カターニアの夜と夕食 [シチリア]
現在、クリスマス前のカターニアの話を連載中。
カターニア到着の午後、散歩を楽しんだめぎたちは一度ホテルに戻り、一休みしてから改めて夕食へ。イタリアは夕食を食べる時間帯が遅く、レストランも19時以降にならないと開かないというので、暗くなってから行動開始。
町の中心地にいるのだが、一本違うだけでこんなに人通りがない。これは18時半頃だが、もしかしたらまだ少し早すぎるのかも知れない。
この黄色いのがシチリアの旗。3つの足を持つメドゥーサで、三角形の形をしたシチリア島の3つの岬を表しているのだとか。
通りは結構細いのに、どこもかしこも駐車している。ほんのちょっとでも隙間があれば横入りするし、さくっと駐車するという感じ。小さい車が多いのはその所為でもあろう。
イタリアはどこもそうだが、ここシチリアも縦列駐車がうまくないと住めないところ。
ちなみに表通りはこんな状態。人気のない細い道も怖いけど、こんなにいっぱい人がいるといかにもスリが多そうでかえって落ちつかない。
あら、メッシやロナウドと並んでバイエルンのレヴァンドフスキーのユニホームが。ミュラーとかゲッツェとかノイアーとかじゃなくレヴァンドフスキー。へええ。(レヴァンドフスキーはポーランド人の選手。2014年ドルトムントからバイエルンに移籍した。ポーランドはワールドカップに今回出られなかったので日本では知る人が少ないだろうが、非常にうまいフォワード選手。ヨーロッパは激戦なのでワールドカップに出られなかった国にも名選手がいっぱいいる。)
クリスマスのイルミネーションなのか、いつもこうなのか。
表通りから曲がるとこんな感じ。
めぎたちはホテルで聞いたお勧めのレストランを探して歩いたのだが、やっと探し当てたそこは残念ながら閉まっていた。クリスマス休暇なのかも知れない。(そうそう、カターニアを観光した場合、非常に有名な魚市場の近くの魚介レストランに行く例がほとんどだと思うが、そこはホテルの人には勧められなかった。)仕方がないので開いているレストランをこんな風に外から眺め、適当に入ったのだった。
これはお通し。ああ、トマトがなんて美味しいのかしら・・・と溜息が出た。
ハウスワインはこんな容器で出された。給仕のおばあちゃんは注いでくれる訳でもなく、どうぞ!と言ってどんとテーブルに置いていった。しかしこのワインが非常に美味しかった。
これはアペリティフのタコのマリネ。タコも美味しいが、オリーブオイルも美味しい♪
そしてリゾット。これもシンプルながらとても美味しく、どうやったらこんな風に美味しいリゾットができるのかここで議論したほどだった。
それからメインだが、うちのドイツ人は魚介のグリル盛り合わせ。この白身魚が非常に美味しかったらしい。
付け合わせのルッコラのサラダ。バルサミコが美味しかった。
ところでめぎはこの日イマイチ体調が思わしくなかった。旅の直前に疲れがドッと出たのか風邪を引き、そうでなくとも鼻と耳がイマイチな状態だったのが飛行機で気圧の関係ですっかり聞こえなくなり、その所為か食欲もイマイチで、タコのマリネとリゾットまでは美味しくいただいたがその上魚介をいっぱい食べようという気にはなれず、メインをシンプルなトマトソースのみのスパゲティにしてもらったのだった。しかしこのトマトソースはめぎの人生で最高とも言えるほどの美味だった。お値段は4ユーロ程度だったと思う。シチリアのなんてことのない無名の適当なレストランのこのトマトソースの水準。シチリアのトマトは甘くて素晴らしい。ついでに言えば、スパゲティも茹で方が最高で、熱々で出され、いつまでも冷めず、これを食べにもう一度ここへ行きたいと思うほどだ。
しかし残念ながらこのレストランの写真を撮っていない。体調がイマイチになったので写真を撮ろうという気が失せたとも言える。確かお会計は二人で30ユーロほどだったと記憶している。ドイツだったら一人分の値段だが、それでもここまで美味しいとは限らない。カターニアのレストランがどこも美味しいとは保障できないが、適当に入っても安くて美味しいものに巡り会える可能性が非常に高いとは言える。
食べ終わったのは9時くらい。その頃から通りはようやく賑やかになってきていた。しかしめぎはこのあとさくっとホテルに帰って、次の日のために体調を整えることに専念した。
撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)
2015-02-21 02:00
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コメント(12)
旅に出て体調が悪いのは最悪でしたね。
海外はリベンジというのがなかなか難しい・・・。
by Baldhead1010 (2015-02-21 05:28)
体調が悪い時に、おいしいものにめぐりあえてよかったですね。
スパゲッティ、食べてみたいです。
by ちばおハム (2015-02-21 06:33)
裏通りと表通りの人の量の違いにはびっくり。こんなものですかね~
イタリア料理は日本人の口にも合いますし、イタリア旅行は好き^^
お加減が悪かったのは残念でしたね。翌朝は大丈夫だったかしら・・・
by mimimomo (2015-02-21 06:51)
おいしそうなイタリアンの写真もいいですが、今回おおっ!と思ったのは、夜の路地にひっそり佇むフィアット500、しかも旧いオリジナル。
絵になります。
by YAP (2015-02-21 07:11)
裏通りとにぎやかな通りの差が激しいですね〜。
身体の調子がすぐれず食欲があまりない中、それでも美味しいと感じられるお料理に出会えて本当にヨカッタです。
次の日は少しでも回復してるといいなぁ。
トマトや、それを使ったトマトソースが美味しいのは、
太陽の光の量や土壌の違いかしら。
by Inatimy (2015-02-21 08:17)
私達は、三つの足を描いたシチリアの陶器を土産に買いましたね。
by たいちさん (2015-02-21 08:48)
1枚目のお写真の雰囲気に引き込まれますね~。
具合が悪いと、ご飯作る気にもならないし、食欲もイマイチになりますよね。
それでも、そんな中美味しいレストランに巡り合えるとは幸せなことでした(^^)♪
この後は楽しい旅行になったのかしら?
by のの (2015-02-21 15:24)
素材が違うのでしょうかねえ。
どの料理もシンプルながらとても美味しそう!!
体調が悪い中でも美味しくいただけて良かったですね。
生涯最高のパスタ...ここ行きたいなあ。
by ナツパパ (2015-02-21 17:07)
家庭的な感じの、シンプルな盛り付け
でも、素晴らしく美味しい
はずれなしって、凄いことね
最高のパスタ、トマトソース、、、食べてみたいです
by engrid (2015-02-21 17:38)
イタリアに行った知人が、入ったレストランどこもおいしかった✩って言ってましたが、ハズレがないっていうのがスゴイですね。
めぎさんも同じような感想を書かれているので、やっぱりそうか!と思いました。
食文化の高さを感じます。
by sheri (2015-02-21 18:46)
素材が新鮮だとシンプルな味付けでも美味しいですよね。
シチリアはどこで食べても美味しかったです。
by miffy (2015-02-21 23:34)
ワインの容れ物、オリーブオイルってこんな瓶にコルクの栓で置いてあることが多いと思いました。
by hideyuki2007y (2015-02-22 01:03)