D600と24-70mmズームレンズ [カメラのこと]

現在お借りしたD600と蜜月中。本日は同時にお借りした24-70mm(F2.8)の純正レンズと共に。
19日の夜に知り合いがカメラを持ってきてくれて、記念すべき最初の被写体は、トリュフシャンパーニュを食べようとしているうちのドイツ人。

後ろに写っているあいうえお表はうちのドイツ人のためのもの・・・いい具合にぼけるわねえ。この24-70mmレンズの凄さを感じた瞬間だった。
なにしろ夜なので、適当に身近なものを撮影。ホワイトバランスを電球にし、とりあえず慣れた絞り優先モードで露出を2.8にして。ISOはオート。ピントの聞き具合や周辺のボケの様子を色々見て楽しんだ。


自分の部屋でも、身近なものを。

暗い間接照明の部屋でも、フラッシュ無しズームでこんなにくっきりと。2キロ近いのを手持ち撮影で手ぶれ対応レンズでもないけど、ISOと露出の調整で結構頑張れるかな。

カードの前にあるのは沖縄のシーサーの首振り人形。20年以上前に当時の勤め先の同期の友人たちと一緒にゴールデンウィークに沖縄へ行ったときにお土産に買ったもの。その向こうには浅草で買った和紙の雛人形。その向こうにはワイマールで買ったゲーテとシラー。手前には昨年秋日本のめぎ初UFOキャッチャー戦利品。本などは全てめぎが授業で使うもの。
さて、次の日になって、ようやく外を撮影・・・と言っても、20日は霙交じりの雨だった。

構図などはあまり気にせずにとにかく撮影。フォーカスしたところ以外のぼけ具合に感動しながら。そして、霙のどんより暗い日にこんなに明るく写ることにも感動しながら。

オートフォーカスもめぎ的には素早くて満足。

21日には、光が射したところをすかさず。

いいなあ、このレンズ。

なんて楽しいんだろう。

ずっと70mmに固定して撮影。


春の息吹を感じながら。

と言っても、こんなに明るいけど、実際は手の悴む寒さだったのだけど。

でも、植物って、昼の長さを感じているのか、寒くてもこうして芽が出てくるのよね。

こういうのを写しながら、D600ではしっかりピンポイントでフォーカスできるのだなあと感じた。重くてちょっと手ぶれした感じだが、D40xよりフォーカスがずっとずっと鋭いと感じる。フォーカスの切れはレンズにもよるのかも知れないけれど。

週末はさらに冷え込んだ。これは23日。雪が降っているのが見えるかしら。


これだけトリミング。

思えば今まで70mmで撮影したことって無かったので、色々試してみた。このレンズ、結構そばまで寄れるんだなあ。これは以前買ってきた桜の枝。残念ながらいくつか咲いた後に蕾ごと乾いてしまったので(めぎが手術・静養している間に水涸れしちゃったの)、まだ生きているらしいこの枝のみ保存し・・・

別の枝を買ってきた。種類は違うが桜だったと思う・・・

もう一つ、手っ取り早くバルコニーに花を、と購入したこちらは、窓辺にかけてちょっと目隠しに。

これを写していたときに、24-70mmのレンズの素敵さを感じる一枚に出会った・・・こんな風にソフトに撮ることができるのね。

思えば、めぎは24mmと70mmの間で撮影することは全くない。ということは、この範囲の高額なズームレンズを所有するよりは、広角と標準サイズの単焦点を持つべきではないかしら・・・なにしろ、24-70mmのこのレンズは一本で済むと言うには重すぎるし高すぎるのだ。もっと高倍率のズームが欲しいと思うこともあるしなあ・・・しかし、このF値2.8は魔性の目眩ましをしてくるというか、暗いレンズはもう使えない、という気持ちになってくるのであった・・・とレンズ沼迷宮入りはさらに進む。
そしてこれは3月27日の撮影。晴れると気持ちいい・・・それでもまだ外の気温は最高で5℃程度。早く暖かくなって、花が咲かないかな。

D600と70-300mmズームレンズ [カメラのこと]

現在、お借りしたD600と蜜月中。これは同時にお借りした魔法の24-70mmレンズの70mmで撮影したもの。絞り開放でF値2.8、絞り優先モードでシャッタースピード1/2000秒、ISO200、露出補正-0.1。

