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エスターハーズィ・ケラーにて夕食 [ウィーンとブルゲンラント 2017年秋]

現在、10月末の秋旅の話を連載中。

うちのドイツ人が到着した日の夜は、事前にめぎが見つけたエスターハーズィ・ケラーへ。
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暗くなってから写した写真がないのだが、これがエスターハーズィ・ケラー。
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中はレンガ造りのまさにワイン・ケラー(ワイン・カーヴ)という感じで、地下一階のような場所にトンネルのような空間が奥へ奥へとつながっている。
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ウィーンから車で一時間くらいのところにあるエスターハーズィ城のワイン・ケラーで作られたワインが飲めるところ。ワインの瓶がずらりと飾ってあった。
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さて、スターターにうちのドイツ人は白ワインを、めぎは白い羽ちゃんを♪ ドイツではFederweißer(白い羽)という名のこのぶどうジュース発酵中の飲み物は、オーストリアではSturm(嵐)という。まさに嵐が吹き暴れているという感じの生き生きとした飲み口だった。
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料理に合わせて赤にしようかとも思っていたが、そのままメインに突入。めぎが食べたのは鹿肉のグーラシュ。付け合せについている赤いのはクランベリーソースで、甘酸っぱくて美味しい。
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うちのドイツ人はターフェルシュピッツ(牛の煮込み)。付け合せのマッシュポテトも絶品だったとか。
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ここの料理は手頃な値段(二人で食事と飲み物で40ユーロ=約5300円)でとても美味しかった。ウエイターさんも親切で、このワイン・ケラーの歴史をちょっと話してくれた・・・ここには15世紀の頃からエスターハーズィ城で作ったワインを保管するワイン・ケラーがあって、この煉瓦は当時のものなのだそうだが、1683年のオスマン・トルコによる第二次ウィーン包囲の際に、エスターハーズィ公爵がここに保管していたワインを兵士たちに振る舞い、それで兵士たちは勢いづいてトルコ軍に打ち勝つことができたのだとか。それ以来、このケラーは蔵というだけでなくワイン酒屋となったのだとか。

とっても素敵なところで料理もワインもとても美味しいのに、レストランはガラガラ。金曜日の夜なのにな・・・時折入ってくるお客さんも、あ、こっちじゃない、と言ってまた出ていってしまう。どうしてなのかな、と思ったら、このレストランの横にもう一つ入口があって、地下2階にもう一つ酒場があるらしい。そちらの方でも食事ができるのだとか。
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そうか、それじゃ、そっちも行ってみましょ。

撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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YAP

そうか、羽ちゃんの季節ですね。
未だかなってない羽ちゃん。
今年も行く機会はなく...
by YAP (2017-11-15 08:19) 

mimimomo

食事を二人でゆったり楽しむ、良いですね~我が家は飲まないし、食事するのの早いことったら! わたくしは20分以上かけるけれど夫は10分以下・・・(-。- 
by mimimomo (2017-11-15 18:59) 

Inatimy

白い羽ちゃん、ところ変われば名前も違って、
さらにはグラスもジョッキになるんですね^^。 面白いなぁ。
by Inatimy (2017-11-15 19:55) 

miffy

素敵な雰囲気のお店ですね。
お料理も美味しそうです。
by miffy (2017-11-15 22:49) 

engrid

嵐のような、生き生きとした、、ワインが生きてるか
ジョッキで、お似合いなかんじね
お料理、美味しそう、雰囲気もいいな
by engrid (2017-11-16 02:12)