ヴェローナの野外オペラ [2018年夏 北イタリア]
現在、夏の北イタリア旅行記を連載中。
夕食後出かけた先は・・・
ヴェローナの街のど真ん中にあるシンボル、古代ローマ円形劇場。これはその階段から外を見下ろしたところ。
中はこんなところ。
コロッセオのようなのがほぼ原型をとどめて残っていて、その遺跡を会場として毎年夏の3ヶ月間ほど野外オペラをするということで、それはそれは雰囲気抜群。オペラファンには有名なところで、妹がヴェローナに行くと聞いたときからちょっと行ってみたいなあと思っていた。妹にはふたたび同じ街に戻る形になって申し訳なかったけど、せっかくだから3人でこの野外オペラを見ることにしたのだった。うちのドイツ人の亡くなった父親の奥さん(父親と同様、オペラ歌手だった)が、一度は見てみることをおすすめするわ、と言ってたし。妹は一人で滞在していた2週間の間に別の演目を2つすでに見に行ったとのこと。
オペラが始まるのは20時45分からなのだが、1時間前には着いて場所取りを。下の方の土間席や階段席は指定席だが、めぎたちは安い上の方の石段自由席のチケットを取ったから。見る価値はあるけどまあサーカスのようなものだから安い席で十分よ~でも早めに行って前の方に座るといいわよ、と父親の奥さんに言われ、一人25ユーロくらいの自由席にしたのだった。ちなみに座席指定の方は60~190ユーロ程度。
そんなわけで、1時間以上少しずつ暮れゆく空を楽しんだ。
ここでの話はモブログにしている(こちら)。今日の写真はこのモブログで載せたのとかぶらないようにしてあるので、場所の雰囲気はリンク先でもどうぞ。
やっと、もうすぐ開始のドラが鳴った。
見たのはアイーダで、オペラは2回の休憩を入れて3時間ちょっと。終わったのは0時過ぎ。
サーカスなどという言葉を聞いていたので遊び気分で見に行ったのだが、たしかにサーカス的な要素満載だったとは言え、それは野外というこの場にふさわしく、大掛かりな演出や派手な色合いが目に楽しく、好印象。肝心の歌声に関しては、意外と良いわね~意外と上手いわね~いやいや、ずいぶん上手いわね~結構良いわね~~という感じだった。ラダメスとアイーダの歌は結構心にぐっとくるほどの旨さだった。こうやって大衆に気軽にオペラを楽しんでもらえて、ヴェルディも喜んでいるんじゃないかな。というか、ヴェルディってこうやって気軽に楽しむものなのね、というのがめぎの得た収穫だった。この気軽さが夏の野外劇の核なのだろう。
オケはちょっとミスが多かったな~アイーダの有名なフレーズが台無しだったし。歌い手さんたちの出来に追いついていないという感じ。そういう意味ではバレエも振り付けが陳腐で、もっと良い振り付けだったらこのオペラの質がもっと高まるのになあとうちのドイツ人が残念がっていた。良くも悪くも歌中心で、次が多分セットと照明と衣装で、バレエは余興だしオケは歌の伴奏という感じ。そういう予算配分なんだろうな。
なにはさておき、終演後、3時間見きった~楽しかった~~とそれぞれ満足して出てきためぎたち。こんなふうにぞろぞろと外へ。
アレーナの周りはまだまだ飲食できるようだった。
めぎたちは宿に向かってこんな素敵な夜の通りを歩き・・・
途中のバールでビールで乾杯。あ、妹はビールじゃないけど。
これは・・・ミュンヘンのビールだった!
