6公演目:千秋楽~ドミンゴのザルツブルク50周年記念ガラ~ [2024年5月 ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭]
今日は2024年5月のザルツブルク音楽祭のお話を。
5月の聖霊降臨祭の音楽祭もとうとう千秋楽。
最後の公演は、ドミンゴとその仲間たちのガラコンサート。ガラコンサートだからいつもに増して華やか。ドミンゴがザルツブルク音楽祭にデビューして50周年だそうで、それを記念した催しで、さらに華やか。ここまでのモーツァルトをテーマとした演目と全く異なり、曲目はイタリア物ばかり。あ、いや、厳密に言えばビゼーとかチャイコフスキーとかのオペラも入っているのだが、基本はヴェルディ、ヴェルディ、ヴェルディ、たまにロッシーニやドニゼッティなど。
そんなわけで、聴衆は今まで最もゴージャスなお召し物だったし、カメラマンも複数。純粋に音楽が好きな輩ばかりではなく、ここに来ることにステイタスがあるために来ている人たちも多い。モーツァルトが好きな人たちとはかなり雰囲気の違うイタリア物が好きな人たち、それもガラコンサートといういわば語弊を恐れず喩えるならサーカスのようなものが好きな人たちが来ているという意味で、ここまでと全く雰囲気が異なった。
意外とチケットの残席のある聖霊降臨祭音楽祭の中、このコンサートだけはずっと前から売り切れだったし、中は舞台袖にも臨時席が設けられていたし、そこに昔の写真が映し出されてて、熱気むんむん。
この日、クールピクスAも持ってきていたのだが、これしか写真を撮っていない。今見るとやっぱりこちらの方がしゃっきり写ってて、こっちで撮っておけばよかったなあって思う。でももうこのときは、ここまでいっぱい撮ったし、スマホでいいやという気分だったのだ。
出演者と曲目についてはとても書ききれないのでこちらを参照されたい。出演者の中でドミンゴ以外に一人だけ名を挙げるとすると、自らも歌い、司会も務めたRolando Villazónかな。この人、とても有名なオペラ歌手なのに、なぜかWikipediaで日本語がない。仕方がないので英語のこちらをどうぞ。映像は2022年2月のザルツブルク、彼の50歳の誕生祝のガラ・チャリティコンサート。ドミンゴが指揮をしている。メキシコシティ生まれで、かなりのムードメーカーで、今回のコンサートでは英語で司会をして大いに盛り上げていた。
このRolando Villazónは若かりし頃、2005年にザルツブルク音楽祭でこれまた若かりし頃のネトレプコと「椿姫」で共演している。それは一見の価値があると思うので、ここに張り付けておく。この頃のネトレプコってホント素晴らしかったわねぇ…
めぎは10年前、初めてザルツブルクに来た時の夏の音楽祭でドミンゴのザルツブルク40周年のガラコンサートを見ている。そのときもこのRolando Villazónが出ていた。あれから10年経ったのか…と思うと、めぎも感慨深い。めぎのザルツブルク詣でももう10年目なのだ。毎年平均して15公演ぐらい見ているので、ザルツブルクだけで150公演も見たということになる。この蓄積が、今のめぎ。
この公演だけは幕間休憩に恩師夫妻と合流。というのは、打ち上げにと軽食とスパークリングワインを予約しておいたから。このロゼのスパークリングワインは、その直前に買った新聞にオーストリアの家族経営のワイン農家からザルツブルク音楽祭の公式スパークリングワインに選ばれたという話が載ってて、ああこれか~と味わっていただいた。このオープンサンドもとても美味しかった。一つ食べきれずに持ち帰ったのだが、それはめぎが次の日の朝食として頂いた。それがまた、一日経っても美味しかった。
さて、肝心のドミンゴだが、もちろんもはやテノールではないし選曲も上手くやっているのだが、83歳なのに未だ素晴らしい声量。まだまだとても元気そうだったし、10年後もあるといいな。彼は60周年と言わず51周年もやりたいなんて言って聴衆を沸かせてたけど、ホント彼の声に限っては1年1年が貴重だよね。これは最後のカーテンコール。これを見るとああやっぱりクールピクスでも撮っておけば良かったな…と思うが、スマホではここまで望遠ができるのでこれで撮ってしまった。クールピクスAのAPS-Cセンサーと単焦点18㎜で撮っておいた方が、トリミングしてももっとクッキリ写っていたことだろう。
聴衆は当然のことながらドミンゴファンばかりで、待ってましたと総立ちでブラボーブラボーの嵐だったし、最後のアンコールのところではもうみんな録画してた…
これはYouTubeに載ってたその録画の一つ。まあドミンゴの50周年だしアンコールなんだから、硬いこと言わずにいいんじゃない?という状況。
