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クリッペを飾る [文化の違い]

生まれた~!
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…というのを祝うのがクリスマス。厩の中で生まれたキリストの誕生を見守っていたのは厩の中の動物たちとせいぜいその世話をする人々で、天使がラッパを吹いてそれを世の中に知らしめ…
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それを聞いた三賢者が貢物を持って出発する。
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キリストの元に到着するのは1月6日で、その日までがクリスマス。これから約2週間もクリスマス期間。
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このキリスト生誕劇を模した人形シリーズはクリッペと言い、ドイツ東部にあるエルツ山地の工芸品。ザイフェンという村で約20年前に聖家族を購入し、それから毎年うちのドイツ人がクリスマスに人形をプレゼントしてくれて、ここまでになった。
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毎年新たなシリーズが追加されるので、ずっとプレゼントできるのだという。例えばこんなのや・・・
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こんなのや…
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こんなの。
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ちなみに、クリッペの下に敷いてあるクリスマス用クロスは、生前義母が刺繍してプレゼントしてくれたもの。

今年はツリーを買うのをやめたので、その代わりに盛大に飾りを出した。クリッペシリーズ以外の飾りはまたそのうちにご紹介するつもり。それらをこれから1月6日までこのまま飾り続ける。聞く音楽は「きよしこの夜」ではなくバッハの「クリスマス・オラトリオ」。一年に一度、日本の除夜の鐘みたいに厳かな気分になる瞬間。



ドイツで過ごすクリスマス、いつもクリスマスのストレスを避けて旅行に出かけていたので久々だが、なかなかいい。
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