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八重桜 [小さな出来事]

今年のドイツの桜は早かった。4月初旬に既に八重桜が満開に。
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今日の写真は4月6日の撮影。この八重桜が咲くと、デュッセルドルフの桜は終わり。
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もう1~2日前に行ければよかったんだけど…早朝にでも来ればよかったんだけど…と思いながら、ここからはフルサイズカメラと105mmマクロレンズを使う。ちなみに上の2枚はCoolpix A(35㎜換算28㎜)での撮影。
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くしゃくしゃっと昔の入学式によくあった紙で作った飾りみたいな花。
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そして、ぼんぼりみたいに丸く固まって咲く。
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昔々、高校生の時、彼氏と待ち合わせて一緒に登校しながらこんな感じの八重桜を見た。その時の桜がめぎにとって「桜」を意識した最初。それまでは、春にチューリップやら芝桜やらネコヤナギやら色々同時に綺麗に咲くという意識はあったものの、桜を眺める習慣は無かったのだ。そんなわけで、めぎの桜の原風景はこのピンクの色の濃い八重桜。葉っぱも同時に出始めるので、色合いが桜餅みたいだねえって同時彼氏と言い合って、そんな懐かしい思い出とともにこの八重桜はめぎにとって特別な意味を持つ。ちなみにその思い出は5月中旬~末ぐらいのことだ。
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だから、めぎにとってソメイヨシノは大人になってから東京で初めて見たもので、同じ場所にたくさんたくさん植わっていて一斉に咲く圧巻さは本当に素晴らしいと思ったものの、ちょっと白すぎて冷たいイメージ。当時全く知り合いのいない場所で新生活を切ったときのまだ慣れなくてよそよそしい東京とイメージが重なった。

前ボケに挑戦したが、うーむ…
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まあ買い物ついでに手持ちで撮っているわけだし、結局ただ撮りましたってだけ。
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ハイキーで撮るということだけその場で試みた。
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それでも一生懸命、その時だけは他のことをすっかり忘れて桜と戯れて、とっても楽しかった。
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いっぱいいっぱい撮ったから、選ぶのが難しかった…たいした写真は無いのにね。
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床の仕上がりをじっくり見る [めぎ家改装中]

今日はうちのドイツ人の部屋の床の改装の続きのお話を。

めぎのイースター休暇中、マイスターさんが全部で7日間作業をした後の床。金曜日に2回目のコーティングがなされ、24時間後の土曜日の午後、そこそこ乾いたところで仕上がりをチェック。綺麗ね。
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バスルームへのつなぎ目。
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廊下はつやつや。
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部屋の方も、つやつや。
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所々おがくずを隙間に詰めるのがちょっと適当だったのが見えるけど、それはまあめぎたちがこの工程を自分でやったことがあってよく知っているから見えてしまうことで、普通は気がつかないレベル。
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ただ、ちょっと気になることが。
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床と壁の間をもともと使っていた細い木材で塞いであるのだが…
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どれがどこの物だったかちゃんと確認せず適当に塞いだようで、所々ちゃんとあっていない。
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壁にはなぜか頼んでいない白い線もあるし…
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そして何と言っても、マイスターさんはこの前日の金曜日で作業を終わらせたくて、普通は床のコーティングを終えてから取り付けるこの細い木材を、コーティング前に取り付けたのだ。それで、所々にコーティング材がついていて、こんな状況。
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どうしようか…とうちのドイツ人とめぎはしばらく考えた。うちのドイツ人がリビングのコーティングをしたときは、やすり掛けとコーティングを4回繰り返して仕上げた。だから、数年経った今もピカピカだ。でもマイスターさんはこの2回目のコーティングで十分終わりにできる、と言い張った。せめてもう一回やすり掛けとコーティングを繰り返し、細い木材を後で取り付けに来ることにお金も払うと交渉したが、これで十分だというのだ。もちろん、後でめぎたちが仕上がりをチェックして、不満があればもう一度来て作業するとは言っていたが…これで十分と主張する人にもう一度来てやってもらっても、仕上がりがもっと良くなることはないのでは、と思われ、めぎたちはこれでおしまいにすることにした。

床は十分に綺麗である。だから、点数をつけるとしたら、床は98点、全体は90点ぐらいかな。いい人で色々ついでの仕事もやってくれたけど、人の話を全然聞いてない人でもあって、最後の方はその傾向が強くなってうちのドイツ人が時々辟易していた。それでも、こうしてやってもらえて仕上げてもらえて、本当に有り難いこと。うちのドイツ人もめぎも感謝の気持ちでいっぱい。これで次に進んでいける。
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完全に乾き、臭いも消えるまで一週間ほど、そのまま放置した。
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いつもの教会のイースター前のこと [小さな出来事]

今日はイースター前に買い物に出かけたついでに寄った教会でのお話を。

ここはめぎが買い物ついでに時々寄るマクシミリアン教会。
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めぎが来た時、設営中の方がいた。
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この日は聖金曜日(キリスト磔刑の日)の前日で、そのミサに備えて準備中。
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作業中の女性が振り返ったときに目が合ったので、お互いに反射的にGuten Tag!と声を出した。ドイツでは知らない人と目があったときやすれ違う時に「こんにちは」と声を掛け合うことが非常に多いので、癖になっているのだ。その女性はしかしそれで終わらず、めぎがドイツ語できるらしいと察するや否や、大変なのよ、この準備、ああして欲しいこうして欲しいと上の人の希望が多いし、今晩のミサには絶対に間に合わないといけないし、人が来始めてからは作業するわけにはいかないし、明日が終わったらすぐにイースターのために全く別の飾りつけをしなきゃならないでしょう、今日はここに大きな蝋燭4本と小さなろうそく6本を立てなきゃいけないし、こっちには花が来るのだけど、明日はまた別の花と取り換えるし…クリスマスも大変だけど、一度飾ればしばらくそのままでしょ、でもイースターは毎日変わるんだもの…と弾丸のようにいかにこの仕事が大変なのか話し出した。そうね、綺麗な教会って、こういう人たちのおかげで成り立っているのよね。でもその人たちの苦労って、あまり顧みられていないんだろうな。頑張ってね…
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ひっそりとしていた。
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明日からはここに何度も何度もいっぱいの人が訪れるのだろうな。
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パイプオルガンの音も綺麗に鳴り響き、オーケストラや合唱のミサ曲の生演奏もあるのだろう。
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昨年暮れからここにはめぎ一人で何度か来ているが、これからどうなっちゃうの状態だったうちのドイツ人が本当にかなり良くなり、この日は心が軽かった。めぎに信仰は無いが、神様どうもありがとうという気持ち。
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これはその数日後の写真だが、マクシミリアン教会はこの突き当りに見えている建物。
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