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古代ローマ時代の円形闘技場 [シチリア]

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現在、クリスマス前のカターニアの話を連載中。

ここはカターニア観光の目玉のあるところ。
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地面の下に、古代ローマ時代の円形闘技場。
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ぐるっと鉄の垣根で囲われている。その所々にこんな銅像が。
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夜は入場できないようになっていて、既に入り口は閉まっていた。

管理事務所のような建物の屋根の上に猫がいた。
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仲良しで舐めあっていた。
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上をぐるりと回ってみる。
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2世紀頃に作られたそうだが、今の地面の高さと・・・
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当時の地面とではずいぶん違うのね。
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溶岩で作られているとのこと。その後地震や火山の噴火で埋まってしまったのだろう。今の地面の高さは当時積み上げて作ったはずの観客席の一番上の部分と同じである。
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観光SLが通り過ぎていった。
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それからめぎたちは南東の方へ向かい、こんな通りへ出た。
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ここはベッリーニ劇場。「海賊」や「ノルマ」などのオペラを書いたベッリーニはカターニアの生まれなのだ。この日も演目があるようで、人々が並んでいた。
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めぎたちはそのすぐそばにあるこのカフェで・・・
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カウンターで一杯いただくことにした♪
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お酒を頼むとこうしてつまみも出される。地元のワインと地元のつまみ。旅で最も楽しい瞬間である。
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このあと一旦ホテルへ戻り、ちょっと一休みしてから夕飯へ出かけることにした。

つづく。

撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)
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カターニアで泊まったホテル [シチリア]

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今日からまたクリスマス前のカターニアの話をどうぞ。

時間はちょっと遡るが、カターニアに到着して最初にホテルにチェックイン。今日の写真は全て、先日まで記事にした散歩の前に写したもの。
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ホテルの前の建物の窓。ドイツでも窓の外を鉢植えで飾るが、窓の感じはずいぶん違う。ああ異国に来たなあと感じた瞬間。
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ホテルの裏通り。
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ここはホテルの駐車場。建物の入り口を入ると中庭に通じるようになっていて、その中庭が駐車場になっているという感じ。
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見上げると、屋上の緑が見えた。
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階段を上って建物の中に入ると、中庭をぐるっと囲むような廊下があり、いくつかドアがあった。
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ここの奥のドアは、フィンランドだったかどこか北欧の領事館だった。
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ホテルのドアは開いていて、さらにこんな階段を上ると、そこに受付があった。受付の人は多少英語を話せるという程度。イタリア語ができた方がいい。
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部屋は広かった。
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窓の外には小さなバルコニーがあり、向こうにこんな景色が見えた。
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天井の細工。古い建物をホテルに改造したらしい。
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バスルームはシャワーのみ。ちょっと古ぼけてるけど、お湯の出などは十分。こんな安ホテルでもビデの設備があるところがいかにもイタリアって感じ。
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このホテル、一泊二人で51ユーロ(朝食付き)。つまり一人当たり25.5ユーロ、この頃の為替レートで3700円くらい。今のレートだと3400円くらい。インターネットで探して予め予約した。うちのドイツ人は予約無しで気ままに、その日の気分で進んだり留まったりする旅をしたがっていたのだが、めぎはホテル探しに時間をかけずに旅がしたかったし、同じ値段でもバルコニー付きとか景色とか設備とかが色々違うので、ホテルだけは予約させてもらったのだった。二人で51ユーロでもうちのドイツ人的には高いという表情だったが(シチリアへ行くと決めたのは安い場所でお金をかけずに旅行をしたいという気持ちでもあったので・・・彼は一泊一人10ユーロ位を想定していたらしい)、値段よりは特にその日の到達場所を予め決めたという意味でうちのドイツ人としてはかなり大きく折れてくれた訳で、その代わり観光するところやレストランなどは完全にオープンにしていた。食べ物はイタリアだからどこで何を食べても美味しいだろうし、シチリアで見たいものというのは、めぎよりうちのドイツ人の方がずっとずっと色々憧れがあるようだったから。ヨーロッパの歴史の源のような渦のような場所だものね。

部屋の前は例の中庭側の通路になっていて、屋上に出られるようになっていた。
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上の写真の向こう側から反対に写した写真。右上の窓(窓ではなくドアなのだが)が開いているところから出てここへ来たのだ。
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屋上から向こうを見ると・・・
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割と近くに大きな船が見えた。
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反対側には教会の丸屋根。
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ああ、光が眩しい。クリスマス前の非常に暗いドイツから南下してきて、この眩しさが眼に滲みた。
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このあとめぎ家は先日までお伝えしたような散歩に出かけたのだった。

撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)
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カターニアの夜と夕食 [シチリア]

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現在、クリスマス前のカターニアの話を連載中。

カターニア到着の午後、散歩を楽しんだめぎたちは一度ホテルに戻り、一休みしてから改めて夕食へ。イタリアは夕食を食べる時間帯が遅く、レストランも19時以降にならないと開かないというので、暗くなってから行動開始。
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町の中心地にいるのだが、一本違うだけでこんなに人通りがない。これは18時半頃だが、もしかしたらまだ少し早すぎるのかも知れない。
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この黄色いのがシチリアの旗。3つの足を持つメドゥーサで、三角形の形をしたシチリア島の3つの岬を表しているのだとか。
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通りは結構細いのに、どこもかしこも駐車している。ほんのちょっとでも隙間があれば横入りするし、さくっと駐車するという感じ。小さい車が多いのはその所為でもあろう。
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イタリアはどこもそうだが、ここシチリアも縦列駐車がうまくないと住めないところ。
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ちなみに表通りはこんな状態。人気のない細い道も怖いけど、こんなにいっぱい人がいるといかにもスリが多そうでかえって落ちつかない。
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あら、メッシやロナウドと並んでバイエルンのレヴァンドフスキーのユニホームが。ミュラーとかゲッツェとかノイアーとかじゃなくレヴァンドフスキー。へええ。(レヴァンドフスキーはポーランド人の選手。2014年ドルトムントからバイエルンに移籍した。ポーランドはワールドカップに今回出られなかったので日本では知る人が少ないだろうが、非常にうまいフォワード選手。ヨーロッパは激戦なのでワールドカップに出られなかった国にも名選手がいっぱいいる。)
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クリスマスのイルミネーションなのか、いつもこうなのか。
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表通りから曲がるとこんな感じ。
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めぎたちはホテルで聞いたお勧めのレストランを探して歩いたのだが、やっと探し当てたそこは残念ながら閉まっていた。クリスマス休暇なのかも知れない。(そうそう、カターニアを観光した場合、非常に有名な魚市場の近くの魚介レストランに行く例がほとんどだと思うが、そこはホテルの人には勧められなかった。)仕方がないので開いているレストランをこんな風に外から眺め、適当に入ったのだった。
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これはお通し。ああ、トマトがなんて美味しいのかしら・・・と溜息が出た。
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ハウスワインはこんな容器で出された。給仕のおばあちゃんは注いでくれる訳でもなく、どうぞ!と言ってどんとテーブルに置いていった。しかしこのワインが非常に美味しかった。
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これはアペリティフのタコのマリネ。タコも美味しいが、オリーブオイルも美味しい♪
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そしてリゾット。これもシンプルながらとても美味しく、どうやったらこんな風に美味しいリゾットができるのかここで議論したほどだった。
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それからメインだが、うちのドイツ人は魚介のグリル盛り合わせ。この白身魚が非常に美味しかったらしい。
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付け合わせのルッコラのサラダ。バルサミコが美味しかった。
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ところでめぎはこの日イマイチ体調が思わしくなかった。旅の直前に疲れがドッと出たのか風邪を引き、そうでなくとも鼻と耳がイマイチな状態だったのが飛行機で気圧の関係ですっかり聞こえなくなり、その所為か食欲もイマイチで、タコのマリネとリゾットまでは美味しくいただいたがその上魚介をいっぱい食べようという気にはなれず、メインをシンプルなトマトソースのみのスパゲティにしてもらったのだった。しかしこのトマトソースはめぎの人生で最高とも言えるほどの美味だった。お値段は4ユーロ程度だったと思う。シチリアのなんてことのない無名の適当なレストランのこのトマトソースの水準。シチリアのトマトは甘くて素晴らしい。ついでに言えば、スパゲティも茹で方が最高で、熱々で出され、いつまでも冷めず、これを食べにもう一度ここへ行きたいと思うほどだ。
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しかし残念ながらこのレストランの写真を撮っていない。体調がイマイチになったので写真を撮ろうという気が失せたとも言える。確かお会計は二人で30ユーロほどだったと記憶している。ドイツだったら一人分の値段だが、それでもここまで美味しいとは限らない。カターニアのレストランがどこも美味しいとは保障できないが、適当に入っても安くて美味しいものに巡り会える可能性が非常に高いとは言える。

食べ終わったのは9時くらい。その頃から通りはようやく賑やかになってきていた。しかしめぎはこのあとさくっとホテルに帰って、次の日のために体調を整えることに専念した。

撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)
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