもドイツや日本の相場と比べたら十分お安いのだけど(一人当たり60リラ=20ユーロ=2800円なんて今時ドイツのユースホステルでも無理になったし、日本の田舎の民宿をめぐる旅を計画しても、一人当たりこの2~3倍はするわねえ)、日本価格に追いつくのは時間の問題かも知れない。なにしろ温泉公衆浴場は、2年前の地球の歩き方に載っている値段(家族風呂25リラ)のもう倍近かった訳で(40リラ)、ものすごい勢いで物価が上がっているものと思われる。

さて、トルコの旅はここから3日目に入る訳だが、3日目に関しては全く予定を立ててこなかった。これからどうする?どこに行く?例のこの地図を見ながらあれこれ考える。この前日にトラブゾンからウズンギョルまで、そしてウズンギョルからアイデルまで移動して、この道路事情ではたいして遠くまでは行けないと実感した。ずっと南の方のアール山などとんでもないし、この辺りまでならもしかしたら、と思っていたアルメニア近くのカルスも無理そうだ。まあ今日のうちにたどり着けるけど、4日目にトラブゾンに戻ってくるのがしんどそう。エルズルムもちょっと遠いわねえ・・・しかし、それじゃどうする?どこに行く?
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地球の歩き方に載っているこの近くのもう一つの見所はユスフェリという村だ。地図上は全くもって遠くない。しかし宿で聞いてみたところ、そこまでここから山を越えていく道はないという。いや、あるけど、車では行けない、歩いてなら行けるけど、と。たしかに地図でも道はつながっていない。宿の人の話では、一度黒海に戻り、グルジア国境の町ホパまで行き、そこからアルトヴィンを回ってなら行けるのだとか。げげげ。ずいぶん遠回りだなあ・・・
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仕方がないので宿の人の言う通りぐるりと回っていくことにした。その前に、この辺りの山をちょっと探検してからね。
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つづく。

撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)、Nikon 1 V1 + 10mm(F2.8)
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アイデルの山 [トルコ北東部]

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現在、4月中旬のイースター休暇中のトルコ北東部旅行記を連載中。

アイデルを去る前に、ちょっと奥まで行ってみることにした。村を突っ切る道路をずっと上っていくと、舗装道路ではなくなって、こんな表示板がある。これを見ても全然分からないのだが。分かるのは、この道が1397メートル以上で、一番高いところが2923メートルあるということだけ。
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あそこが2923メートルなのかな。
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あちこちに雪山の頂上が見える。夏には湯治客がトレッキングをするのかも。
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ここに生えていた植物。
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振り返っても山ばかり。
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ここは眺めがいいからかベンチやらゴミ箱やらが設置されていたのだが、ゴミ箱がこんな状況になっていた。これ、雪の重みで?どうしてこうなったのか、ナゾ。ゴミ箱は新しそうだし、ゴミもそんなに古くないようだし、いったいいつどうしてこんな風になったのやら。
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うちのドイツ人がもう少し先まで行ってみたいと言うので、行けるところまで行ってみることに。
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すると、まだ雪の残るこんな川のような急流のような滝のようなのが見えたり・・・
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落石の残るところがあったり・・・
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滝から流れる水が川のように道をまたいでいるところがあったり。
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そして道を横切った水はまた滝となって下へ流れ落ちていた。
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ちょっとその辺りで車を駐めて撮影。水がとても綺麗で、その辺りの植物も興味深く、どちらにピントを合わせてよいものやら。
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そこからもうちょっとだけ車を進めてみたが、対向も無理な山道となり、ずっと下っていくようでもあり、いったいどこまでつながっているかも分からないし、諦めた。こんな山奥でも電線はしっかりあるのよねえ。
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戻ってくると、村の入り口付近に集団が。
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修学旅行生のような、遠足のような。とっても楽しそうで賑やかな女子高生?女子大生?たちだった。
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こうして、もうここに来ることは一生無いだろうね、と話しながらアイデルを後にした。トルコにはまた来たいけど、アイデルにはもう別に用はないわねえ、と。綺麗なところだけど、とにかくなにもかも高すぎる。

舗装道路の山道をひたすら下る。
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山は春の色。あの家ではどんな暮らしをしてるのかしらね。
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古い橋が見えたところでちょっと撮影に降りてみた。
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雪解け水なのかな。なかなか激しい急流。
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それを利用してか、下っていくとラフティングの人たちを何度か見かけた。
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夏にはこういう古い橋を見学したりラフティングなどを楽しんだり温泉に寄ったりするツアー客がここにたくさん訪れるのだろう。
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1時間ほど下ると、山はずいぶんやわらかい表情になった。
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そしてまた黒海沿岸に戻ってきた。朝11時半頃のことである。ここから右(東)へまがり、まずはアルトヴィンを目指す。
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つづく。

撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)
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アルトヴィンを抜けて砂利道へ [トルコ北東部]

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今日はまたトルコ旅行記の続きをどうぞ。話は4月中旬のイースター休暇中、トルコ北東部旅行の3日目のこと。

温泉のあるアイデルをあとにしたのは11時ちょっと前。そこからまず黒海を目指し、海岸に出たのが11時半頃。そこから東へ海岸沿いを走り、ホパというグルジア国境の町で右に入り、アルトヴィンを目指す。
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ホパを過ぎてアルトヴィンへの分岐のところまで来たのは12時過ぎだった。
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そこからまた田舎道。牛をよく見かけた。
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右に曲がってから10分ほどのところで写した写真。アルトヴィンまで60キロ。どのくらいかかるかな。
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荷物運びのケーブルを操作するおばあさんと孫のような若い女性。
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トルコには羊がいっぱいいると想像していたのだが、これまで羊は見かけず、牛ばかり。
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だんだんと山の中へ。
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こんな怖そうな吊り橋があったり。
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しばらくすると、こんな大きなダムと発電所が。
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その向こうには広大なダム湖。
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アルトヴィンが見えたのは13時20分頃。約70㎞くらいの道のりに1時間20分かかったということだ。
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アルトヴィンで休もうかという案もあったけど、時間がかかりそうなので先を急ぐことに。アルメニア国境近くのカルスまで行くという案もあったけど、行けるだろうけど次の日にトラブゾンまで戻るのが大変だと考えてやめた。エルズルムに行こうかとも思ったが、これも遠すぎるなあ。とりあえずユスフェリまで頑張りましょ。
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その辺りから次第に山が険しくなった。
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明かりの全くないトンネル。長かった・・・しかし、どこまでもまっすぐだった。軍用のトンネルだったのかな。
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その後、道が・・・
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砂利道に。
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また舗装道路になったりも。
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この辺り、どうやらアウトバーンを新たに建設中のよう。埃まみれになりながら通過。こんなすごい大掛かりな工事、いったいどこから費用が出ているのかしらね。
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時々ちゃんと道案内が。
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こんな調子じゃユスフェリにもいったいいつ着けるかしら・・・
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まわりは砂利がすぐにも崩れてきそうな雰囲気。
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・・・と思ったら、なんと一時停止させられてしまった。
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この時点で2時。おなかすいたなあ・・・いったいどうして一時停止なのかもトルコ語でまるで分からず、どのくらいで通れるようになるかも分からず。うちのドイツ人はこのとき外に出て一服したが、あまりの埃にめぎは外に出ずに車の中から後ろを撮影。すごいところねえ。
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ここで、携帯に着信が入っていることに気がついた。見ると、ドイツからではなくトルコのどこかからだ。えええ、どうして?誰から?と考えていたら、また着信が。意を決して出てみると、アイデルで泊まった宿からの電話。なんと、うちのドイツ人がその宿に忘れ物をしてきたのだとか。ええええ~!

その忘れ物、実はうちのドイツ人が旅の出発時にデュッセルドルフ空港から郵便で出すつもりだったある書類で、それを出し忘れてしまったためそのままトルコまで持ってきたのだが、この前日に温泉の公衆浴場へ行ったときにリュックからいくつか温泉で必要のないものを出し、そのまま置き忘れてしまったらしい。その書類自体はうちにオリジナルのワードのデータがあるのでどうしても必要というわけではないが、クレジットカードの番号やらを控えた紙やパスポートのコピーもそれと一緒だという。マジですか・・・とりあえず、また連絡します、とだけ言って電話を切り、どうするか協議。取りに行く?でも、ここから取りに行く事なんて、もうほとんど不可能じゃない?送ってもらう?でもどうやってその郵送代を払う?破棄してもらう?などと話しているうちに、通行可能になった。2時25分くらい。
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こんなところを時速30キロでがたがた揺られながら進み・・・
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また舗装道路になったり・・・
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また砂利道になったりを繰り返し・・・
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いくつも暗くて長いトンネルを抜け・・・(ここは多少明かりがあったが)
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どこまでも切り立った崖の間を走り・・・
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ようやくエルズルムとユスフェリの分岐を抜け(その写真は撮り忘れ)、ユスフェリ方面へ。
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つづく。

撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)
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