SSブログ

ヴィサンブールの修道院教会~その2~ [2022年秋 ヴィサンブール]

今日は2022年秋のフランスのヴィサンブールのお話を。前回書いた聖ペーター&聖パウル修道院教会の続き。
DSC_7781_001.JPG


教会をもっとうまく撮れるようになりたいな…ともう15年ぐらいずっと思いながら、ずっと同じ感じで停滞しているめぎ。
DSC_7779_001.JPG


後ろのパイプオルガンは、18世紀中ごろにJohann Friedrich Alffermannという人が製作を開始したが亡くなってしまい、その後Louis Duboisという人が1765年に完成させたというもの。2010~12年に修復されたとのこと。
DSC_7784_001.JPG


こちらのオルガンは1953年のRoethinger製。
DSC_7782_001_01.JPG


このシャンデリアと小さめのオルガンのある空間が綺麗だな、でもこのステンドグラスのバラ窓からはちょうど光が入ってきていなくて残念だな、と思って何となく何枚か撮っていたのだが…
DSC_7792_001.JPG


実はこのバラ窓こそが、ここの教会のステンドグラスの目玉、12世紀の終わり頃に作られた古いものとのこと。
DSC_7793_001.JPG


↑上の小さいのをトリミング。ここまで見えて、高性能のフルサイズセンサーに感謝。
DSC_7793_001b.JPG


これはこちらからの引用。
DSC_7793_001b.JPG


こちらのバラ窓は、入ってきた光が石壁に映って綺麗だなあと思ってこんな風に撮ってあったんだけどね。でも、正面からじゃないけどね。ま、普通に見学して撮ると下から見上げるわけで、特別なレンズを使うか、どこかに登らせてもらって上から撮らせてもらうかしないと、結局のところはWikipediaから引用したようなのは撮れないのよね。遠くから望遠で撮るという手もあるけど、そんないい望遠は持ってないし、離れられるのも限度があったりするしね。
DSC_7791_001.JPG


それから、このフレスコ画の方はたまたまちゃんと、でももちろん下から見上げて撮ってあった。聖クリストファーというらしい。14世紀に描かれたもので、11.5メートルという大きさがフランス最大なのだとか。
DSC_7788_001.JPG


こういう支柱を支えている彫刻も興味深い。13~14世紀の物だという。これを掘った人は、その時何を思っていたんだろう。自分の仕事が教会建築を支えている、というような自負などがあったのだろうか。それとも、そういう自己実現のような考えは、もっと新しいのだろうか。
DSC_7786_001.JPG


ここでの時間、いい時間だった。
DSC_7790_001.JPG
nice!(31)  コメント(7)