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放課後 [仕事風景]

ドイツ暮らしの中で、私にはどうも納得がいかないことがたまにある。

これは、ある学校のある日の放課後。
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一見、非常に整頓されているように見えるが、床を見ると・・・
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そう、ドイツの学校の生徒は、床にゴミを捨てっぱなしにするのだ。これは決して、荒れている学校ではない。それどころか、デュッセルドルフで一二を争うトップレベルの学校である。

ドイツの学校では、小学校から高校まで、生徒が掃除をするということがない。掃除は、放課後に清掃業者の人が行う。だから、生徒たちは平気でゴミを下にどんどん捨てていく。鉛筆削りも、床に向かって削り捨てるほどだ。

異なる文化だから異なる考え方がある。それは私もわかっているつもりだ。でも、ゴミ箱があるのにその横に捨てるというのは・・・?
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放課後に掃除をする業者の人は、オフィスの担当になるといいけど、学校はホント汚くて嫌よ、と言っていた。仕事とは言え、気の毒に思う。
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さて、月を写してみたのだけど・・・
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三脚がないと難しいですね・・・
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コメント 38

フェイリン

え!掃除しないんですか!
生徒からしたら楽でしょうけどせめてゴミはゴミ箱に捨てて欲しいですね。
by フェイリン (2008-03-15 02:38) 

しみ

私もそう思うんです。
息子が床にゴミを落としたときに、拾わなかったので、
「誰が掃除するのよ!」といったら冗談で「カストーディアンが掃除に来る」
といったので、「日本の学校では自分で掃除するんだよ。」
と話しました。息子は小学校に通ったことがあるのでわかっていましたが…。
そういうクセはついてもらっては困ります。
だけど、それにしても床汚れすぎですね。
いくらお掃除の人が来るとはいっても、ゴミはゴミ箱に捨てる努力をして欲しいですね。
by しみ (2008-03-15 06:05) 

Inatimy

床にゴミを捨てるなんて、ドイツでは、そんなことはないと思ってましたが、あるんですねぇ・・・。 この子供達が大きくなったら、どうなるのかしら。 今のドイツの大人のように、台所も窓もピカピカにできるようになるのかしら・・・?
スペインのバルは、捨ててもOK。 珈琲についてきた砂糖の袋も、口を拭いた紙ナプキンも、どんどん床に。 床が汚いバルほど繁盛してる証拠♪
by Inatimy (2008-03-15 06:19) 

Ballacki

ほんと、ゴミ箱の横にゴミを捨てるなんて・・・。納得いかないですね。ドイツの街も朝清掃の人が来るまでは結構、週末は特にすごいですよね。それでもパリよりきれいだと、パリに旅行に行ったとき思いましたが・・・。パリの学校はどうなんだろう・・・。
by Ballacki (2008-03-15 06:55) 

gehirn

アメリカも同じです。
生徒は掃除をしない・・・掃除は業者まかせ。
だから、きたなくてもおかまいなし。
汚くしたら、やってくれる人がいる。
アメリカの一つの問題として、労働力。
労働力がたくさんあるから、そういうことも仕事にする
というもあるらしいです。

by gehirn (2008-03-15 07:02) 

manamana

掃除をする人のことも考えて・・・
なんて考える日本人は、
もしかして、世界の中で少数派なのかな?
by manamana (2008-03-15 07:15) 

いとお

そうなんですか!
それは知らなかったです(^^;
ゴミはちゃんとゴミ箱に入れる!!
というのも教育のひとつだと思っちゃうのは
日本人だからかな??
by いとお (2008-03-15 07:39) 

hideyuki2007y

ヨーロッパは、街中でもゴミを捨てる人多いと思います。都会は特に。美しい街並なのに、大いに違和感を感じるところです。
by hideyuki2007y (2008-03-15 07:44) 

ぽりぽり

何故だろう? 散らかしたい年頃なのでしょうかねぇ。ドイツの親御さんも躾をされると思うのですが。。大人になると、あれだけ環境問題に敏感になるのでしょうか? 良い悪いというより面白いと思いました。。 日本の教育も道徳とかが見直されてきているとか。。

ドイツの子供達よ!めぎさんが世界にばらしちゃうから気をつけなさ~い、。。(笑)
by ぽりぽり (2008-03-15 08:24) 

