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友人たちとの時間 [ハンブルク]

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現在、週末の北ドイツの話を連載中。

滞在2日目の午後に向かったのは、うちのドイツ人の若い頃からの友人たちの家。ケーキとカフェオレが待っていた。ここではD600と20mm単焦点で撮影。
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ちょうど子どもたちも帰省中。どこかに出かけていた息子さん(医大生)が戻ってくるなり、おなか空いた~と自分で料理。パスタを炒めて、このあと卵を割り入れていたような記憶。
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そうこうしているうちに泡のお時間に♪
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そして、まだまだ明るいが、16時半頃から前菜。先日のモブログでも書いたが、赤ビートのサラダ。赤ビートは生のまま荒く摺り下ろし、塩・胡椒・オリーブオイル・バルサミコ・ディルで味付け。
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その後、魚介のスープ。めぎたちのお土産のポートワインとともに。
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食卓の後ろには、友人のご主人の方が去年の11月に休暇先のミャンマーで写したという写真が大きく印刷して飾ってあった。これ、コンデジで写したんだって・・・なんて雰囲気ある写真かしら。ホント、写真はカメラやレンズじゃないわねえ。
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こうしてゆっくり食べたり飲んだりしながら、友人たちとあれこれおしゃべり。うちのドイツ人とこの友人夫婦は学生時代からのおつきあいで、昔話から今の仕事のこと、年老いた親のことや亡くなった親のこと、兄弟との遺産相続のあれこれ等々、話は尽きず。いつもだったらこれに子どもの話も入るのだが、今回は友人夫婦の子どもたちも同席していたので、直接子どもたちに近況を聞いたり。そして、ここで友人夫婦たちとの次の旅の計画も。

そうそう、ここで、子どもたちが独立してしまったあとのこの広いうちの部屋をどうするか、という話題になった。難民に提供しようか、なんていう話も出たり。実際知り合いで、休暇を過ごすために使っていたセカンドハウスに難民を招待した人がいるそうだ。それが大成功で、今後もその試みを続けるつもりなのだとか。つい最近ギリシャからトルコに難民を送り返したニュースもあったが、草の根ではこうして難民に何らかの手をさしのべ続けている人がまだまだたくさんいるし、なんといっても難民のことは今や普通の話題の一つ。つまり、それだけ難民問題が日常生活に密接なのだろう。そのうちには難民の子どもたちがめぎの高校にだって入ってくるだろうし、ホント、他人事ではない。

さて、それからめぎたちは4人でお出かけ。ここからお出かけ中はV3と換算50mm単焦点での撮影。この写り、フルサイズにナノクリレンズの20mm単焦点という強豪相手にあまり負けていない。暗いときの写りは流石に及ばないのだけど、明るい時間の街歩きスナップ写真は1インチでホント十分。
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ちょっと面白く撮る練習。
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出かけた先はこちら・・・あらら、文字が2つ取れたままね。
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そう、ハンブルクのオペラ座。
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友人はお母様が亡くなったときにハンブルク・バレエの年間定期予約を相続し、今年の夏までに全部で8回の公演を見に行くそうなのだが、そのうちの1回を是非めぎたちと、と誘われたのだった。誘ってくれたのが去年の夏の終わり頃で、そのときからこの日にハンブルクへバレエを見に行くことが決まっていた。あとから、ちょうどその頃同じ時期にフィギュアの世界選手権があることを知り、なんだ~イースター休暇中に世界選手権があるならボストンまで行けたのに・・・結果なども気になるけど、気持ちを切り替えてバレエに集中いたしましょ。

