3公演目:ハ短調ミサ曲 [2024年5月 ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭]
今日は2024年5月のザルツブルク音楽祭のお話を。
音楽祭2日目、3公演目は昼11時からのコンサート。曲目はモーツァルトのハ短調ミサ曲。出演者などについてはこちら。下の写真は、約1時間の演奏が終わったところ。一度舞台袖に引き上げた指揮者が左側から戻ってきて、舞台上に残っていた歌手やオーケストラに拍手をおくりながら戻ってきたところ。
恩師はモーツァルトのミサ曲を予習しようとして持っているレコードやCDを当たったところ、「戴冠ミサ」はあるけど「ハ短調ミサ」は無かったのだという。めぎの印象では、ドイツやオーストリアではモーツァルトのミサ曲と言えばハ短調の方がメジャーな気がする。特にザルツブルク音楽祭では、ハ短調ミサが毎年必ず演奏されているし、めぎはもう何回目か分からないほど聞いている。これは全然違う場所のだけど、曲の参考に。
先日も書いたが、音楽祭には今回APS-Cセンサーと18㎜単焦点の古いコンデジを持ち込んでいる。それで撮ったのが一枚目と下の写真。こんな風に、講演後は多くの人が写真を撮っていて、大目に見られていて撮りやすい。RAWから現像すると黒潰れも白潰れもせずそこそこの写真になるし…
↑上の写真をトリミングすると、こんなにハッキリ写っている。これがセンサーが大きいことのいい点。このコンデジは手振れに弱いので何枚かボツ写真を撮っていたが、嵌るとすごい。
↑ちなみに今回の歌手の4人の一番左側の人(黄色いネクタイの人)は日本人。平野 和(やすし)というバリトン歌手で、ウィーンのフォルクスオーパーという市民向けのオペラ座の専属歌手を14年間もしていた人のようだ(情報はこちら)。日本ではあまり知られていないようで、恩師も知らなかった。このハ短調ミサでは出番がものすごく少ないのだが、でもいい声で素晴らしく貢献していて、講演後の批評でも讃えられていた。こうやって長くこちらで活躍していた人って、日本では全然有名でなくても、こんな名だたる音楽祭に呼ばれていたりするのよね。
モーツァルト時代の古楽器を使った演奏は素晴らしく、スタンディングオベーションだった。
さて、コンサート後、恩師夫妻も非常に感動してて、このプログラムが欲しいという。プログラムはドイツ語と英語だし有料(一部6~8ユーロぐらい)なので、先生はここまで買わずにいたのだ。あぁもう片付けちゃったかもしれないなぁ…で、一度出たのを中に入り直し、すぐに呼び止めた係員にちょうど片付けているプログラム販売のところに案内してもらって、一部手に入れた。よかった。
それからめぎは恩師夫妻をたった今聞いたばかりのハ短調ミサ曲が初演された聖ペーター教会へお連れした。
この曲についての詳しい情報はこちらをどうぞ。簡単に言うと、ポイントは次の3つ。1.これはモーツァルトのミサ曲としては最後の作曲で、未完。2.父親に自分の結婚と妻の歌手としての力量を認めてほしくて作った作品。3.当時としては珍しく、注文されたのではなく自発的に作曲した作品。
夏のザルツブルク音楽祭ではいつもここでそのハ短調ミサのコンサートが開かれる。ここでモーツァルトも演奏したんだなあと思うと感慨深く聞ける。
小さいけれど贅をつくした教会を見て、恩師もカトリックの権勢を感じたようだった。
それからその教会の裏の有名な墓地を回って、またビアガーデンの生ビールで乾杯。
その後いったんお開きにして、それぞれ宿で一休みし、次の公演前に会うこととした。
音楽祭2日目、3公演目は昼11時からのコンサート。曲目はモーツァルトのハ短調ミサ曲。出演者などについてはこちら。下の写真は、約1時間の演奏が終わったところ。一度舞台袖に引き上げた指揮者が左側から戻ってきて、舞台上に残っていた歌手やオーケストラに拍手をおくりながら戻ってきたところ。
恩師はモーツァルトのミサ曲を予習しようとして持っているレコードやCDを当たったところ、「戴冠ミサ」はあるけど「ハ短調ミサ」は無かったのだという。めぎの印象では、ドイツやオーストリアではモーツァルトのミサ曲と言えばハ短調の方がメジャーな気がする。特にザルツブルク音楽祭では、ハ短調ミサが毎年必ず演奏されているし、めぎはもう何回目か分からないほど聞いている。これは全然違う場所のだけど、曲の参考に。
先日も書いたが、音楽祭には今回APS-Cセンサーと18㎜単焦点の古いコンデジを持ち込んでいる。それで撮ったのが一枚目と下の写真。こんな風に、講演後は多くの人が写真を撮っていて、大目に見られていて撮りやすい。RAWから現像すると黒潰れも白潰れもせずそこそこの写真になるし…
↑上の写真をトリミングすると、こんなにハッキリ写っている。これがセンサーが大きいことのいい点。このコンデジは手振れに弱いので何枚かボツ写真を撮っていたが、嵌るとすごい。
↑ちなみに今回の歌手の4人の一番左側の人(黄色いネクタイの人)は日本人。平野 和(やすし)というバリトン歌手で、ウィーンのフォルクスオーパーという市民向けのオペラ座の専属歌手を14年間もしていた人のようだ(情報はこちら)。日本ではあまり知られていないようで、恩師も知らなかった。このハ短調ミサでは出番がものすごく少ないのだが、でもいい声で素晴らしく貢献していて、講演後の批評でも讃えられていた。こうやって長くこちらで活躍していた人って、日本では全然有名でなくても、こんな名だたる音楽祭に呼ばれていたりするのよね。
モーツァルト時代の古楽器を使った演奏は素晴らしく、スタンディングオベーションだった。
さて、コンサート後、恩師夫妻も非常に感動してて、このプログラムが欲しいという。プログラムはドイツ語と英語だし有料(一部6~8ユーロぐらい)なので、先生はここまで買わずにいたのだ。あぁもう片付けちゃったかもしれないなぁ…で、一度出たのを中に入り直し、すぐに呼び止めた係員にちょうど片付けているプログラム販売のところに案内してもらって、一部手に入れた。よかった。
それからめぎは恩師夫妻をたった今聞いたばかりのハ短調ミサ曲が初演された聖ペーター教会へお連れした。
この曲についての詳しい情報はこちらをどうぞ。簡単に言うと、ポイントは次の3つ。1.これはモーツァルトのミサ曲としては最後の作曲で、未完。2.父親に自分の結婚と妻の歌手としての力量を認めてほしくて作った作品。3.当時としては珍しく、注文されたのではなく自発的に作曲した作品。
夏のザルツブルク音楽祭ではいつもここでそのハ短調ミサのコンサートが開かれる。ここでモーツァルトも演奏したんだなあと思うと感慨深く聞ける。
小さいけれど贅をつくした教会を見て、恩師もカトリックの権勢を感じたようだった。
それからその教会の裏の有名な墓地を回って、またビアガーデンの生ビールで乾杯。
その後いったんお開きにして、それぞれ宿で一休みし、次の公演前に会うこととした。