何はともあれ、和やかで楽しく盛り上がったガラコンサートで締めくくり、やっぱりドミンゴは別格だね~と恩師夫妻も大満足。ああよかった。
5月の聖霊降臨祭の音楽祭もとうとう千秋楽。
最後の公演は、ドミンゴとその仲間たちのガラコンサート。ガラコンサートだからいつもに増して華やか。ドミンゴがザルツブルク音楽祭にデビューして50周年だそうで、それを記念した催しで、さらに華やか。ここまでのモーツァルトをテーマとした演目と全く異なり、曲目はイタリア物ばかり。あ、いや、厳密に言えばビゼーとかチャイコフスキーとかのオペラも入っているのだが、基本はヴェルディ、ヴェルディ、ヴェルディ、たまにロッシーニやドニゼッティなど。
そんなわけで、聴衆は今まで最もゴージャスなお召し物だったし、カメラマンも複数。純粋に音楽が好きな輩ばかりではなく、ここに来ることにステイタスがあるために来ている人たちも多い。モーツァルトが好きな人たちとはかなり雰囲気の違うイタリア物が好きな人たち、それもガラコンサートといういわば語弊を恐れず喩えるならサーカスのようなものが好きな人たちが来ているという意味で、ここまでと全く雰囲気が異なった。
意外とチケットの残席のある聖霊降臨祭音楽祭の中、このコンサートだけはずっと前から売り切れだったし、中は舞台袖にも臨時席が設けられていたし、そこに昔の写真が映し出されてて、熱気むんむん。
この日、クールピクスAも持ってきていたのだが、これしか写真を撮っていない。今見るとやっぱりこちらの方がしゃっきり写ってて、こっちで撮っておけばよかったなあって思う。でももうこのときは、ここまでいっぱい撮ったし、スマホでいいやという気分だったのだ。
出演者と曲目についてはとても書ききれないのでこちらを参照されたい。出演者の中でドミンゴ以外に一人だけ名を挙げるとすると、自らも歌い、司会も務めたRolando Villazónかな。この人、とても有名なオペラ歌手なのに、なぜかWikipediaで日本語がない。仕方がないので英語のこちらをどうぞ。映像は2022年2月のザルツブルク、彼の50歳の誕生祝のガラ・チャリティコンサート。ドミンゴが指揮をしている。メキシコシティ生まれで、かなりのムードメーカーで、今回のコンサートでは英語で司会をして大いに盛り上げていた。
このRolando Villazónは若かりし頃、2005年にザルツブルク音楽祭でこれまた若かりし頃のネトレプコと「椿姫」で共演している。それは一見の価値があると思うので、ここに張り付けておく。この頃のネトレプコってホント素晴らしかったわねぇ…
めぎは10年前、初めてザルツブルクに来た時の夏の音楽祭でドミンゴのザルツブルク40周年のガラコンサートを見ている。そのときもこのRolando Villazónが出ていた。あれから10年経ったのか…と思うと、めぎも感慨深い。めぎのザルツブルク詣でももう10年目なのだ。毎年平均して15公演ぐらい見ているので、ザルツブルクだけで150公演も見たということになる。この蓄積が、今のめぎ。
この公演だけは幕間休憩に恩師夫妻と合流。というのは、打ち上げにと軽食とスパークリングワインを予約しておいたから。このロゼのスパークリングワインは、その直前に買った新聞にオーストリアの家族経営のワイン農家からザルツブルク音楽祭の公式スパークリングワインに選ばれたという話が載ってて、ああこれか~と味わっていただいた。このオープンサンドもとても美味しかった。一つ食べきれずに持ち帰ったのだが、それはめぎが次の日の朝食として頂いた。それがまた、一日経っても美味しかった。
さて、肝心のドミンゴだが、もちろんもはやテノールではないし選曲も上手くやっているのだが、83歳なのに未だ素晴らしい声量。まだまだとても元気そうだったし、10年後もあるといいな。彼は60周年と言わず51周年もやりたいなんて言って聴衆を沸かせてたけど、ホント彼の声に限っては1年1年が貴重だよね。これは最後のカーテンコール。これを見るとああやっぱりクールピクスでも撮っておけば良かったな…と思うが、スマホではここまで望遠ができるのでこれで撮ってしまった。クールピクスAのAPS-Cセンサーと単焦点18㎜で撮っておいた方が、トリミングしてももっとクッキリ写っていたことだろう。
聴衆は当然のことながらドミンゴファンばかりで、待ってましたと総立ちでブラボーブラボーの嵐だったし、最後のアンコールのところではもうみんな録画してた…
これはYouTubeに載ってたその録画の一つ。まあドミンゴの50周年だしアンコールなんだから、硬いこと言わずにいいんじゃない?という状況。
何はともあれ、和やかで楽しく盛り上がったガラコンサートで締めくくり、やっぱりドミンゴは別格だね~と恩師夫妻も大満足。ああよかった。