夢空

あらら、これは日本人としては、ううーっとなりますね。
昨日のゴミ分別の記事と、今回の記事☆うーーーん。
これも、文化の違いと言ってしまえば、そーなのですが。。
by 夢空 (2008-03-15 08:28) 

Krause

教室の事実を知りませんでした!ドイツは、国中どこも超清潔だとおもっていました。
by Krause (2008-03-15 08:30) 

マダム・リー

ほ~んとにびっくり。
環境問題と掃除の問題はそんなに関係なくないと
思うんですけど・・・・
子供に、きちっとお掃除をすることを身につけることって
大事だと思いますよね。
ゴミを違和感なく床や道に捨てられる感覚を養うって
ちょっと考えられません。
by マダム・リー (2008-03-15 08:32) 

パトラ

私がドイツに対するイメージとは 少し違います!
昔 行った時は、凄く 綺麗好きで町並みも整然としていました。
ドイツはさすが他の国とは違うなと思っていました^^!
by パトラ (2008-03-15 08:35) 

blume

日本人からみると、なんてだらしがないんだろう・・・
って思ってしましますが、これが普通なのかなぁ・・・
気になっちゃいますよね。
by blume (2008-03-15 08:39) 

rino

やってくれる人がいる、小さい時からそういう学校の
システムになっているからやらない・・のでしょうね。
きっと、そういう子供達も帰ったら、家はピカピカなのでは
ないでしょうか。
息子の学校(男子高校)は業者が入ります。だから、女子高に比べると
汚い。でも、少なくとも小学校の時には自分達で掃除していますから、教室という場をこんなに汚してしまうことにはならない。そういう風に身に着いているような気がします。
小学校のうちだけでも自分達で掃除するシステムにすると
だいぶ違うと思うのですが・・・
by rino (2008-03-15 09:20) 

nao

文化の違いを理解していても、なぜ?と思うことは多々ありそうですね。
家でも、そうしているの!?と聞きたくなります・・・。
by nao (2008-03-15 10:04) 

YAP

ドイツの街を歩いて思ったのは、けっこうごみをポイ捨てする人がいるということ。
そして、驚いたのは、街がすごくきれいなこと。
きっと、清掃員の方々がものすごく努力されているんだと思います。
by YAP (2008-03-15 10:36) 

クリスティーヌ

絵に描いたような三日月ですね。
(=^▽^=)

どこの国も同じ悩みがあるのだと思います。
なんというか・・・人に迷惑をかけてなんぼ という考え(^_^;)

職場で私は、給食と掃除が上手なクラスはとてもいいクラスだといっています。いわば、生活面ですよね。

口うるさい私なので、うちのクラスは上手ですよ。(爆
by クリスティーヌ (2008-03-15 11:47) 

とよっち

家では、こんなことないんですよね。
街の中だって・・・
生徒達は、気分悪くならないのかな?
ガソリン税の件、ありがとうございました。
104円ですか?
やっぱり日本は、安すぎる
暫定税率分は環境目的に
私の持論です。

by とよっち (2008-03-15 13:18) 

hoppe

うんちはキチンと流すのでしょうから
ゴミも掃除しないといけませんよね^^
by hoppe (2008-03-15 14:20) 

ララアント

ドイツのイメージが変わったと言えば ちょっと変わったかも!?
でも 反面 ほっとした部分もあります。(あまりにも整然とした
イメージだったから)

私の子どもたち(20~30年前)の頃はトイレのお掃除も
していましたが 末の子が小学校の頃には やはり業者が
入るようになっていました。
高校はドイツと 日本も変わりないと思いますよ。
だから 道路も汚れています。

お月様 日本でも同じのが観えているのですよね~!(綺麗です!)
by ララアント (2008-03-15 17:31) 

まるまる

文化の違いってあるんですねっ。
私も東京の私立女子高時代、お掃除は業者さんでした~
規律には厳しかったけど、先生もお掃除は苦手だったみたい。
でも、ここまで汚くなかった。
オフィスになると奇麗になるのが不思議。
by まるまる (2008-03-15 17:44) 

えらん

ごみの分別が進んでいるイメージがあったので、これにはびっくりですね・・・。
私の勤めている会社では、個人のゴミを業者さんが回収するのをやめて
自分で集積場に持っていくようになりました。
こういうのは素が出るので、みていて面白いです。
by えらん (2008-03-15 23:13) 

ada

お久しぶりです。風邪やらなにやらでご無沙汰してしまいました。
床のゴミについて、たたみ文化と室内でも靴の文化との違いを感じることがよくあります。床はきれいでなければいけない、という感覚はたたみ文化のほうが強いように思います。
by ada (2008-03-15 23:18) 

