最近の車事情と熱供給事情 [小さな出来事]
ここはめぎ家近くのLoretto通り。あ、昔のフィアットだ~とパチリ。Fiat Nuova 500というのだと思う。チンクエチェントね。イタリア語を勉強するようになって10か月ほど経ち、Nuovaもチンクエチェントも意味がすぐに分かり、なんだか嬉しい。まあ10か月も勉強していると言ってもまだそんなレベルなんだけど。
↑たまたまその前に今のフィアットが駐車してた。同じフィアットだけど、大きさが全然違う。昔の車ってホント小さかったわね。今のフィアットって、昔の普通車以上の大きさかも。
カッコよく撮りたいんだけど、どうもうまく撮れないんだよなぁ…
Loretto通りからまっすぐ行くと、Jürgensplatz(ユルゲンスプラッツ)と言う通りに出る。プラッツは広場と言う意味だが、ここは広めの通り。そこに、電気自動車の充電所がある。
充電所は今やデュッセルドルフなら各通り両側にあると言ってもいいほど増えた。長い通りなら一条一丁ごとに存在する。増えたなあという印象だ。めぎの同僚の一人がこの夏レンタカーを電気自動車にしたが、一度の充電で4時間以上走れるという。4時間で着く場所に行くなら、もう電気自動車でもOKになったのね。こうやってどんどん電気自動車が増えていくんだろうな。
ドイツの新車販売台数における電気自動車はもう30%を超えているそうだが、ドイツは新車で車を買う人が少ないし、一度買うと長年(10年以上、壊れなければ20年以上)乗り続けるのがドイツ人なので、電気自動車はまだまだかなりの少数派だ。とは言え、新しく車を買おうと思ったら今時電気自動車を検討しない人はいない。最近のニュースとしては、中国産の電気自動車に思いっきり関税が高くかけられることとなり、ベンツやテスラなど買えない庶民には結局まだまだ高根の花になるということだ。めぎ家は、新車購入16年を過ぎた今もどこも故障せず元気いっぱいなガソリン車を多分うちのドイツ人が運転できなくなるまで使い続け、それでめぎ家の車人生が終わるのではと思っている。めぎは免許を持っていないので自分用に買う予定はない。
それから、最近めぎ家のある地域ではFernwärmeの工事中。Fernwärmeとは、Wikipediaによると「地域熱供給」と訳すようだ。地域のどこかで作られた熱がパイプラインで供給される仕組みである。デュッセルドルフには地熱はないので、この熱源は発電である。電気として運ばれて各家庭で暖房と温水にするより、発電所から熱エネルギーとして供給した方が環境に優しいらしい。
↑これ、めぎ家の前の道路でも一年以上かけて敷かれたのだが、道路から建物の中に引き込むのは建物のオーナーの決断と仕事である。めぎの建物のオーナーはその工事をしないので、めぎ家は使えない。そう書くと、うちのオーナーは反エコなのかという議論になるが、現実はそういう問題ではない。建物全体を一つのボイラーで賄う暖房システムならサクッとパイプラインに替えられるのだろうが、めぎ家のアパートは各家庭個別にボイラーがあって、それも全部地下室とかじゃなくてそれぞれの家にあったり天井裏にあったりとまちまちなのだ。それを建物全体の集中暖房にするような大掛かりな工事を行うには建物自体が古すぎて無理で、建て替え工事が必要となる。オーナーは歳なのでそんなつもりは全く無いし、住民の我々もそんなことで追い出されたくはないので、結局昔ながらのガスボイラーの暖房や電気でお湯を沸かすシャワーを使わざるを得ない。まあこんな感じで、古い100年ものの家がごまんとあるドイツの場合、全てをエコにするのにも限度がある。このように、エコって車も暖房も一筋縄ではいかないのだ。ただ、車はめぎ家に最後まで選択権がありそうだが、アパートに関してはオーナーが亡くなったらどうなるのかなあ…とちょっと心配な今日この頃である。
↑たまたまその前に今のフィアットが駐車してた。同じフィアットだけど、大きさが全然違う。昔の車ってホント小さかったわね。今のフィアットって、昔の普通車以上の大きさかも。
カッコよく撮りたいんだけど、どうもうまく撮れないんだよなぁ…
Loretto通りからまっすぐ行くと、Jürgensplatz(ユルゲンスプラッツ)と言う通りに出る。プラッツは広場と言う意味だが、ここは広めの通り。そこに、電気自動車の充電所がある。
充電所は今やデュッセルドルフなら各通り両側にあると言ってもいいほど増えた。長い通りなら一条一丁ごとに存在する。増えたなあという印象だ。めぎの同僚の一人がこの夏レンタカーを電気自動車にしたが、一度の充電で4時間以上走れるという。4時間で着く場所に行くなら、もう電気自動車でもOKになったのね。こうやってどんどん電気自動車が増えていくんだろうな。
ドイツの新車販売台数における電気自動車はもう30%を超えているそうだが、ドイツは新車で車を買う人が少ないし、一度買うと長年(10年以上、壊れなければ20年以上)乗り続けるのがドイツ人なので、電気自動車はまだまだかなりの少数派だ。とは言え、新しく車を買おうと思ったら今時電気自動車を検討しない人はいない。最近のニュースとしては、中国産の電気自動車に思いっきり関税が高くかけられることとなり、ベンツやテスラなど買えない庶民には結局まだまだ高根の花になるということだ。めぎ家は、新車購入16年を過ぎた今もどこも故障せず元気いっぱいなガソリン車を多分うちのドイツ人が運転できなくなるまで使い続け、それでめぎ家の車人生が終わるのではと思っている。めぎは免許を持っていないので自分用に買う予定はない。
それから、最近めぎ家のある地域ではFernwärmeの工事中。Fernwärmeとは、Wikipediaによると「地域熱供給」と訳すようだ。地域のどこかで作られた熱がパイプラインで供給される仕組みである。デュッセルドルフには地熱はないので、この熱源は発電である。電気として運ばれて各家庭で暖房と温水にするより、発電所から熱エネルギーとして供給した方が環境に優しいらしい。
↑これ、めぎ家の前の道路でも一年以上かけて敷かれたのだが、道路から建物の中に引き込むのは建物のオーナーの決断と仕事である。めぎの建物のオーナーはその工事をしないので、めぎ家は使えない。そう書くと、うちのオーナーは反エコなのかという議論になるが、現実はそういう問題ではない。建物全体を一つのボイラーで賄う暖房システムならサクッとパイプラインに替えられるのだろうが、めぎ家のアパートは各家庭個別にボイラーがあって、それも全部地下室とかじゃなくてそれぞれの家にあったり天井裏にあったりとまちまちなのだ。それを建物全体の集中暖房にするような大掛かりな工事を行うには建物自体が古すぎて無理で、建て替え工事が必要となる。オーナーは歳なのでそんなつもりは全く無いし、住民の我々もそんなことで追い出されたくはないので、結局昔ながらのガスボイラーの暖房や電気でお湯を沸かすシャワーを使わざるを得ない。まあこんな感じで、古い100年ものの家がごまんとあるドイツの場合、全てをエコにするのにも限度がある。このように、エコって車も暖房も一筋縄ではいかないのだ。ただ、車はめぎ家に最後まで選択権がありそうだが、アパートに関してはオーナーが亡くなったらどうなるのかなあ…とちょっと心配な今日この頃である。