1月前半の週末の食事 [食べ物・飲み物]
いつものマルクト市場の野菜は品数が一層少なくなってきた。並んでいるのは根菜ばかり。
そろそろ日本風の鍋物にする野菜も少なくなる。1月になってからもう大根は並んでないし、この日は先週あったあの水菜もなかった。白菜もそろそろお仕舞いなので慌てて一玉買ったが、それが終わればその後はアジアショップで買うしかないだろう。12月中頃からネギもない。いつもある↑上のネギのようなのはリーキで、日本の美味しいシャキシャキッとしたネギとは全く違って火を通すとすぐに柔らかくぺしゃんこになってしまう別物だ。どうしてもネギが欲しくてスーパーで買ったが、美味しさはやはり雲泥の差。ちなみに、もちろんドイツにもスーパーがあってそこにはトマトもキュウリもレタスも、そして南国の果物も並んでいる。冬に野菜が乏しいのは、デュッセルドルフ近郊で穫れるものだけを売っているこのマルクト市場だけのこと。うちのドイツ人は基本的にスーパーで肉と野菜を買わない主義で、それは地物に拘るためでもあるし、買っても美味しくないからでもある。だから、スーパーで買ったネギはめぎが料理する日にしか使わない。
それじゃビタミンをどうやって取るの?と思ってしまうが、根菜もビタミンが豊富である。ジャガイモが主食だし、ごつい塊のカブとか、根セロリとかパセリの根とか、そういうのをスープや煮込みにして食べている。
残念ながら先日うちのドイツ人が作ってくれたカブと豚バラ肉の塊の煮込みは撮り忘れ。現在ドイツの学校は学期末で成績判定やら面談やら行事やらで忙しく、日々の食事を撮るということさえ面倒になってしまって。だから週末の食事しか写していない。
これは10日金曜日の夕食。上に乗っているジャガイモはその前日の残りで、茹でてあったのを最後に温める形でここに載せたのだとか。
メインは白い豆たっぷりのラムの骨付き肩肉のトマト煮込み。トマトは缶詰のホールトマトを使用。
身体が温まる食事。
次は11日土曜日。これはドイツの冬の唯一のサラダ用野菜のラプンツェル(ノヂシャ)。あのラプンツェルの童話の名前の由来である。身ごもった女性が隣の畑のラプンツェルがどうしても食べたくて夫に盗みに行かせ、その畑の持ち主の魔女に生まれた子どもを取られてしまい、子どもはラプンツェルと名付けられるのだ。この青々とした野菜がどうしても食べたくなる気持ち、分かるわあ。
サラダの味付けは塩・胡椒とこのバルサミコとオリーブオイル。これらはうちのドイツ人への知り合いからの誕生日プレゼント。思えば男の人への誕生日プレゼントに調味料が贈られるのって、とっても「らしい」わね。これ、すごく美味しかったので買いたいなあと思ったら、オランダのものだった。
この日のメインはステーキ。
付け合わせは芽キャベツに、あのさつまいもに似た甘芋のヨーグルトのマッシュポテト。
ステーキはすごく大きくて、3分の1は残してお弁当のおかずにした。
そして12日。
ラザニア。
ソースの味付けにボルネオで買ってきたチリ&ガーリックソースを使用。これ、相当に辛いが、とても美味しい。
そして一週間が過ぎ、これは18日土曜日のメイン。これはスズキ。うちのドイツ人が魚の売っている旧市街横のカールプラッツという大きな市場まで出向いて買ってきた。ドイツで生魚を購入しようと思うと、大きな町の限られたお店でしか売られていない。普通のスーパーには既にパン粉を纏って揚げるだけになった冷凍食品しかない。
これに小麦粉をはたいてバターでムニエルにする。
レモン汁と、白いのはフレッシュチーズとハーブのソース。めぎの飲み物はカモミールティー。このとき歯の治療中にて、アルコールを控えた。
お魚を買ってきてくれたのは、噛むのが楽だから。
そして、いつもはメークインタイプの崩れないジャガイモを使うのだけど、男爵系の崩れるタイプのをホイル焼きにしてくれた。フレッシュチーズとハーブのソースはジャガイモにつけて食べる。それがとても美味しい。
D600と24-70mmレンズのおかげで夜の食事の撮影が楽になった。たいした技術がなくても暗いところでぶれずに写せるのは本当に有り難い。
撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)
2014-01-22 02:00
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コメント(9)
地物にこだわる・・・地産地消が身体にも一番です^^
産地偽装、困ります。
by Baldhead1010 (2014-01-22 04:34)
魚が手に入りにくいんですね。
沖縄は四方が海ですが、魚の種類が・・・なじみのないものばかりで初めは困りました。
by ちばおハム (2014-01-22 06:06)
このオリーブオイルとお酢のお店、知ってます~。
そのまま、Oil & Vinegar ですよね。 ドイツにもあったような・・・と調べたら、
デュッセルドルフからだとクレーフェルトやデュイスブルク、エッセンが近いかな。
お魚に男爵系のお芋、ドイツ人さんの優しい心づかいが嬉しいですね。
思いやりの気持ち、私ももっと大事にしようっと。
by Inatimy (2014-01-22 07:58)
手に入る野菜が少ないと、料理のレパートリーも制限されますね。
私も地物にはこだわりたいのですが、そうすると首都圏では食べられるものがなくなるんですよね...
by YAP (2014-01-22 08:09)
ラムのトマト煮込み(...と言うか、白豆!!)も、ラザニアも、大好物なんです。
美味しそうだなあ。
写真の暖かい色合いも素敵です。
by ナツパパ (2014-01-22 09:37)
どれもこれも美味しそうですね。これが、めぎさんの、精力の素ですね。
by たいちさん (2014-01-22 12:47)
ジャガイモは我が家はいつも男爵系^^ どうもメークイン系はあまり好まないの。
色んな食べ物が並んで幸せね。
by mimimomo (2014-01-22 14:49)
美味しそう!ですね。そういえば、最近、ワイン(白・赤)に合う料理にご無沙汰しております。
by krause (2014-01-22 16:57)
これは、高級レストランのそれですね。何時もながら美味しそうです。
by ぽりぽり (2014-01-22 22:22)