ユースト島のフィッシュ・レストラン [フリース諸島]
お昼寝から目が覚めたら7時過ぎ。雨が上がっていた。
向こうに見える灯台の右の建物が、目指すレストラン。
こういう空の色、大好き。
鳥さんが道案内してくれているみたい・・・
・・・と思ったら、目の前を何かがさーっと横切った。
ウサギがぴょんぴょん。慌ててよける鳥さん。
他の鳥たちもびっくりして大騒ぎ。
でも、どうしてそんなに急いでいたんでしょ?
ウサちゃんも、この空の美しさに興奮したのかな。
さて、北海まで来たからには魚が食べたいめぎ。ユースト島にはお洒落なフィッシュ・レストランがいっぱいあるのだけど、目指すレストランは船着き場のすぐ目の前のここ。
中はにぎやかな雰囲気。
ちょっと神棚みたい。
ここに来たのは、これがあったから♪
生牡蠣が美味しくて、毎晩ここへ通っためぎたち。その他にも、ムール貝のガーリック炒めや鯡の塩漬けのマリネ等々色々美味しかったけど、生牡蠣以外に一押しするのはこの魚スープ。たっぷり4人前くらい入った一人前。
デザートには、ローテグリュツェ(Rote Grütze)というベリー系の実を煮てとろみをつけたものにバニラクリームをかけた簡単なものを。こうして見るとくどそうだけど、とてもさっぱりとしていた。
帰りも徒歩30分。満月が美しかった。これは、春分の日を過ぎて最初の満月。つまり、もうすぐイースター。この満月はなんだかいつもより明るく光り輝いていて、動物たちが一晩中落ち着かないようだった。
ユースト島の話はまだまだ続く。でも、明日はちょっと一休みしてデュッセルの様子をお伝えする予定。
島の探検 [フリース諸島]
ユースト島二日目は、快晴。
西の果てまでずーっとずーっと続いている道。果ての砂丘に出るまで5キロくらいかしら。
ここは自然保護区域で、道のあるところ以外立ち入り禁止。だから、野鳥さんがいっぱい。
そして、先日ご紹介したように車も禁止だから、たまに見かけるのはこんな乗り物だけ。
この辺りは沢や干潟や砂丘が入り乱れていて、生えている植物で目を惹くのはSanddorn(ザントドルン)=茱萸の去年の実の干からびたのと・・・
Hagebutte(ハーゲブッテ)=野バラの去年の実と新芽。
左側(南側)にはずっとWattenmeer(干潟)が広がっていて、やはり立ち入り禁止。
たまに北側の海へ抜ける道がついていた。
砂丘の上に生えている植物。
ここは相当風が強いんですねえ。
南側の遊歩道は自転車がよく通るので、北側の砂浜を歩いて端っこまで行くことにしましょ。
どこまでも続く砂浜 [フリース諸島]
島の北側の砂浜を西へ西へ4キロくらい歩いたかしら。写真の左に見えている砂丘の突端まで。
こんな貝殻が落ちていたり。
こんな船が沖に見えたり。
ようやく4キロ歩ききって、島の西端までやってきた。
この端っこからさらに西へ果てしない砂丘が続く。歩いても歩いても海が見えない・・・
↑ここから西端を振り返ったところ。
しばらく歩くと海なのか浜なのかよく分からない雰囲気に。
振り返ると西端が見えなくなってきたのに・・・
でも、まだまだ海は遠く。
砂の中には貝殻が埋まって固まっていたり・・・
波が引いた跡が固まっていたり。
そんなところに足跡をつけていく。
西端から砂に足をとられながら歩くこと1時間、だいたい4キロ程度でようやく海岸に。
振り返ると、西端がほとんど見えなくなっていた。右側にうっすら平坦なのが見えます?