特集「森」7:家の中 [北ドイツの森の生活]
今日は森の家の中をちょっとご紹介。
玄関を入ると、二階への階段が。ちょっとお洒落な階段。この家がアジアンテイストの雰囲気にディスプレイされているのが既に玄関でよく分かる。この家の主はインドネシアやタイなどが大好きな女性。
居間には薪ストーブの後ろを利用した暖房設備がある。
この反対側が薪ストーブで、煙突があるのが見えるだろうか。
反対側のストーブはこんな感じ。夏なので、実際に使われているところをお見せできないのが残念。しかもボケてるし・・・
このストーブは台所側に設置されている。
ストーブの前から見た台所。
さて、居間の隣にはこんなダイニングスペースもあり・・・
こんなものがぶら下がっている。
コウモリである。ドイツにはコウモリが多い。街中のデュッセルドルフのうちのバルコニーからも、夕方になるとコウモリがたくさん飛んでいるのが見える。この家の主は、自分が立ち上げに関わった森の幼稚園で、午後や夜には小学生向けや大人向けの自然散策などを企画し、この夏のメイン企画はコウモリ観察なのだそうだ。
こちらが我々が寝泊りした部屋。上から吊るされているのは蚊帳である。
インテリアはアジアンテイスト。
こうして見ると、仏陀もドイツの人にとってはインテリアってことで、違和感感じるが面白い。まあ、考えてみれば、私なんかもクリスチャンじゃないのに十字架をデザインしたネックレスやリングなんかを持っているわけで、それを見るヨーロッパ人が感じるのももしかしたら同じようなものなんだろう。
それから、こちら。
これは、うちのドイツ人とその妹の母親と祖母の写真。時代を感じますねえ・・・
二階の写真は撮り忘れてしまった。まあ、雰囲気は似たようなものである。
特集「森」8:森の遊び [北ドイツの森の生活]
森の遊びと言えばこちら。
ドイツも日本と同様、銃を持つのは厳しく禁止されており、狩猟や射撃などの趣味には届出が必要で、一般には全く売られていない。また、狩猟はドイツでも時期が定められていて、夏は季節ではない。
これは空気銃で、18歳以上であれば誰でも届出無しで購入できるが、用途は弓道などのようにスポーツとして使うことに限られている。ここは私有地で辺りに何も無いため、その敷地内でなら空気銃で遊んでも弓道をしても問題は無い。詳細を写すのを忘れてしまったが、この空気銃はチェコ製である。
空気銃だから、爆発物ではないこんな弾を入れる。鳥さんたち、危ないですよ~ご注意を。(もし鳥など小動物を狙ったりすると、空気銃だから銃刀法違反にはならないが、動物愛護法のようなもので罰せられる。)
弾を入れるには、まずこの銃をこんな風に折り・・・
こんな風に入れる。
そして銃の先を元へ戻す。
狙っている先は・・・
見えますか?
当たりました!
缶がこんなになりました。
ちなみに、ドイツの遊園地には本物の空気銃を撃つコーナーが合って、的に当たったらお菓子やスパークリングワインなどがもらえる。子供でも撃たせてもらえる。狩猟文化の国なんだなあ、と感じるところだ。
ところで、ドイツは日本と異なって兵役義務があるので、本物の銃の取り扱い方を基本的に男性全員が習得している。その所為か、危険物の取り扱いに関しては慎重なことこの上ない。どれほど危険なものか肌で触れて知っているので、変な興味を持つ率が少ないようである。
特集「森」9:お別れ [北ドイツの森の生活]
長らく続いてきた特集もそろそろおしまい。
こんな景色や、
こんな景色を堪能し、
また会う日までさようなら。
帰りの駅で、よく見てみたら、芥子の花が咲いていた。
こんな花も。線路際の植物って、面白い。
さあて、デュッセルドルフへ帰りましょ。