SSブログ

一周忌 [文化の違い]

12月26日は、義母の亡くなった日。クリスマスに逝くなんて、信仰厚かった義母らしいな。(ドイツは12月26日もクリスマスの祝日)
DSC_9320_001.JPG


一周忌と言っても、ドイツのプロテスタントのキリスト教では特に何も儀式などは無い。ただ、あれから一年経ったんだなあって思うだけ。
DSC_9411_001.JPG


今日ご紹介している写真は、生前義母がクリスマスプレゼントに少しずつめぎ家に送ってくれていた彼女の古い飾り。(黒い人形はめぎが自分で買ったもので、雪だるまの飾りは叔母にもらったもの。)
DSC_9407_001.JPG


ヘビースモーカーだった彼女の姿を思い出す煙を吐く人形。これはめぎのお気に入りで、クリスマスが終わっても仕舞わずに飾り戸棚に飾っている。
DSC_9409_001.JPG


これもお気に入りで仕舞わずに飾っているのだが、ドイツ東部のザイフェンの教会。飾りは皆、その辺りのエルツ山地で作られている工芸品で、20年ほど前、義母を初めて訪ねて行ったときに彼女のパートナーも一緒にザイフェンを訪ねたのだった。
DSC_9406_001.JPG


そこで聖家族を買い、それからこの人形シリーズ集めがスタートしたのだ。
DSC_9421_001.JPG


その下に敷いている義母が生前作ってくれたクリスマス用クロスを大写し。これを作ってくれた人はもういない…
DSC_9420_001.JPG


ザイフェンではこういう形の飾りもたくさん見かけた。
DSC_0582_001.JPG


これも義母が生前送ってくれたもので、並列つなぎの電気がつかなくなっていたのをうちのドイツ人が直してくれて、めぎの部屋の窓辺を飾っている。
DSC_0214_001.JPG


モチーフはドレスデンのクリスマスマーケット。
DSC_0181_001.JPG
DSC_0178_001.JPG
DSC_0189_001.JPG


オルゴールで、真ん中が回るようになっている。
DSC_0203_001.JPG


夜になると素敵。
DSC_0222_001.JPG


人が亡くなるというのは本当に寂しいこと。その人が愛した物だけが残り、いつしかその物さえも忘れられ、下手すると処分されてしまう。12月29日に誕生日だった義父ももういなくなって13年だし、12月23日に誕生日だった義父の3人目の奥さんももういない。従って、その時期にクリスマスプレゼントに加えて誕生日プレゼントも考えなければならなかった慌ただしさももう存在しない。それでも世界は再び光が復活し、春へと動いていく。人生って無情だな。でも、だからこそ尊いのね。
nice!(26)  コメント(9)