北ドイツ13:トラヴェミュンデ [シュレースヴィヒ・ホルシュタイン]
本日はバルト海側の海水浴場、Travemünde(トラヴェミュンデ)をご紹介。
場所はこちら。リューベックの北東20キロの海岸である。ちなみにリューベックはハンブルクの北東60キロくらい。
おなじみのビーチのカゴがいっぱい。
港からウンタートラヴェ川へ入った遊歩道には、ヨットがたくさん泊まっていて、何隻も海へ出て行っていた。
その入り江にはパッサート号という帆船が泊まっている。
このあたりは冷戦時代、東ドイツとの国境があったところ。このブイにはGrenze、すなわち国境と書かれており、記念にここに展示されている。
海を見ながらお茶をしていたら、大きな帆船が入ってきた。
少しずつ帆を下ろしていく。
なぜか向きを変え・・・
大きな帆船だと思ってたが、こんなに小さいのね・・・
北ドイツ14:バルト海岸 [シュレースヴィヒ・ホルシュタイン]
昨日ご紹介したトラヴェミュンデは、ドイツでは有名なリゾート・ビーチの一つ。日本の海水浴場の雰囲気とは全く違う。海岸線はこんな感じ。
砂浜に入るには、15時までは2.6ユーロ、15時以降は1.5ユーロ払わなければならない。砂浜に入るとこんな検問所のようなものがあり・・・
ここでビーチのカゴを貸し出している。一日7ユーロ、一週間なら36ユーロ。滞在型の休暇を過ごす人が多いことが伺える。
海岸線の遊歩道の右側には芝生が広がり、仮設の舞台もあった。夜には毎日コンサートが開かれているらしい。遊歩道にはこんな光景が。
芝生ではチェスをするおじさんたち。
その芝生の向こうには立派なクアハウス。
クアハウスの中はとてもゴージャス。
もちろんカジノもある。
カジノのカフェで一休み。
めぎが飲んだのはアイスカフェ。アイスカフェというのはアイスコーヒーではなく、コーヒーフロート生クリームのせ、という感じだ。
いい景色。
ここにはかつて、トーマス・マンも来ていたらしい。
めぎたちは、ここトラヴェミュンデでお茶をしただけでもう少し北上。こちらはもう少し庶民的なバルト海岸。
この近くで一泊し、次の日の朝、バルト海とお別れ。
水は、是非泳ぎたいと思うほど温かくはない。
これが先日ご紹介したFindlingという氷河期由来の石。
このあたりには顔の黒いカモメが生息している。
バルト海、さようなら。
♪ おまけ ♪
リクエストにお答えし、カゴのアップをどうぞ。
カゴを借りると鍵がもらえて、柵を取り外せる。カゴは角度を調節できるようになっていて、物入れもついている。海の家がない海岸で、荷物を入れておくのに必要な物なのだろう。
北ドイツ15:フリードリヒシュタット [シュレースヴィヒ・ホルシュタイン]
本日は北ドイツの北海沿岸の町フーズムの近く、フリードリヒシュタットをご紹介。
まずは、地図で場所を確認。赤い丸で囲まれたところがフリードリヒシュタット(Friedrichstadt)。
トゥレーネ(Treene)という川とアイダー(Eider)という川のぶつかる地点にあり、小規模ながら運河が造られている。
「北方のヴェニス」などと自ら謳っているこの町、もちろんそれはいくらなんでもぶぶぶと笑われてしまうでしょう、という規模であるが、なかなか綺麗な町である。町の名前は、フリードリヒの町、という意味である。1621年に公爵フリードリヒ三世がこの辺りを治めたことに由来するそうだ。
そんな町の様子を、本日は、昨日のコメントで大人気だったうちのドイツ人が撮影した写真でご紹介。
どの建物にも通り側の玄関先や窓辺にバラの花。
ボートを借りて運河巡り。
この日はものすごく暑かった。水の上に出れば涼しいかな、と思ってボートを借りたものの、日射病になる寸前っていう感じでへろへろになって岸に上がった。そのあと必死の思いで喫茶店まで歩き、腐りかけた魚のようにどろどろ~どよどよ~と腰を下ろし、Apfelschole(アプフェルショーレ=リンゴジュースの炭酸割り)のLサイズを2杯も飲んだのであった。
ドイツ人より一言。
Es war mir sehr heiß!
僕には暑かった・・・あのねえ、私も死にそうに暑かったのよ!
さて、綺麗な写真の後でなんなのだが、私が写したものも数枚どうぞお楽しみを。
まずはあまりギャップを感じないこの辺りから。この町では壁に小さな絵がはめ込まれているところが多かった。
観光客向けのサービスも充実。
私の目を最も引いたこちら。コーヒーをこれで宅配してくれるとか・・・?
それから、鴉!
ボクね、低地ドイツ語(北ドイツの方言)しかわからないんだよね、だから、日本語で、キャー鴉さん♡と言われてもねえ・・・標準ドイツ語でこれは鴉かどうかと議論されても、ボクは答えてあげないよ!
じゃね♪