久々の日常 [小さな出来事]
今日は旅行記をちょっとお休みして、デュッセルドルフのお話を。
ここはいつもの金曜日のマルクト市場。
ここに来るのはめぎは約一ヶ月ぶり・・・八百屋さんはすっかり冬の様相で、根菜ばかりが並んでいた。左から、カブ(ドイツやロシアのカブって、ずいぶん大きい・・・大きなカブのお話のカブはこれ)、ポロネギ、スープの出汁に使うセロリの根・・・
またポロネギ、カリフラワー、白菜、様々な種類のキャベツ。
花屋さんもずいぶん縮小中。
台の上には春の花がいっぱいだったけど。
そんな中からいくつかの根菜と鉢植えの花を買ってきためぎ家。根菜の一つは、この大きなカブ。豚肉のこんな固まりも購入。
鉢植えの一つはこちら。
この美しい色に誘われて。
蕾もいっぱいで、これからが楽しみ。ちなみにこの鉢植え、この大きさとこの立派さで10ユーロ(約千円)。植物の手軽さは、ドイツ暮らしの良さの一つ。普通に暮らしていると自動的に「経済」できちゃうように社会の仕組みが整っているのは、2週間から1ヶ月もの長い休暇を誰もが一年に1~2回享受する国だからかも知れない。
昨日のコメントにあった「経済する」という言葉へのHIROMIさんのご指摘・・・実はこれ、香港空港でエコノミー席の入り口に「経済」と書かれていたのを見て「ああ、そうよね~」と非常に感動し、そういえば子どもの頃母が「経済しなきゃ」と口にしていたのを思い出したの。北海道弁と香港の言葉・・・北と南でこんなつながりがあったとはね。
バルコニーでは春の兆しが。これはライラック。今年も花を咲かせてくれるかしら。
ギボウシも紫陽花も準備は整っているみたい。
秋から冬にかけて元気であるはずの菊とクリスマスローズは、かなり息も絶え絶えだったのがちょっと復活の兆し。
クロッカスもいっぱい芽を出した。
デュッセルドルフはこの週末の最高気温が7~8℃。なんだか妙に暖かくて、過ごしやすいけど、冬らしさに欠ける。冬至の頃は日の出が8時33分、日没が16時27分、昼の長さが7時間54分だったのが、1月16日には日の出が8時27分、日没が16時55分、昼の長さが8時間27分と30分ほど長くなり、1月末には昼の長さが9時間11分にもなる。これからどんどん明るくなる・・・そう思っただけで、気分も明るくなる。
週末、めぎの元同期の友人とそのカレシさんをうちにお招きした。友人はドイツ人のカレシさんができて、このクリスマスに初めて実家へお呼ばれしたとのこと。ドイツでクリスマスに実家に泊まりがけでお呼ばれするというのは、日本でいえば大晦日からお正月に実家に泊まりがけでお招きするのと同じ。つまり、もう結婚に準ずるパートナーとして家族が認めたということ。どんな方かしら~とめぎもうちのドイツ人もとっても楽しみにしていたのだが、とても実直な方。友人を心から大切にしているのが伝わってくるし、一緒にいる友人も楽しそうで何より。そのときの前菜は撮り忘れたが、ラプンツェル(ノヂシャ)とスモークサーモンのサラダ。メイン料理はあのカブと豚肉の煮込み。豚肉は骨付きのバラ肉で、美味しい出汁はそこから。カブの他にパセリの根も入ってるし、にんじんも。スープにはウスターソースもちょこっと入っている。
デザートにはグリースブライという穀物を牛乳で煮たプディングのようなもののカカオ入りに、リンゴのコンポート。めぎ家にはまだアドヴェントのリースがあって、それを灯した。
その友人からクリスマスにもらったもの・・・それは、このカフェラテ用のグラス。素敵でしょ♪
デュッセルドルフにある日本のお寺で買った干支のお飾りと、マルクト市場で買ったヒヤシンスの鉢植えを置いて、久々にうちのドイツ人と自宅でゆっくりドイツの昼食を。
そうそう、以前のコメントでめぎの家賃についての質問があったが、めぎ家は家賃を折半している。めぎのスペースは45㎡で320ユーロ(約3万2千円)、うちのドイツ人のスペースは65㎡で450ユーロ(約4万5千円)。デュッセルドルフはドイツでは高い方だ。ちなみにいつも写しているバルコニーとリビングとキッチンとこのテーブルは、すべてうちのドイツ人のスペース。なにしろうちのドイツ人の方がめぎより断然綺麗好きで、いつもきちんと片付いているから♪
マルクトで買ったパンに塗るレバーペーストとスモークハムと、コーンやにんじんや色々な穀物の入ったパンに・・・
マルクトで買ったカリフラワーを丸ごと茹でて、羊のチーズをのせてオーブンで焼いたもの。芯まで全部食べる。
友人が持ってきてくれた可愛いお花の枝。これは・・・たしか木瓜よね?
