ポルトで人を入れて写した試み

今日はまた3月後半のイースター休暇中のポルトガルのお話を。

今回の旅のテーマ「ポートワイン」の話は既に書いた。もう一つのテーマは、いわゆる「町のスナップ写真」を撮ること。デュッセルドルフからポルトへ行ったのは、ポートワインの故郷へ行きたかったからだが、ドイツの日常から離れていつもと違う雰囲気を感じたい、という欲求も強かった。見所を訪ねたいわけではなく、旅情を求めたというか。それで、適当に散歩しながらその町の（めぎが感じた）雰囲気を伝えられる写真を撮るというテーマで色々試みたのだが、今日はその中で、敢えて人を入れて撮った写真をご紹介。普通は旅の写真を撮るとき、人が邪魔だ、と思う。人がいなくなるのを見計らって撮ることも多い。今時は肖像権のことも気になる。でも、今回は踏み込んで、これだと思う人が来るのを、またはそこにいた人のこれだと思う瞬間を待って写真を撮るというのを試みたのである。「敢えて」というのはそういう意味である。これはめぎの、写真の次のステップへの大きなチャレンジである。

と言っても、たまたまいた人を適当に撮っただけというのも多いけど。



これは早朝。朝食前にちょっと外に出て撮影。漁をしているのかしら？



観光船はお掃除中。



そんなドウロ河のほとりで朝から熱いお二人・・・



さて、街歩き。

ポルトは坂の上にある町。坂が多いのではなく、どこもかしこも坂。坂に建てた街、というか。石畳の細い坂道の両側にごちゃごちゃ細長い建物が林立していて、そこに駐車もしてるし（たぶんドイツと同じく合法の駐車場としての縦列駐車）、細いところを車も通る。



えっこんなところにホテル？と思うような建物から出てきた旅行者カップル。ポルトの小さなホテルの入口は他の普通のアパートと同じような感じのただのドアで、よほど上でも見てあるか無い限りそこが宿だとは気がつかない。石畳も気にせずゴロゴロ。壊れそう・・・



建物はこんな風に立っている。



どこもかしこも坂道で、脚が悪くなると大変だろうな。



これはストリートで開かれていたフリマに集まっていた男たち。



お子さんの服かしら。



あ、これは本当の人じゃなかった・・・



ここはポルトの観光名所、ドン・ルイス一世橋。



この上を電車が通るのだが、その合間に自転車で駆け抜ける人や、鉄男や鉄子となって待ち受ける人など。



橋は上下2階建てで、下は車が通る。ここはいつも渋滞で、人も勝手気まま。



その橋の上から下へ降りる道。



橋の下をくぐる形で降りていく。登ってくる人ははあはあ大変そう。



これは橋の反対側のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアというポートワイン醸造所が並ぶ地域の焼き栗売り。あ、スマホ見てる。



ヨーロッパは男性もアイス。でもこの日、そんなに暖かくもなくて、めぎ的にはアイスより焼き栗をカイロ代わりに持ち歩きたいような気分だったけど。



ここからは夜の街歩き。

ニコンのカメラと三脚で撮っていた二人。ポルトの夜景を撮る旅も素敵だろうな。



これはあるレストラン。窓から覗いて撮ったもの。



ここは窓全開にしてパーティーで踊っている結構お年を召した男性たちの様子を外から撮ったもの。とっても楽しそうだった。みんなラフな恰好だけど、結婚式のパーティー。



こちらはたむろしている若者たち。



一人こんなところで誰かを待っている若い女性。駐車している車の縦列の中に一人ぽつんと。ここでは駐車している車やら坂道やら手すりやら、50枚くらい撮ったかな。



そして、めぎが自分で撮って最も気に入った写真はこちら。ポルト到着の初日に撮ったもの。めぎの印象では、ポルトってこういう町。



撮影：　D600 + 24-70mm(F2.8)/ 20mm(F1.8)、Nikon 1 V3 + 18.5mm(F1.8)/ 30-110mm(F3.8-5.6)/ FT1 + 105mm(F2.8)

コメント 9

人物は写し初めてないので、苦手です＾＾；

ちょっと盗撮みたいで罪悪感を感じます。
by Baldhead1010 (2016-04-25 04:13) 

風景で、遠くからで人の顔が判別できないほどのものなら撮るけれど、
はっきりと顔が分かるものは撮るの悪いかなと気がひけて、
ブログに載せる時もぼかしを入れたりしてるので、
人物を撮るのって、私にはかなり難しいです＾＾；。
by Inatimy (2016-04-25 05:41) 

最近、FUJIFILMのカメラを借りていろいろ撮っていますが、52mmという画角でスナップを撮るのに苦戦しています。
スナップって、撮ろうと思って撮ると難しいですね。
by YAP (2016-04-25 07:14) 

人物が入ると、街の写真が活き活きとし始めますねえ。
わたしも、街の写真で、人物を入れるか、どうか、迷うときがあります。
ウィーンでの写真もずいぶん迷いました。
遠景で入れることはするのですが、アップとなると．．．うーん。
でも、人物が入るとやはり素敵！
わたしも挑戦してみようかと思います。
by ナツパパ (2016-04-25 08:51) 

ポルトはぼくも大好きな街です。ヒトが入るとノスタルジックな街並みが一段と情緒が出てきますね。ぼくは逆に人影のない風景が苦手です。

by gillman (2016-04-25 10:25) 

街撮り、そこの暮らしの雰囲気が伝わって、いいですね
人は、私も苦手、撮れないですね
本当は、人がいるほうが街が生きてる感じがするとは思うのですが
でも、どの写真も素敵です
夜景もいいな、、
・・坂道に階段の街、被写体としては魅力的ですね
　　暮らすのは大変でしょうが
by engrid (2016-04-25 18:42) 

歴史が感じられますね。そして独特な雰囲気。我が家周辺も坂ばかりですから、坂の街が好きですねぇ。
by ぽりぽり (2016-04-25 21:13) 

フリマに集まる男性たちの横にあった、ロッドスチュアートのポスター？が気になっちゃいました。
ポルトガルでも知られているんですね～
by sheri (2016-04-25 22:44) 

人を入れると言うか人撮りは苦手ですが、お写真の中には人が入っているからこそ素晴らしいと言うのがありますよね。
そんな写真が撮れるようになりたいです。
by mimimomo (2016-04-27 14:07)