バイロイトの街歩き [2012年バイロイト音楽祭]
現在、バイロイト音楽祭の旅行記を連載中。
あの祝祭劇場のバルコニーからほんのちょこっと見えたバイロイトの町。
あそこから町まで歩くと30分はかかるだろうか。ここが旧市街の入り口。
辺境泊オペラハウスの建物。この中はシンプルな祝祭劇場と違って相当豪華のようだが、人がいっぱいだったので見学はしなかった。いつかオフシーズンにバイロイトへ行くことがあったら見に行ってみよう。
こちらは城の教会と・・・
お城。
ここも工事中。どうやらバイロイトは2013年のワーグナー生誕200周年に向けて準備中といった感じ。
記念すべき生誕200周年の年に音楽祭のチケットが取れたらいいなあ・・・と思うけど、それはまず無理だろうな。
ちょっと街歩き。ここは、左にバイエルンの民族衣装屋さん、右にはワインセラー。
まだ午前中なのにもうビールを飲んでいる人がいるわ。
あら、向こうに祝祭劇場が。
こちらには祝祭劇場から見えた教会の塔が。
細い小路を散歩中。
偶然にもちょうど通りかかったのだが、このレストランには昔からバイロイト音楽祭に出演中の音楽家たちが集うのだとか。めぎたちは入らなかったけど。
でも、めぎたちが毎晩食べていたところも、出演者やスタッフが集うらしく予約席にそういう表示を見かけた。オーケストラや合唱も入れると出演者数は千人くらいだし、きっとバイロイト中のレストランに音楽家たちが集っているのだろうな。
可愛い町並みにレストランや居酒屋がいっぱい。
ここ、面白い名前の通りねえ・・・と思ったら・・・(「悪質舗装通り」って書かれてる)
本当は・・・
Kämmereigasseという。Kämmereiって国庫という意味があるのだけど、このあたりに町の金庫か町の会計課があったのかしら。それをどうして悪質舗装通りなんて名をつけたのかしらね。
この建物はずいぶん古そうだなあ・・・と思って見上げたら、1686年って書かれてた。壁を塗り替えつつずっと使っているという感じ。
こうしてぐるっと回ってお城の方へ戻る。特に目的のない散歩、楽しかった。
バイロイト、さようなら [2012年バイロイト音楽祭]
バイロイトの旅行記は今日が最終回。
街歩きをしている間に見かけた車。バイロイトではクラシックカーをよく見かけた。
フランケンワインの瓶は可愛いわね。でも、イタリアなら5ユーロも出せばとっても美味しいワインが買えるけど、ドイツのワインで本当に美味しいのは30ユーロくらいからかしらねえ。やっぱり太陽の力の差は大きいな。
暑かったこの頃。噴水のところでは雀さんたちがかわりばんこに行水していた。
ある一角には行列ができていた。
何かな~と望遠レンズをいっぱい伸ばして撮ってみると、バイロイト音楽祭のソロ歌手のサイン会。ローエングリンの訳を歌ったフォークトですって。なるほど。
フォークトとはこの人。オペラ歌手としてはずいぶんかっこいいわよね。だから人気もあるんだろうな。(写真はこちらから)
フォークトの歌を聴きたい方のためにこちらのリンクもどうぞ。ローエングリンが正体を明かす、彼の最も聞かせどころの部分。
バイロイト音楽祭のローエングリン全幕はこちら。演出は今年もこれだったはず。これもまたずいぶん斬新ですわねえ。
話は戻るが、サイン会はこの本屋さんで行われていた。他の歌手のサイン会の予定も貼られていた。
その斜め向かいには、やはり音楽祭関係者が泊まるという高級ホテル。
なかなか可愛い衣装を着たウエイトレスさんも。
ここでちょっと一休み。
向こうのお二人は午前中からシャンパンかスパークリングワインを飲みながら、奥さんは葉書を次から次へと書き続け、ご主人はずっと本を読んでいた。
この空いた席には間もなくフランスの家族連れがやってきた。小さな子どもがフランス語を流暢に話すのが羨ましい・・・母国語だから当たり前だけど。
とてもゆっくりとした時間だった。
これからもバイロイト音楽祭に申し込み続けようと決めためぎ家。次に来ることができるのは何年後になるかしら。
充実した時間をありがとう。またいつかここに来る日まで、さようなら。
帰りのアウトバーンから見えた風景・・・暑かったけど、そろそろ秋ね。
こうしてめぎの夏休みは終わっていった。