撮影: Huawei p20 pro
夕食後出かけた先は・・・
ヴェローナの街のど真ん中にあるシンボル、古代ローマ円形劇場。これはその階段から外を見下ろしたところ。
中はこんなところ。
コロッセオのようなのがほぼ原型をとどめて残っていて、その遺跡を会場として毎年夏の3ヶ月間ほど野外オペラをするということで、それはそれは雰囲気抜群。オペラファンには有名なところで、妹がヴェローナに行くと聞いたときからちょっと行ってみたいなあと思っていた。妹にはふたたび同じ街に戻る形になって申し訳なかったけど、せっかくだから3人でこの野外オペラを見ることにしたのだった。うちのドイツ人の亡くなった父親の奥さん(父親と同様、オペラ歌手だった)が、一度は見てみることをおすすめするわ、と言ってたし。妹は一人で滞在していた2週間の間に別の演目を2つすでに見に行ったとのこと。
オペラが始まるのは20時45分からなのだが、1時間前には着いて場所取りを。下の方の土間席や階段席は指定席だが、めぎたちは安い上の方の石段自由席のチケットを取ったから。見る価値はあるけどまあサーカスのようなものだから安い席で十分よ~でも早めに行って前の方に座るといいわよ、と父親の奥さんに言われ、一人25ユーロくらいの自由席にしたのだった。ちなみに座席指定の方は60~190ユーロ程度。
そんなわけで、1時間以上少しずつ暮れゆく空を楽しんだ。
ここでの話はモブログにしている(こちら)。今日の写真はこのモブログで載せたのとかぶらないようにしてあるので、場所の雰囲気はリンク先でもどうぞ。
やっと、もうすぐ開始のドラが鳴った。
見たのはアイーダで、オペラは2回の休憩を入れて3時間ちょっと。終わったのは0時過ぎ。
サーカスなどという言葉を聞いていたので遊び気分で見に行ったのだが、たしかにサーカス的な要素満載だったとは言え、それは野外というこの場にふさわしく、大掛かりな演出や派手な色合いが目に楽しく、好印象。肝心の歌声に関しては、意外と良いわね~意外と上手いわね~いやいや、ずいぶん上手いわね~結構良いわね~~という感じだった。ラダメスとアイーダの歌は結構心にぐっとくるほどの旨さだった。こうやって大衆に気軽にオペラを楽しんでもらえて、ヴェルディも喜んでいるんじゃないかな。というか、ヴェルディってこうやって気軽に楽しむものなのね、というのがめぎの得た収穫だった。この気軽さが夏の野外劇の核なのだろう。
オケはちょっとミスが多かったな~アイーダの有名なフレーズが台無しだったし。歌い手さんたちの出来に追いついていないという感じ。そういう意味ではバレエも振り付けが陳腐で、もっと良い振り付けだったらこのオペラの質がもっと高まるのになあとうちのドイツ人が残念がっていた。良くも悪くも歌中心で、次が多分セットと照明と衣装で、バレエは余興だしオケは歌の伴奏という感じ。そういう予算配分なんだろうな。
なにはさておき、終演後、3時間見きった~楽しかった~~とそれぞれ満足して出てきためぎたち。こんなふうにぞろぞろと外へ。
アレーナの周りはまだまだ飲食できるようだった。
めぎたちは宿に向かってこんな素敵な夜の通りを歩き・・・
途中のバールでビールで乾杯。あ、妹はビールじゃないけど。
これは・・・ミュンヘンのビールだった!
撮影: Huawei p20 pro
2018-08-25 02:00
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コメント(8)
0時を回って終わりじゃ電車はないですよね
近くに住んでるか宿泊しないと見に行けないんですね
by (。・_・。)2k (2018-08-25 02:59)
コロッセオ、昔の人は石だけですごい物を作りました。
ああ、またあのおいしいミュンヘンビールを飲みたい^^
by Baldhead1010 (2018-08-25 04:54)
アレーナの周りにあるカフェにいても歌声とか聞こえてくるんだろうなぁ^^。
野外だと音の響きがまた一味違ってそう。
小路、いい雰囲気ですね〜。
by Inatimy (2018-08-25 06:12)
夜中の12時・・・日本とは楽しみ方が全く違いますね~
日本にも屋内ではあるけれど、お値段もそこそこお高い。
気軽にと言うわけにはいかないですものね。
人生って人に寄って、お互いずいぶん違った生き方をするものだなぁ~
何て感じましたよ^^
by mimimomo (2018-08-25 07:29)
この劇場の雰囲気だけで、気持ちが盛り上がってきそうです。
ステージに近い土間席よりも、むしろ後方の席の方がライブ感というかリアル感というか、わくわくしそうです。
by YAP (2018-08-25 16:39)
日本で本格的なオペラを見ようと思うと法外な値段を取られますが
そこそこの値段で気軽に楽しめるのが良いですね。
by miffy (2018-08-25 23:37)
うわあ、いいなあ!!
音楽や踊りが完璧じゃなくても、雰囲気を味わう醍醐味が最高だろうな、と思います。
by ネム (2018-08-26 02:19)
なんだかとっても羨ましいな
開放的で楽しそうで いいな
by engrid (2018-08-27 17:31)