ケイクス

うう〜ん、私もドイツはピカピカだと
思ってました(^^;;
イギリスとフランスも汚かったな。
パリでは、よく犬の○○を踏んづけて
歩いたっけ(-_-;;
by ケイクス (2008-03-16 01:01) 

いさ

文化や考え方の違いとはいえ、床のゴミの多さには驚きました。
ゴミ箱まわりに捨てるのは勘弁してもらいたいですね。
私だったら説教モードに入っちゃうんだろうなぁ。

月ってVR付きでも三脚がないと辛いですよね。
私もブレブレになりました^^;
by いさ (2008-03-16 01:50) 

めぎ

>みなさま
ドイツの学校の掃除事情にコメントとniceをありがとうございました。ドイツの綺麗なイメージに水を差してしまったかも知れませんね。でも、本当の姿を知ることは、かえって愛着心に繋がりますから・・・
ドイツは綺麗清潔ぴかぴか・・・というイメージは、まさしくその通り。でも、それは、清掃業者によるものなのです。毎朝相当早く、6時から8時くらいの間に町中綺麗に清掃されます。冬は日の出が8時過ぎですから、真っ暗な中で掃除している人たちがいるのです。その清掃の徹底さは素晴らしいもの。そして、清掃業務に当たっている人たちは、主に外国人労働者です。
学校の掃除も、私が見たところ外国人労働者が担当しています。床は、毎日水拭きされ、綺麗に拭き上げられています。だから、基本的にぴかぴか綺麗です。
ちなみに家の掃除も、業者に頼む人が結構います。共働きの家はかなりの確率で業者に頼んでいるようです。また、ドイツは離婚率も高いですから、父親も母親も一人で子育てをするケースが多く、仕事に子育てに家事に・・・となるとものすごく大変で、掃除は業者に頼む、という例が多く見られます。
さらに、学校では基本的に躾はしないんです。躾は親の義務であって、学校はノータッチです。集団での授業に差し支えるような問題があると、先生はもちろん生徒自身と話す時間も設けますが、親を呼び出し、改善を求めます。それから、ドイツの学校はお昼で終わるので、昼ご飯はみんな家に帰って食べます。したがって、給食もありません。つまり、掃除や給食などの生活面の指導という場が全くないのです。朝の会も帰りの会もないし、授業が終わったら清掃業者のためにイスを机の上に載せて、すぐに帰ります。先生もすぐに帰ります。みんなで一日の反省をしたりする時間もありませんし、生徒と担任の先生がゆっくり話す時間も、わざわざエキストラにその時間を約束して設定しなければほとんど無いのが現状です。
ぽりぽりさんがおっしゃるように、これはある程度の年齢の時に特に顕著になるのかも知れません。また、ada様がおっしゃるように、畳文化と靴の文化との違いもありそうですね。
by めぎ (2008-03-16 02:40) 

ゆっきぃ

あんなに分別、リサイクルに取り組んでるのにー。。。
それとコレとは別なんですねぇ。
ウチの会社は清掃業者が入ってますが、
ゴミの捨て方に文句を言われることもありますよ~。
by ゆっきぃ (2008-03-16 09:07) 

きょうパパ

ふぅーむ。考えさせられるお話ですね。
日本人学校はピカピカのイメージでしたが、現地校ではそうだったのか・・・。公共のマナーにはかなり厳しくご指摘受けたというのが、ドイツでの印象ですが、どういうところでマナーを学ぶんでしょうかねぇ??
by きょうパパ (2008-03-16 12:06) 

kuroe

納得できない文化の違い、あるものですね・・・日本でも、ポンポンゴミを何処にでも捨てる方はいらっしゃいますが、困ったものですね。
お月様、可愛くとれてますね^^
by kuroe (2008-03-16 12:49) 

まるまる

めぎさん、すごく分かり易い説明です。こうして欲しい!というより良し悪しが違うという意味で考えさせられます。お掃除が一つの「仕事」として確立するという事は一つの産業があるという意味でお金の流れも日本とは違ってるのかもしれないですよね。また、親としての存在も日本とは異なりそうです。
by まるまる (2008-03-16 14:05) 

