マハムディア [ルーマニア・ドブロジャ地方・観光編]
聖ゲオルゲ川の河畔に沿った道を東へ東へ辿ってきたが、マハムディアという町で行き止まり。この町の名前から、ここの文化の複雑さが垣間見られる。
↑この人々は観光客。これからボートくだりを楽しむのだろう。
Google Map上でも位置がどうもハッキリしないほど小さいこの町にはホテルもあって、こんな遊歩道もある。
でも、町自体はこんなところ。質素で半分崩れたような家が非常に多かった。
野良さんも。
ドブロジャ地方は野良犬が非常に多かった。
ここから黒海までは船でしか行けない。いつか行ってみたいなあ。
足元にはカモミール。
対岸には・・・あれは何かしら。
鳥さんたちがにぎやかだった。
これでドナウ・デルタとはお別れ。いつかまたゆっくり来られますように。
そしてめぎたちは南下。
つづく。
ラズィン湖の近く [ルーマニア・ドブロジャ地方・観光編]
ドナウ・デルタ地帯を後に南下し始めためぎたち。牧草地や畑が多くなった。
馬で干し草を運ぶ人がいたり。
牧歌的な風景が広がってきたり。
黒海か?と思ったけど、それはまだ。これは黒海沿岸のラズィン湖。
湖の近くには小麦(?)畑。
その傍らのこの紫の花、綺麗♪
小麦も美しいなあ。
その他、道端の花。
この辺り、ロシア語でも地名が書かれていた。ロシア系の民族が多い地域なのだろう。
ヒストリア [ルーマニア・ドブロジャ地方・観光編]
この地図は、ルーマニアの黒海沿岸、ドブロジャ地方。
ドナウ河が大きく二つの分かれるところが、左上のトゥルチャ。めぎが船のホテルに泊まったところだ。そこから分かれた川のうち、下の川が聖ゲオルゲ河。その上は、中央横に走っているスリナ河を含め広大なドナウ・デルタ地帯。何度も同じことを書くけど、東京都の2倍もの広さがあるのだが、そこは湿原だから町が建設されず、自然がそのまま残ってきた。先日までめぎがドライブしていたのは、下の川のくるっとカーブしている辺りまで。2つの河の最終地点は右側の黒海。
その後南下し、大きな潟の下の方に位置するヒストリアというところへ。
そこには、こんな観光地化したスポットが。
ヒストリアは紀元前7世紀から紀元後7世紀までギリシアそしてローマの支配下で栄えた町なのだとか。その遺跡がこちら。
ここはテルメの跡。
このドアの奥にはどんな人が住んでいたのかしら。
かつては栄えた町も、今は野草でいっぱい。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・たけき者もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ・・・
この平家物語の冒頭は、めぎがうちのドイツ人と共有できないものの一つ。彼は彼で、ラテン語の一節などはめぎとは共有できない。お互いその内容を説明はできるのだけど、この言葉の美しさやその言葉から沸き上がる感情まではけっして共有できない。自分の中の似たようなものに結びつけて想像するだけだ。
共有できるのは、こういうものを見つけた喜びと・・・
花の美しさや儚さなど。
そんなことを思いながら古の人々に思いを馳せていたら、古代人が蘇ってきた!?
・・・なんてことはもちろんないが、彼らはどこから何を運んできたのかしら・・・
行ってみましょ。続きは明日。
♪ おまけ ♪
ここにいたコウノトリさんたち。