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水道橋を渡る [2019-20年末年始 イタリア・プーリア州]

現在、2020年1月初めの南イタリアの旅行記を連載中。

ここは昨日の記事でやってきたグラヴィーナ・イン・プーリアというところ。
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この古い橋を渡るのだが、この橋は1734年に建てられた水道橋。昨日ご紹介した水場の水を供給していた水路。
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その昔建てられたらしい古代ローマ水道橋は、たぶん何度も地震で崩壊しては建て替えられてきたらしい。史書として残っている記録は、1686年の地震で当時の橋が危険な状態となり、1722年の地震で崩壊。それを建て直したのがここにある今の橋。情報源はこちら。

グラヴィーナ川にかかる橋で、その川が長年かけてずいぶん浸食したらしいことが伺える。マテーラと似てるわね。あの洞窟のところに礼拝所があって、中世の頃はもちろん今でも使われているらしい。
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途中で下が見えるようになっている場所があったので…
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覗いてパチリ。ずいぶん浸食したわねえ。川は全然見えないけど、1855年に洪水で橋を修復したという記録もあるようだから、凄い水量になることもあるということね。
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そして橋を渡り切り、振り返る。街はあっち。橋が建てられたのは、水路のためだけでなくこちらにあったMadonnna della Stella教会に人々が行けるようにするためだったとか。
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その教会の跡の場所に立って橋を眺めてみる。今日の記事の一枚目の写真の右端に写っているところね。
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昔の人って凄いなあ。水のためでもあるけど、宗教のためにこんなの12年で建てちゃったんだものね。
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Baldhead1010

洞窟はドクロのお目々を思わせますね。
by Baldhead1010 (2021-02-04 03:59) 

mm

水道橋と言われると、ポルトガルのリスボンで見たものを思い出します。今調べてみると18世紀前半、約20年の歳月をかけて作られたとか。12年は短いですね^^ この時代は水道橋を立てるのが流行っていたのかしら^^
by mm (2021-02-04 06:01) 

YAP

昔の人は、よくこんなものを造ったものだと思います。
水ってかなり重いので、かなりがっちりしっかり造らないといけないですしね。
ローマ帝国の技術の高さですね。
by YAP (2021-02-04 08:29) 

(。・_・。)2k

よく漏れずにこれだけの物を作れるものですよね
考えて作った人 尊敬しちゃうなぁ

by (。・_・。)2k (2021-02-04 09:38) 

Inatimy

単なる水道橋というだけでなく、人が通れる歩道橋でもあるところがすごい。
この橋の中、水が通ってるんだ^^。
崩れるような大きな地震がもう来ないといいな・・・。
by Inatimy (2021-02-04 19:13) 

テリー

水道橋の技術は、驚異的ですね。
by テリー (2021-02-05 18:22)