SSブログ

ヒヤシンス [文化の違い]

今日はめぎ家のヒヤシンスの写真を見ながら最近のお話を。

ドイツではここのところストライキが相次いでいる。
苗で買ってきたヒヤシンス。赤い蝋燭はクリスマス前のアドヴェントリースについていたもの。
DSC_9402_001.JPG


色々あって全部は把握しきれていないのだが、なんと言っても大きなのは先月から今月にかけての郵便業務のストライキ。今までに2日ずつ2回。15%の給料アップを求めているのだそうで、まだ折り合いがつかず、2月9日からまた3回目、2日間のストライキ。その間、郵便も宅配便も完全ストップ。1回目と2回目の時、ちょうど日本から食料品の入った荷物が送られたところだったので、税関で1週間止まって大いに遅れて届いた…(ま、ストじゃなくてもいつも時間かかるけど。)
少しずつ花が開いていく様子がとても嬉しい。
DSC_9413_001.JPG


そしてこの木・金は、デュッセルドルフのトラム・地下鉄・バスなどのストライキ。48時間、完全ストップ。
このぐらい咲くととても香る。ヒヤシンスって、めぎ的には春を真っ先に感じる花。
DSC_9416_001.JPG


こちらの方は、10.5%の収入アップ、しかも最低500ユーロのアップを求めている。
外でヒヤシンスが咲くのはもう少し先だけどね。
DSC_9424_001.JPG


通勤に使う交通手段がストップなので、めぎはうちのドイツ人をドライバーに抜擢。ちょうどうまく時間があって、ラッキー。そうじゃなければ、早めに行くとか、家が近くの同僚に頼むとか、タクシー利用とか、手段を考えなければならなかったところ。
夜、夕食時の電灯の光でもパチリ。
DSC_5544_001.JPG


さらにストライキは保育園やごみ収集、デパートなどでも。みんな、収入アップを求めて真剣。
ひとしきり楽しみ、少しずつ終わりの時が来た。
DSC_9578_001.JPG


教師に関してはつい最近、小学校の教師の大いなるベースアップが決まったところなので、それ以上に何か大きなことがあるとはあまり想像できないが、この1月のインフレ率が8.7%だったのに対し2023年のベースアップは2.8%だったので、それじゃ足りないとストライキをするのかもしれない。
まだ綺麗に咲いている部分もあるけれど。
DSC_9581_001.JPG


このように、ドイツはストライキが日常茶飯事。自分の権利主張には黙っていない。決まり事にはキッチリ従うが、おかしいと思ったら立ち上がる。それで世の中に迷惑が掛かろうと、お互い様でもあるしどこかが上がると他も上がる可能性も高くなるので、みんな「郵便来なくて電車動かなくて保育園休みでゴミ集めてもらえなくて困ったね~」という意識はあるものの、まあそんなもんだ、と慣れたものだ。
ハイキーでも撮ってみた。
DSC_9589_001.JPG


今回は50mmF2.8のマクロレンズで撮影。近づいて絞ったりしてみたけど、どうも納得いかず。マクロレンズ、やっぱり難しいなぁ…ちゃんと三脚据えてどこを撮るかキッチリ考えるべきなんだろうな。
nice!(32)  コメント(8)