今から約6年前、出たばかりのD40xを買ったとき、同時に買ったレンズが70-300mmのズームレンズ(F値4.5-5.6)だった。シグマの18-55mmのレンズをうちのドイツ人が持っていたのでそれを標準レンズとし、遠くの鳥さんを写したいと思って70-300mmを買ったのだった。その後うちのドイツ人が使っていた18-200mmの便利ズームレンズを借りて常用レンズとしたため、745gと重い70-300mmはすっかり使わないままになっていた。
これまでDXサイズのカメラを使っていた人間がFXサイズのカメラを買おうと思ったとき、問題となるのはレンズである。うちにあるレンズでFXに対応しているのはその70-300mmズームレンズだけだ。F2.8やF4の高額なレンズとは比べものにならないが、それでも当時6万円くらいで手に入れたレンズ(今は4万5千円くらいね)・・・これをD600につけて試してみなくては。
というわけで、今日の写真はその70-300mmズームレンズで撮ったもの。まずは、上の写真とほぼ同じアングルで、ISO200、露出補正-0.1はそのままで、70mmで撮影。絞り開放にしたらF値は4.5、絞り優先モードでシャッタースピードは1/800秒となった。

ほぼ同じアングルでほぼ同時に撮った上下の写真を見比べると、24-70mmのレンズの方が若干色合いがあたたかいように思う。70-300mmレンズのはちょっと寒々しい、いや、色が薄い?
もう一度比べてみよう。24-70mmレンズの70mmで撮影、絞り開放でF値2.8、絞り優先モードでシャッタースピード1/1000秒、ISO200、露出補正なし。

70-300mmレンズの70mmで撮影、絞り開放でF値4.5、絞り優先モードでシャッタースピード1/320秒、ISO200、露出補正なし。

どうやら24-70mmの方が色ののりがいいという感じねえ・・・70-300mmの方は何か一色足りないような。
やっぱり24-70mmは高いだけのことはあるのね。と言っても、24-70mmは買わなきゃ無いけど、70-300mmは所有しているのであって、これを使いつつどのレンズを買い足すかがめぎの目下の悩みなのだ。もちろん70-300mmを売却して全く別のレンズを買う・・・例えば28-300mmの高倍率便利旅行レンズを買う・・・ということもできるし、でもせっかく望遠レンズを持っているのだから広角側でいいレンズを買ってみたいなあという欲求も大きく、やっぱりFX用のマクロレンズを買いたい気持ちもあるし、レンズ沼巡りは混迷を極めている。
なにはさておき、70-300mmレンズを色々お試し中。これは110mmで。

ここからは全て300mmで。




雨が降っている場合、屋根のあるところからこうして望遠で撮れるのはとっても有り難いし、遠くからも色々覗けて嬉しくなる。

西日の時間にも試してみた。


手ぶれ防止機能は有り難いなあ。

ちょっとピントが合わせにくいところに合わせてみた。本当に、手ぶれ防止機能はすごいと思う。


遠くの木もこの通り。

D40xにこの70-300mmレンズをつけていたときにはとても重く感じたが、D600につけるとそれほど重く感じない。24-70mmが900gもあったから、745gが軽く感じるのかも知れない。
この日の西日は綺麗だった。300mmだとここまで大きくできる。

最後にもう一度、24-70mmをつけて、70mmで撮影。

そして24mmで。

うーん、ズームをよく使うとはいえ、この広角も捨てがたいわねえ。しかし、広角の単焦点って、高いわねえ。あ、タムロンが純正の約半額で24-70mmを出しているわねえ。どっちにしても全部持って歩くと重いわねえ。うーんうーんうーん・・・
D50とD600 [カメラのこと]

現在、お借りしたD600と蜜月中。
撮り比べしようと思った訳ではないけれど、たまたまいい具合に似たような条件で同じ場所を撮影できたので、比較に同時掲載しようと思う。まずはD600を借りる一日前、3月18日の撮影だ。術後の検診のために外出したのだが、とてもいい天気だったので思い切ってD50を携帯した。D50はかなり古いDXタイプのデジイチ。それに便利レンズの18-200mmのズームレンズをつけて。カメラがバッテリー込みで600g程度、レンズは560g、計1.1キロ程度。

この日は寒かった。

水仙もまだだった。

それでも満開を過ぎたらしい花があって・・・

春の勢いを感じた。

ここまで見て、どうもやっぱり青いけど、十分綺麗だと思いません?D50とは2005年にデジイチ初心者向けに発売されたカメラで、同じDXでも今時のD7100などとは雲泥の差があるはず。それでもこれだけ綺麗に写るのだ。それも、便利レンズと呼ばれるレンズを使って。
よく仕事で通ってコンデジ撮影したのをご紹介しているこの公園。以下、ずっとこのD50+18-200mmレンズで。もう少し露出補正をして明るめに写せばよかったかな。










