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ドルトムントでのコンサート [旅行]

今日はめぎの最近のお話を。

先週のある日、めぎはとても楽しみにしていた小さな一人旅をした。それはドルトムントへの旅。快速で1時間ほど。その日の午後は仕事もなく、年度末の大きな仕事もほぼ終えて、かなりリラックスしての旅。めぎは一か月49ユーロのドイツ・チケット(快速・普通電車・バスでどこにでも行けるチケット)を持っているのだが、それでは2等車までしか乗れないので、1等にアップグレードするチケットを買った。ちなみにそれって1回4.2ユーロ(ライン・ルール地方限定、ノルトライン・ヴェストファーレン州有効のアップデート券は1回11ユーロぐらいするようだ)。
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普通デュッセルドルフからドルトムントへ行くときはRE1かRE6に乗る(REは快速という意味)。↑RE4に乗ったのは、電車が遅れていてこれが先にやってきたから。大回りになるが、確実にドルトムントに着くし、面白いかなと思って。いつも通らないところを回っていくのでとても楽しめた。こんな古い橋も見えたし。
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無事に到着。つい先日このドルトムント駅が新しくなって落成式をやっていたのだけど、失礼ながらフーンという感じ。
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EM(Europa Meisterschaftの略)、つまりサッカーのヨーロッパ選手権が始まる直前で、その準備が整っていた。ドルトムントにはあの香川がいたチームの大きな競技場があるのだ。
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しかしめぎの目的地は競技場ではなくコンサートホール。
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この日ここでコンサートをするのはSWR(南西ドイツ放送交響楽団)とその主任指揮者のクルレンツィス。
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と言ってもクルレンツィスはこのコンサートツアーを持ってSWRの仕事を退任するので、これがお別れコンサート。SWRのお膝元のシュトゥットガルト、フライブルク、それからベルリンを経てこの日はドルトムント、そして後は週末のハンブルクというツアー。チケットは完売だった。
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お別れに選ばれた曲は、ベンジャミン・ブリトンという現代作曲家によるWar Requiem(戦争レクイエム)という曲。ロシアで活躍するクルレンツィスがこれを選んで伝えたかったことは何か、言葉でキッチリ言えよという批評家もいれば、ロシアに拠点を置く自分のオーケストラを守るために何も言わず音楽で表現しているのだという批評家もいる。ヨーロッパの音楽界はもう2年ずっとこれでもめている。前者側の立場に立つホールは彼のコンサートを行わなくなったし(例えばケルンやウィーン)、後者側のザルツブルク音楽祭やハンブルクなどはずっと彼を出演させ続けている。ドルトムントがコンサートを開いてくれたからめぎはこうして行けたのだ。とにかく、このご時世を象徴する重い作品の重い演奏。興味のある方はこちらの2つ目の音声(2つ目の写真)をどうぞ。1つめのところはこのコンサートについての批評(ドイツ語)で、3つめはクルレンツィスのお別れの言葉(彼は英語で話しているが、ドイツ語吹き替えになっている)。ブリトン自身が指揮している映像を貼り付けておく。



終わってからのカーテンコール。左上に写っているのは合唱団。前の赤い子どもたちも合唱団。オーケストラはコントラバスが8人もいるような大編成。
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この日はスマホ。写りはまあまあ。やっぱりクールピクスAを持ってくれば良かったな…↑上と↓下の写真はクリックすると大きく見られるので、よろしかったらどうぞ。
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トリミング。
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週末のハンブルクも新聞に載った批評に寄れば素晴らしい演奏だったようだ。今後はクルレンツィス自身の組織したオーケストラのコンサートが来る時にしか聞けなくなる。たぶん回数が減るんだろうな。でも、それこそ彼のオーケストラだから、もっともっと彼らしい演奏になるのだろうな。残念でもあり、楽しみでもある。
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