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マクロレンズと戯れながら [新型コロナウィルスのこと 2020年]

先日も書いたようにめぎは火曜日まで4連休だったのだが、うちのドイツ人が祝日で仕事が休みなのを利用してリビングの床と格闘している間、めぎは試験の採点をしつつも祝日の光を味わって、バルコニーで植え替えをしたり肥料をやったり草取りや枯れた花や葉っぱを摘み取ったりした他、久しぶりにマクロレンズと戯れていた。
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紫陽花が咲き出して、ウキウキ。
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自然の美というか、神秘というべきか。咲き始めがとても素敵。
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日差しが眩しいほどだったので…
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前ボケを大きく入れたのを撮ろうとしたのだけど…
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こんなのを量産。
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↑これ、上のここにピントを合わせている。
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別の前ボケ。何十枚も撮ったのに、まあまあというのがこういうのなんだからねえ…
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前ボケって難しいわねえ。
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壁の陰で、ホオズキの花が咲き出していた。季節は本当に飛ぶように過ぎていく。
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さて、ここでめぎの覚書として、長くなるがちょっと最近の仕事のお話を。カテゴリーを仕事風景としたのは、そういう意味で。または、ここまでの前ボケ写真が今のめぎの頭の中の風景という意味もあって(遠くに霞んで見える目標を一生懸命そらさずに見ようとしつつ、この見通しの悪い季節はちょうど仕事を何もしなくてもいい魅力的な夏休みにかかるというような感じ)。その後カテゴリーはコロナの話に変更。ここから先はマクロレンズを使いつつも特に寄らず普通に撮ったものである。
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4連休はあっという間に過ぎ去り今日からまた学校が始まるのだが、今週は卒業試験の口頭試験と追試中。めぎの科目の口頭試験は先週だったので、そして筆記試験も全て採点してしまったので、めぎは卒業試験についてはすべて終了。今年のノルトライン・ヴェストファーレン州の夏休みは6月下旬からと早い年なので、学校はあと3週間と3日。今年度はあと、やっと軌道に乗りつつある半数の生徒相手の「新通常」授業と、コロナで特別な措置の取られた成績のつけ方での成績判定のみである。
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特別な成績のつけ方は、生徒にとても親切なやり方だ。例えば、ドイツは小学校から高校まで一般的に留年のある国なのだが、今年は基本的に留年無しという決定が下された。コロナ前にもともと授業についていけてなかった生徒や、病気がちだった生徒、さらにコロナによる遠隔授業ですっかり何が何だか分からなくなった生徒のために、親や生徒が望めば留年が認められ、それ以外はみんな進級。つまり来年度の学年で判定して必要となればそこで留年させる措置を取ることとなる。
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授業進度という意味では、3月中旬の休校からここまでオンラインや遠隔授業で一応コンスタントに進めたので、今年度にやるべきことはほぼ終わった。ただ、それを生徒が本当に理解して身に着けているかどうかは分からない(多くは提出した課題の出来で大体の見当がつくが、課題を出さなかった生徒もいるし。語学は喋れてなんぼなので、生徒同士電話で会話してそれを録音して提出とか、オンラインでミーティングしてレポートを発表とか、色々なことをやってみたが、何にも参加しない生徒も一部いたのだった)。だから、来年度様子を見ながら、ひょっとするといっぱい復習しながら始めるということにはなるだろう。来年度に(秋から)普通に授業が行われるようになるか否かも、まだ何とも言えないけれど。
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そんなこんなで、少なくともドイツでは夏休みを短縮しようという話は無く(一度そんなことを誰か政治家が言ったが、すぐに教育省に却下された…最近は、夏休みがあっても親の方が仕事がなかったり時短になったりして収入が足りなくて休暇に出かけられないから、その分の補助がなされるべきなんていう話が持ち上がっている…このコロナの時期に夏休みに向けて緩和を進めているのはみんなを休暇に行かせるためなのだ)、日本のように土曜日も授業しようなんて話もない(そうすると教師にエキストラにお金を払う必要が出てくるからだろう)。ただ、生徒の方が申し込めば、6週間の夏休みの最後の2週間にドイツ語・英語・数学の補習授業が行われるようだ(これはコロナに関係なくもともとあるシステムで、生徒がエキストラに費用を払い、担当教師にエキストラに支払われる)。しかし学校ごとではなく市に一校で、申し込んだ生徒みんながその学校に行って補習を受けるという形のようだけど。つまり、よほどじゃないとそこには行かないということだろう。
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ドイツの親が心配しているのは、学習の進度の遅れとかではなく、遠隔授業で出される課題が多すぎるとか生徒が質問しても教師からなかなか返事が来ないとか(そういう要望に応えるべく、めぎたちは週何時間の授業の人は何分でできる課題を出すべしといったガイドラインが渡され、一週間に2回ほど必ずPCの前に座って即答に努めるオンライン面会時間の日時を設定させられた)、裕福でない生徒の家庭では遠隔授業のためのインフラが整っていないとかそう言う類のことで(めぎの学校ではそういう生徒には学校のiPadが貸し出された)、早急に通常授業が行われるようになることが一番望まれているようだ。しかし一方でコロナがおさまっていないのに子供たちを学校へは行かせられないという話もあるし、通常に戻るには夏休み中の緩和にもかかわらず感染者数や再生産数が低く収まることが必要で、さて、どうなることかしらね。
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ホント、どうなるかなといつも思ってはいるのだが、そして、秋以降も通常ではなく「新通常」やら遠隔やらしなければならないならどうやってやろうかと考えたりもしているのだが、どうせ今は秋にどうなるか全然分からない。だから、単純に今という時間をこうして楽しんでいる。
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(。・_・。)2k

俺もここのことろでマクロが増えてます
マクロにチューブ付けて撮る事もしばしばあります
チューブは明るい環境では面白いです

by (。・_・。)2k (2020-06-03 02:49) 

Baldhead1010

前ボケはぼかす対象物までの距離が問題ですね。

日本も解除後、緩みや海外からの感染者が帰ってきているようです。
by Baldhead1010 (2020-06-03 04:22) 

Inatimy

紫陽花の株、すごく大きくなりましたね^^。
咲きはじめのちょこっと色づいた姿、いいなぁ。我が家のはまだまだ小さく緑のツボミ。
この先どうなるのか、本当にわかりませんよね・・・今年の予定がちっとも片付かず、宙ぶらりんのまま数ヶ月が過ぎてます。
by Inatimy (2020-06-03 06:42) 

YAP

政府と国民との距離感というか関係が、ドイツと日本では随分と違うというのがよくわかります。
子供たちの勉強に関しても、考え方が大きく違いますね。
by YAP (2020-06-03 07:59) 

ナツパパ

マクロレンズ欲しいんです。
いいなあ、と思いつつ、なぜか手に入れてません。
いいなあ...今度こそ、と思いつつ。
by ナツパパ (2020-06-03 09:15) 

あーちゃ

咲き掛けのあじさいいいですねー。マクロレンズだしてみようかなあ。。。
by あーちゃ (2020-06-03 19:32)