さて、オペラ座のすぐ近くに、昔は郵便局だったというちょっと古い建物がある。始まる前、19時ちょっと前。
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幕間の一度目の休憩中、20時20分頃。
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幕間の二度目の休憩中、21時半頃。
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そうそう、一番前の端っこに・・・
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振付師のジョン・ノイマイヤーがいた。彼はいつも、自分のバレエ団の公演をしっかり見る。だからダンサーたちは気が抜けないのだとか。
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今回見たのはシェイクスピアの「お気に召すまま」や「ハムレット」などのいろんなシーンをバレエにした組曲。バックの音楽もモーツァルトやらヴィヴァルディやらMichael Tippettという人の現代音楽やら。終わったのは22時45分頃。生演奏のオケの指揮者とソロの人たちも一緒にカーテンコール。
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その後多分ジョン・ノイマイヤーも舞台に上がって挨拶したと思うのだけど、めぎたちは退散。前回見た人魚姫ほどの感動はなかったけど、1幕目の最後のハムレットの導入部分はなかなかの出来だった。

帰宅後、23時半頃から夜の晩餐。これは、モブログでもご紹介したが、ハンブルクの地ビールの一つと、スペイン土産のハムやサラミなど。ここからまたD600に20mm単焦点で撮影。ときどき、クロップ機能を使って30mmで撮ったりも。あとで絶対にトリミングすると思う場面では、せっかくの画素数が勿体ないけど予めクロップで切り落として撮りたい画角で撮っておくのもスッキリしていて良い。ズームが使えない分、これもありかな、と思う。まあ、35mm単焦点あたりをもう一つ揃えて付け替えて撮ればいいのだけど、人のうちで食事を御馳走になっているときにそんなにごちゃごちゃレンズを付け替えたりはしにくいわよね。
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めぎたちがポルトガルにいた頃、友人たちはスペインにいたのだった。彼らの娘さんのカレシさんがスペイン人で、その親御さんの自宅に招かれたのだとか。ヨーロッパでは結婚していなくてもパートナーは嫁や婿のように扱われ、クリスマスやイースターなどの帰省の折には一緒に行くし、その親を招くことさえある。今回はカレシさんの祖父母の家にまで招かれたそうだ。

同じくスペインの羊のチーズも美味しかった。
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次の日の朝もみんなで美味しくいただいた。板はお皿代わり。
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週末家族でゆっくりしていただけるよう10時過ぎにはお暇し、次の目的地、義妹の家へ向かった。

撮影: D600 + 20mm(F1.8)、Nikon 1 V3 + 18.5mm(F1.8)


♪ おまけ ♪

そんなわけで、あとからゆっくりと見たフィギュアの世界選手権。ああ、残念だったわね・・・それにしても、これ、何というドラマな写真。これに全てが出てるわね・・・3人それぞれの立場と心の内が如実に。こういう決定的瞬間を撮れるようになりたいなあ。写真はこちらの記事から。
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Baldhead1010

核家族化は、家の管理に困りますね。

集合住宅は高齢化する一方だし。
by Baldhead1010 (2016-04-06 04:26) 

mimimomo

赤ビートの召し上がり方、こんな料理もあるんだって、ちょっと新鮮^^
話題が尽きないようですね。よほど馬の合うご友人関係なんでしょうね。
by mimimomo (2016-04-06 07:49) 

YAP

写真は機材ではないなというのは私も思います。
未だに15年くらい前のコンパクトデジカメで撮った写真の中に私のナンバーワンがありますし、かみさんのコンパクトデジカメで撮った写真でも、ときどきすごいのがあります。
やはり、心で撮るものだなと。
by YAP (2016-04-06 08:04) 

engrid

ビートの前菜、鮮やかな色合でいいですね、
付け合せに、どうかなって思ってます
話題と尽きない友人同士、佳き友ここにあり
難民のお話、日常的に話題に、暮らしの中に入ってきている
こちらでは、ニュースの話題でしかないかな

by engrid (2016-04-06 18:05) 

テリー

私も、明るい、広角のレンズを探しているところです。
一番の目的は、星空撮影なんですが、ーー。
by テリー (2016-04-06 18:31) 

Inatimy

スペインにポルトガル、持ち帰った旅先の食を一緒に分かち合って、
話がはずむのもいいですね〜。
友人の存在って大きいですよね。
気の合う友達でも微妙に好みや感じ方違ってて、料理も写真もいい刺激になりそう♪
通りの名前のプレートの写真、いい感じ。
グスタフ・マーラー広場・・・すごい名前付いてますね〜^^。
by Inatimy (2016-04-06 20:29)