それから約一週間後の3月26日、今度は仕事でここを通った(学校は休暇中であるが、この日は仕事があった)。またもや天気が非常によかったし、仕事と言っても荷物が少なかったので、思い切ってD600を持ち出した。でも、あの魅惑の24-70mmのレンズではなく、70-300mmの方をつけた・・・ここではやっぱり望遠を使いたくなると思ったから。その代わり、広角はこれで我慢しなければならなかったけど。

70mmでは池までは写せないわねえ。池へのラインタワーの映り込みを写すのが好きなんだけど、残念。こういうとき、やっぱり便利レンズはいいわよね。仕事に大きなレンズ2本抱えては行けないし、急いでいる途中で写すから付け替えている暇もないし。ちなみにD600本体はバッテリー込みで850gで、70-300mmレンズは745g、計1.6キロ程度。あ、めぎの仕事鞄にはそれが余裕で入る。なにしろいつも教科書やら辞書やら何冊も持って歩くからね。重いものも持ち慣れているのだ。
望遠はいっぱい楽しめた。

そうそう、このエジプト雁を見つけたとき、ちょうど大きなワンちゃんがそばを通り過ぎたのだけど、とってもしっかり躾けられたこのワンちゃんはこの雁には目もくれず、また雁も全く危険と思っていないようだった。

めぎが写真を撮りながら通り過ぎてもそのまま佇み、さらに、別のワンちゃんも横を散歩していったけど、やはり雁には目もくれず、雁はずっとそのままだった。

・・・といったことを書きたくて写真を撮っているめぎ。写真家のように、今日はあそこであの写真を撮るぞ、だから機材はこれとあれと、逆光で撮りたいから時間はいつ、場所はあそこから、と予め考えるのではなく、歩きながらたまたま出会ったものをその瞬間に撮る、というのが基本的なスタイルなのだ。うちのドイツ人はそれを、フォトグラファーじゃなくてジャーナリスト、などと素敵な言葉で言い表してくれているけど、つまりはお散歩撮影なのであって、それどころか通勤撮影なのであって、20万円前後する素晴らしいレンズを揃えて三脚を持って行ってじっくり撮る、というようなスタイルではない。趣味としてそういう撮影の仕方を始めたい気持ちもあるが、それならまずは単焦点から入って基本をしっかり身につけるべきかしら。そして、いつものお散歩撮影スタイルには、やっぱり便利レンズが必要、ということなんだろうな。ちなみにFX用の便利レンズ28-300mmは800g。重いけど、その重さのを2本持って歩くよりはねえ・・・F値は3.5-5.6で、今持っている望遠レンズと比べて悪くないし。でも、やっぱり、面白味には欠けるんだろうな。あのF2.8を知ってしまった今は、それに匹敵するレンズを何か一つ持たないと、撮影そのものを楽しめなくなってしまいそうな気がする・・・と悩みはさらにスパイラル。
仕事を終えてこれは帰りの撮影。

いつもと違ってこのあとの授業のために急いで移動する必要がないので、ちょっとゆっくり撮影を楽しんだ。もう少し後ろをぼかしたかったなあ・・・後ろの池がきらきらしているのを撮りたかったのだけど、望遠300mmでは絞り開放でもF値は5.6。これが限界なのよね。

植物のズームは楽しかった。



鳥さんたちのズームも。動くものを相手にすると撮影が下手なのが顕わになるけど、楽しかった。もう少し暖かくなったら、撮影の練習に鳥さんたちに相手してもらうことにしよう。



この日も寒かった。こんなに明るいのに、手が悴んだ。

いつも鵜がいるあの木の下には・・・

鵜の横にエジプト雁たちがいた。どうもここ数年でエジプト雁の数が多くなったなあ。

これは一週間前にも撮った植物ね・・・この一週間はずっと気温が低くて、あまり育たなかったようね。でも、カメラとレンズでずいぶん雰囲気が違って見えるわねえ。こちらの方が新芽の柔らかさが出てるわね。

皆様はどちらがお好みでした?前半のDXカメラD50の写真?それとも後半のFXカメラD600の写真?いや、もちろん、レンズも違うのだけど、それはさておき。DXとFXの違いを知らない方も、写真の印象では、どちらがお好みでした?