長い休暇を過ごして、すっかりリフレッシュして、この一週間は仕事も楽しかったし、マルクト市場でも買い物も楽しかったし、こういう何気ない日常の一つ一つがとっても嬉しい。今年も精一杯日常を楽しむことにいたしましょ。
2012-01-16 02:00
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コメント(19)
おはようございます。
家で作る下仁田ネギ、でかいですが、葉っぱまで食べられる甘いネギです。
焼き鳥のネギマにしたら最高^^
by Baldhead1010 (2012-01-16 04:43)
カフェラテ用のグラス、素敵ですね^^
めぎさんの何気ない日常、優しい気持ちになります。
by hatsu (2012-01-16 05:26)
もうお花を準備して、ドイツの方々、
春を心待ちの様子ですね。
by manamana (2012-01-16 06:25)
「経済する」っていう言葉、実は私もちょっと気になっていました。
動詞っぽく使った言葉遊びみたいな感じかなって。
なるほど、地域の言葉なんですね。
ドイツにもそういう地域の方言ってあるんでしょうね。
by YAP (2012-01-16 07:56)
お昼が永くなるって、本当に嬉しいですよね~気持ちが明るくなる。
果物の安いのが羨ましいヨーロッパですが、確かにお花も安いですね。
普通の生活にお金が余りかからないって、当たり前の事だけれど日本では
そうはなってないわ。食料品が兎に角高い!
そうそ、経済する・・・倹約するって感じかしら?
by mimimomo (2012-01-16 08:53)
この季節まだ寒いのに、春に咲く花たち、準備万端なんですね、
白菜に比べてねぎと、ブロッコリー大きくて美味しそうですね。
マクロの写真も綺麗に写りますね。
by wakatate (2012-01-16 11:23)
立派な野菜たちですね。拙宅の畑のポロネギは、少し元気がないです。先週、バイエルンの同僚からメールがあり、昨年10月から降雪がないとのころ、異常気象だ!と言っていました。
by krause (2012-01-16 17:19)
いつも楽しみに拝見しています。
by 素人写真 (2012-01-16 19:47)
いつもの生活、いつもの食卓、見ていてホッとするものがあります。私もすっかりめぎさんのお家デュセルドルフに馴れてきた感じです。
こちらはめちゃくちゃ寒いですよ~そちらはそんなでもないという事ですが良いですね。(^_^;)
by マリエ (2012-01-16 20:15)
うどんにポロ葱・・・(*´∀`*)
バルコニーの鉢植えたちは近づく春を感じているのかな。
by あかえび (2012-01-16 20:23)
クロッカスは、こちらでは3月の花です。
めぎさんのところのほうが春が近いのね。
by HIROMI (2012-01-16 20:56)
ボケの花が咲き始めるのは3月かな~
春が待ち遠しいです。
by miffy (2012-01-16 22:51)
最高温度が7~8度で暖かく感じるのは、寒い地域の証ですね。煮込み料理が気になります。温かくて美味しそう。
by たいちさん (2012-01-16 23:35)
ドイツの素敵な生活を垣間見たような気がしました。
楽しみに読者登録させてもらいますね。
by ちび助 (2012-01-17 00:26)
春の芽が出てきてますね。
アジサイ、今年は何色かなあ。
by ちばおハム (2012-01-17 06:50)
ブロッコリーやカリフラワーの芯の部分、好きです♪
食卓のヒヤシンス、何色が咲くのかな。 青紫かしら。
by Inatimy (2012-01-17 07:58)
なるほど、ドイツは家賃が安い!!
(そう言えばウワサは聞いた事があったかも?!)
条件がいろいろあるとは思いますが、
その価格はとある街の半額程度ですね〜。
しかも、ドイツは食材が豊富で安そうだなぁ。
う〜ん、基本給が違うのかもしれませんね。(どうだろ???)
by Tytto (2012-01-18 05:57)
マクロレンズが活躍していますね。
by hideyuki2007y (2012-01-18 19:11)
何もかもすべてを共有して生活をしている者としては
占有スペースがはっきりしている、というのは新鮮な驚きです☆
お花が手軽に買える値段なのは、本当にうらやましい…!!
花と果物は日常的に買うにはちょっと贅沢なのが、日本ですねぇ…。
by ネム (2012-01-22 07:39)