花を捧ぐ

今日はめぎにとってもちょっと特別な日。



10年前の今日を境に、たくさんのことが変わってしまった気がするから。



めぎは何を失ったわけでもないのだが、でも、それ以来ものすごく喪失感を感じるようになった日だから。



めぎが失ったものというのは、漠然と勝手に抱いていた自信というか、ひとつピンと筋の通ったゆるぎなさのようなものだったのだが、それがガラガラと崩れ落ちたのだった。



何もかもすべて、本当に露ほどのもの。



あっという間に…



姿を変えていく。



何一つ、確かなものはない。



たしかなのは…



時間が移ろい、露の存在のめぎもその時間の移ろいの中で変わり往くということ。



その思いは、ここ数年で、そしてこの一年でさらに強くなった。だから、もっとのんびりと生きよう。

コメント 6

あの日から10年。
無力でか細い自分であることを再認識する日でもあります。
あの災害、明日は我が身へかと。
by Baldhead1010 (2021-03-11 04:05) 

生まれた時から変化が多々あり、変化に鈍感なわたくしです（＿＿；
別の言い方をすれば「打たれ強い」＾＾
by mm (2021-03-11 06:07) 

あれから10年、被災地の復興は遅々として進まないですね。
なんといっても、「復興五輪」と打ち上げたはずの東京オリンピックのために、この数年でヒト・モノ・カネが東京に集められたために、東北の復興は取り残されてます。
首都圏直下地震もずっと心配されてますが、とにかく自分と家族が生き残ること。
その強い意志を持っておかねば。
by YAP (2021-03-11 07:34) 

俺も凄い変化の年でした
戻れるなら戻りたいな

by (。・_・。)２ｋ (2021-03-11 10:17) 

今あるものが当たり前じゃなくなったと私が感じた震災からは26年経ちました・・・。
by Inatimy (2021-03-11 19:18) 

あの時４歳だった三男が、今年の3月11日に中学を卒業しました。新しい土地に来て得たものもあるけれど、失ったものはものすごく多いです。その中でも、日々を生きていかなければなりませんね。10年前に温かい言葉をかけていただいたことは、ずっと忘れません。ありがとうございました。
by stellaria (2021-03-25 13:36)