くるにあ

映画 「ロボコップ」 中に出てくるTVコマーシャルを思い出し・・・ 

曰く 「街にごみをドンドン捨てよう! もっと街を汚くしてくれ! 川に有害物質を流しまくろう! じゃないと私共 ”環境保全会社” の仕事がなくなってしまう・・・」

まぁ、言い分はわかるんですがねぇ・・・


by くるにあ (2008-03-16 18:56) 

matsui

 これは意外ですね。
生徒はストレスをゴミにぶつけているのか・・・
ドイツの学校は勉強しか教えないのかな?
厳しい規律は軍ではじめて教わるのかも(笑い)
by matsui (2008-03-16 20:45) 

misaboo

うっわぁああ。
お掃除しなくても、ゴミはゴミ箱に入れたいね。
お掃除する人、どんなキモチなんだろか。
by misaboo (2008-03-16 22:24) 

めぎ

>みなさま
掃除の話に追加のコメントをありがとうございました。
matsui様がお書きのように、規律をしっかり習うのは兵役の時かも知れません。学校では生活面の指導をする機会がほとんど無いのです。集団生活より個人が尊重され、人に迷惑をかけるからやめなさい、という指導はほとんど聞きません。親も先生も、子どもに対し、私はそういうのが嫌だからやめてちょうだい、という叱り方をします。
学校では勉強が重視され、授業についてこれない子どもは留年したり、別のもっと楽な学校へ転校させられたりします。それは、そんなに珍しいことではありません。子どもに精神面で問題がある場合は、学校の先生は親に、子どもをセラピーにかからせるよう忠告します。あとは親がちゃんとセラピーに連れて行くか否かの問題で、学校側はそれで責任を果たしたことになります。学校の先生は、子どもの精神面の指導をする立場にないので、その道の専門家に委ねるのです。徹底した分業制とも言えますね。あとは、親が叱るべき責任を果たしたかどうかが問われ、子どもに改善が見られなければ、子どもは留年するか転校するかという結果になるわけです。
集団生活を学ぶ場として、兵役は結構重視されています。教育の最後の仕上げとも言われているほどです。代替役務が主流になってきた今、大学生や社会人の質の低下も指摘されています。学校時代の個人主義のまま大人になり、相手のことを考えることのできない学生が増えています。
ドイツ社会はまた、根強く階層社会が残っている感じがします。外国人の移民受け入れに比較的積極的なドイツですが、それは、外国人にしてもらう仕事があるから、とも言えるように思います。
by めぎ (2008-03-17 02:41) 

michael

欧米と日本で労働という点で大きな違いがあります。それはジョブ・セキュリティです。ジョブ・セキュリティとは他の仕事の分野を侵さないということです。掃除は(自宅以外)立派な仕事、ですから生徒が掃除をしてしまうと掃除を職業としている人の仕事を奪うことになるのです。たまたま掃除というしつけ的な問題になってしまいましたが、たとえば人の仕事を奪ってしまうと失業者がどんどん増えて、治安が悪くなるなどの社会問題にも発展しまいます。こうした仕事の住み分けを作っているのが欧米と労働の違いです。
by michael (2008-03-17 11:54) 

めぎ

>michaelさま
おっしゃる通りですね。なにしろ、上にも書きましたように、学校の先生が生活面の指導をすることはできませんから。授業に差し障りのある範囲の問題を指摘し、改善案を助言することはできますが、あとは問題のある子どもには親に専門家への受診を促すだけです。改善されなければその学校には不適切とみなされ、その子どもにあった学校へ転校することになります。子育ても、先生と親と専門家との徹底した分業制ですね。また、外国人の移民が非常に多いことも、日本と大きく違いますね。受け入れている以上は彼らの仕事をしっかり用意する必要がありますしね。
by めぎ (2008-03-19 01:19) 

mompeli

オーストラリアもイスを机の上にあげておしまい。
あとはお掃除のヒトにおまかせです。
でも先生によっては大きなゴミをひろわせてる人もいます。
ゴミは分別しましょう~といったことは教えられているようで 
いわれるときちんとこなしているみたいです。
しかしながら 国によって色んな考え方ややり方があると思いますけど
やっぱり自然にゴミはゴミ箱に入れるような子供であってほしいと思います……。
by mompeli (2008-03-20 10:30) 

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