温泉宿一つ目 [2023年夏 日本]
今日は一年前、2023年夏の日本旅行のお話を。
約2週間の滞在中の仕事の期間と家族との期間を終了し、最後の友人たちとの期間に突入しためぎの日本滞在。その一泊目は箱根塔ノ沢の環翠楼。ホームページはこちら。
めぎにとって箱根の温泉は凄く大事な思い出の場所。まず、昔々東京に住み始めた頃、当時勤めていた会社の同期の女の子たちと一緒に泊まりに来た思い出の場所。その時の滞在ははつはなだった。彼女たちとは今でも交流がある。次に、母と妹と3人で泊まりに行った懐かしい場所。そのときの滞在は玉庭だった。それから、2度目の大学時代の友人と紫雲荘にも泊まったことがある。別の面子でもう一か所どこか行ったのだが、その場所は思い出せない。その後、ドイツに来て一年目が過ぎる頃、このままドイツに残るか日本に帰るか悩み、一人で2泊してゆっくりとどうしたいか考えた場所が強羅環翠楼。当時は極貧だったのに自分のために大枚をはたいてそこに泊まって、自分と静かに対話をしたのだった。その強羅環翠楼にはその後うちのドイツ人と年末と梅雨の時期に2回訪れ、一人でも1度、さらに妹とも1度訪れている。だから、環翠楼と言えばめぎにとっては強羅環翠楼なのだが、そこは今回見送った。部屋食じゃなくなってしまっていたからだ。めぎにとって温泉旅館は、古い木造の建物であることと並んで大事なポイントは部屋食なのだ。それで、部屋食が叶う塔ノ沢の環翠楼を選んだのである。
和宮さまが泊まったところに一度泊まってみたかったしね。
中は本当に昔のまま。
木々に囲まれた風情が素敵。
古いステンドグラスもあるし。
昔はこういうところでみんなが一緒に使ったのね。
今は各部屋に洗面所があるからもう使われていなくて、ただのオーナメントになっているようだった。
そういうのを全て改築してしまうのは簡単だ。その方がもっとたくさんの部屋を作れて、儲かるのかもしれない。でも、こういう無駄をそのままにして、博物館のようになっている宿ってめぎは好きなのだ。本当にタイムスリップした気分になれるし、この維持費のためにめぎの宿代が使われるのだと思えば高くても喜んで払えるから。清潔で快適だけど風情良さげに作った新しい建物の裏には、がっぽり儲けている誰かがいるはずで、その人たちにめぎはお金を支払いたくないのだ。
とは言え結構なお値段なのだが、この頃から円安が始まり、めぎはずいぶん助かった。この当時は1ユーロが155~158円ぐらいで、以前の130円ぐらいだった頃と比べてすっごくお得になった気がした。一年後の今はさらに円安が進んでて、1ユーロが175円ぐらいにまでなり、その後165~168円ぐらいになっている。今年日本に行った方がよかったかもね。
まずはここで一泊。嬉しいな。
続く。
約2週間の滞在中の仕事の期間と家族との期間を終了し、最後の友人たちとの期間に突入しためぎの日本滞在。その一泊目は箱根塔ノ沢の環翠楼。ホームページはこちら。
めぎにとって箱根の温泉は凄く大事な思い出の場所。まず、昔々東京に住み始めた頃、当時勤めていた会社の同期の女の子たちと一緒に泊まりに来た思い出の場所。その時の滞在ははつはなだった。彼女たちとは今でも交流がある。次に、母と妹と3人で泊まりに行った懐かしい場所。そのときの滞在は玉庭だった。それから、2度目の大学時代の友人と紫雲荘にも泊まったことがある。別の面子でもう一か所どこか行ったのだが、その場所は思い出せない。その後、ドイツに来て一年目が過ぎる頃、このままドイツに残るか日本に帰るか悩み、一人で2泊してゆっくりとどうしたいか考えた場所が強羅環翠楼。当時は極貧だったのに自分のために大枚をはたいてそこに泊まって、自分と静かに対話をしたのだった。その強羅環翠楼にはその後うちのドイツ人と年末と梅雨の時期に2回訪れ、一人でも1度、さらに妹とも1度訪れている。だから、環翠楼と言えばめぎにとっては強羅環翠楼なのだが、そこは今回見送った。部屋食じゃなくなってしまっていたからだ。めぎにとって温泉旅館は、古い木造の建物であることと並んで大事なポイントは部屋食なのだ。それで、部屋食が叶う塔ノ沢の環翠楼を選んだのである。
和宮さまが泊まったところに一度泊まってみたかったしね。
中は本当に昔のまま。
木々に囲まれた風情が素敵。
古いステンドグラスもあるし。
昔はこういうところでみんなが一緒に使ったのね。
今は各部屋に洗面所があるからもう使われていなくて、ただのオーナメントになっているようだった。
そういうのを全て改築してしまうのは簡単だ。その方がもっとたくさんの部屋を作れて、儲かるのかもしれない。でも、こういう無駄をそのままにして、博物館のようになっている宿ってめぎは好きなのだ。本当にタイムスリップした気分になれるし、この維持費のためにめぎの宿代が使われるのだと思えば高くても喜んで払えるから。清潔で快適だけど風情良さげに作った新しい建物の裏には、がっぽり儲けている誰かがいるはずで、その人たちにめぎはお金を支払いたくないのだ。
とは言え結構なお値段なのだが、この頃から円安が始まり、めぎはずいぶん助かった。この当時は1ユーロが155~158円ぐらいで、以前の130円ぐらいだった頃と比べてすっごくお得になった気がした。一年後の今はさらに円安が進んでて、1ユーロが175円ぐらいにまでなり、その後165~168円ぐらいになっている。今年日本に行った方がよかったかもね。
まずはここで一泊。嬉しいな。
続く。